「#ベルメゾンプレママ川柳あるある」
妊娠、授乳中のママファッションから子供服やインテリア、雑貨類までそろう通販サイトのベルメゾン。そんなベルメゾンは、Twitterで川柳を募集するキャンペーンを開催。「#ベルメゾンプレママ川柳あるある」とハッシュタグを付けて投稿するこのキャンペーンには、たくさんの応募作品が集まったもようです。
世間では育児川柳なども見かけますが、妊娠中にはまたちがったさまざまなエピソードがありますよね。今回は優秀賞と佳作に選ばれた作品をご紹介します。
子供を持つ筆者もあるある、とうなずいてしまったものばかり。川柳という限られた文字数で表現するには言葉のセンスも必要だと思いますが、とても上手なものばかり。楽しい作品の数々をのぞいてみましょう。
妊娠中のエピソードがぎゅっと詰まった作品
妊娠をすると、つわりなど体調の変化に苦しんだり体重管理で好きなものを食べることができなかったりといった経験をしたママもいるのではないでしょうか。一方、胎動やエコー写真などを通じておなかの赤ちゃんの成長を感じたり、出産に向けて期待や幸福感がふくらんできたりもしますよね。また、そういったいろいろなできごとを通じて母となる実感も育ってくることでしょう。
よせられた川柳には、出産を経験したママならきっと共感できるエピソードが詰まっていました。クスッと笑ってしまうものから共感できる一句まで、作品を優秀賞、佳作の順にご紹介します。
優秀賞
まずは優秀賞の3作品をご紹介します。
妊娠を経験したママでしか分からないような実感のこもった作品です。つわりのこと、体の変化、出産の瞬間など多くのママが「あるある」と納得できるものばかりではないでしょうか。見方を変えれば悩みのもとになりそうなことも、皆さん明るく前向きにとらえていらっしゃるのが素敵です。
「1日で いいから変わって つわりヤダ」
ベルメゾンのママスタッフさんも「共感の嵐」だったというこの作品。つわりの強さは個人差がありますが、普段と違う体調はやっぱりつらいもの。そんな中でも家事に仕事にと頑張るママの切実な一言です。
茶目っ気のある言葉の中にママの本音が見え隠れ。1日でも体験してもらえば、パパにもきっと妊婦のつらさが伝わるはずですよね。
「人生で はじめてすっきり へそのごま」
大きくなっていくおなかは赤ちゃんの成長の証し。とはいえ妊娠線ができたりおへそが出てきたりするのは、ちょっと見たくない現実かもしれません。そんなマイナス面もポジティブに受け止めた一句ですね。
確かに、出てきたからこそおへそのごまを取ってしまうにはいい機会。何ごとも前向きにとらえるのが楽しく妊婦生活を送る秘けつかもしれません。
「今日卒業 お腹の重み 腕の中」
10ヶ月おなかで育んだわが子がとうとう腕の中に。確かな重みにつらかったつわりや陣痛も忘れてしまえる瞬間ですよね。
わが子が生まれた日の感動を思い出して、ベルメゾンのママスタッフさん同様筆者も涙腺崩壊です。
佳作
続いて佳作に選ばれた10作品です。
妊婦健診や食事にまつわるものなど、こちらも経験者にはよくわかるエピソードが満載。あまり大きな声では言えないけれど…という本音も同じ立場ならよくわかる、と思わず同意したくなる作品の数々です。
「雑誌で見る 素敵なプレママ どこにいる?」
本当に、雑誌で見かけるような素敵なプレママにはどうすればなれるのか。自分ばかりでなく周囲でも見かけないとしたら、いったいどこにいるのでしょうか。
ママだって努力はしてるんです。でも現実は理想通りにはいかないものですよね。
「吐きづわり 食べづわりして 10kg増」
つわりのときはしかたないと食べられるものや食べたいものを食べ続け、気がつくと思いがけない結果に…!なんていうことも。身に覚えのあるママもいらっしゃるのではないでしょうか。筆者は心当たりがありすぎます。
しかたないこととはいえ妊娠中に体重の増えすぎは要注意です。ほどほどに、ほどほどに…。
「医者行くと 胎動落ち着く シャイボーイ」
いつもはあんなにおなかを蹴ってくるのに、病院では静かになってしまう。
筆者も経験がありますが、ママの緊張が伝わってしまうのでしょうか。健診結果にはそれで問題がないとしても、お医者様にも元気なところを見てほしいですよね。
「妊娠中 食べていいもの ググる日々」
妊娠中には食べた方が良い食べ物、避けた方が良い食べ物などいろいろあります。食べたいものもありますが、おなかの赤ちゃんのためにしばらくがまん。検索も駆使して乗りきるママたちです。
お寿司が食べたかったというベルメゾンのスタッフさんもいるようで、妊娠中は気を使うことばかりですね。子供が大きくなったら、一緒においしいものを食べに行きましょう!
