妊婦のインフルエンザは、早めの対応が大切
藤田先生によると、妊婦がインフルエンザにかかってしまった場合、妊娠していない人に比べてインフルエンザに感染した際に重症化するリスクが高くなるそう。具体的には、妊婦が集中治療室での処置が必要になる確率は、妊娠していない人に比べて10倍になることが分かっています。
インフルエンザの重症化を防ぐには、かかってしまったときにはなるべく早く受診し、適切な治療を受けることが必要です。
胎児に感染する可能性は極めて低い
妊娠中の方がインフルエンザにかかった場合でも、胎児に影響することはないそう。ただし、非常にまれな確率で、インフルエンザウイルスが胎盤を通じて胎児に影響を及ぼしたという報告は存在するようです。
- 日本産科婦人科学会「お知らせ」(http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20091109a.html,2017年11月10日最終閲覧)
妊婦がインフルエンザにかかった場合の治療法