「私のママはどうしたの?」精神疾患に悩む親がいる子を支えるには

誰にでも起こりうる心の病気。子育て中の親の中にも、心に病気を抱えて治療をしながら生活をする人たちがいます。心身ともに健康な親であっても「休みたいときに休めない」「育児に疲れた」と感じる場面があるものですが、精神疾患の症状があればなおさらつらいでしょう。親が懸命に育児をする一方で、生活をともにする子供もまた、親の具合について考えたり、生活について悩んだりすることがあります。子供が安心して生活していくためには、周囲の支援が必要です。

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精神疾患を抱える親と、悩みを抱える子供

子育てをする女性は、すべての人が健康であるとは限りません。見た目は健康に見えても、中には心に病気を抱えながら子育てをしている人がいるでしょう。

筆者自身も、子供のころから母親が統合失調症やパニック障害を抱えており、子供として複雑な気持ちを持つ時期がありました。心の病気は家族以外からは見えにくく、その家庭の中で悩む子供の思いも、なかなか周りの人が気がつくことはできないかもしれません。母親自身も子育てや自分の病気について悩む一方で、子供も親の精神疾患について、心の奥で考えています。

精神疾患を抱える親を持つ子の気持ちとは

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親が精神疾患を抱えて治療をしていることは、子供にとってどのようなものでしょうか。日本赤十字豊田看護大学の長江美代子氏、土田幸子氏が著した論文『精神障がいの親と暮らす子どもの日常生活と成長発達への影響』によると、精神疾患を抱えた親と暮らす子供たちの心には、以下のような思いがあるとされています。

「わからない」

病気の症状であることを知らない子どもたちにとって、妄想や幻覚などの陽性症状と、うつ・意欲減退・無関心・判断力の低下といった陰性症状への対応は困難を極めた。子どもたちは、統合失調症の原因はアルコールや薬物乱用、頭部外傷、ストレス、心理的な問題などが原因と信じていたし、統合失調症からくる親の病的な行動については親の意志による行動と考えていた。 ※1

子供は初めから親の病気について知っているわけではありません。親に出ている精神的な症状による行動には「何か原因があるはず」「原因がなくなれば、行動もなくなるはず」と思い込みます。

何か原因があるならなくしたいと考えますが、それは簡単にわかるものではなく、病気の症状は何かを改善したからすぐに治まるものではありません。「わからない」ということが、子供の頭の中でゴールのない心配を作ってしまうかもしれません。

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