「スイーツは 検診の後の ご褒美に」
妊娠中とはいえ体重の増えすぎはNG、体重の管理に厳しい病院もありますよね。しかしたまには好きなスイーツだって食べたいもの。
月に1回の健診をご褒美デーにして楽しく乗りきる方法ですね。頑張った後なら少しくらい大目に見てもらえるでしょうか。
「スーパームーン つられて産院 満員に」
韻を踏んだ技ありの一句。
月の満ち欠けと出産に関連性があるか、真偽は定かにはなっていませんが満月の日に産院が満員となったそうです。月のきれいな夜に生まれたお子さんたちは、それだけで天からの祝福を受けて生まれてきたかのようですね。
「絶対に テニスボールは 持って行け!」
いきみ逃がしに効果的と言われるテニスボール。実際に使用された先輩ママからのアドバイスですね。ベルメゾンのスタッフさんからはゴルフボールもおすすめされていました。
本当に効果的だったのがうかがえる一言。アドバイスにはぜひ従いたいものです。
「お腹がね 大きくなるたび 毛濃くなり」
体毛に関する悩みも妊娠中のあるあるですよね。
赤ちゃんの成長と共におなかが大きくなるのは喜ばしい一方、体質・体型の変化には正直戸惑うのが女心。けれどこれも赤ちゃんを育み体を守る自然な現象だと思えば、自分の体をほめてあげたくなりませんか。
「4Dの エコーブレてる 元気な子」
妊娠週数が進むとエコー検査で赤ちゃんの様子を見ることができる病院も。
先生や看護師さんがタイミングをはかってくれてもなかなかうまく撮れないエコー写真。ブレてしまうくらいよく動くのは、それだけ元気な証拠ですね。ちょっぴり残念でもあるけれど、元気な赤ちゃんに喜ぶママの思いが伝わるような一句です。
「健診で お股を隠す エコー画面」
男の子かな?女の子かな?ママがワクワクで健診にいどんでもそこは赤ちゃんのご機嫌次第。
前述している胎動の一句といい、健診で控えめな赤ちゃんは多いようですね。お楽しみは次回へ持ち越しです。
楽しいエピソードに元気をもらって
妊娠中ならではのエピソードを盛り込んだ川柳はいかがでしたか。優秀作品だけあってさすがに皆さん上手に表現されていましたね。応募作の審査中には、大笑いしたり涙ぐんだりしたというベルメゾンのスタッフさんたち。他の作品も見てみたかったです。
筆者は、子供たちが生まれた頃を思い出すきっかけをもらい、イライラ気味の毎日を少し反省できました。元気に生まれてくれたことだけを喜んでいた日もあったんですよね。
妊娠中は悩みを抱えたり不安になったりすることもあるかと思います。また育児中のママは、日々の忙しさに余裕がなくなってくるかもしれません。同じ思いのママの声は、明日への活力源になることも。楽しいエピソードが皆さんのリフレッシュにつながりますように。