自宅で申請書類の作成が完結!
国民年金の第1号被保険者が出産した場合、出産前後の一定期間の国民年金保険料が免除されるという制度があります。
免除を受けるには、申請書類をもらって記入し、提出する必要があります。
通常は、住民登録をしている市(区)役所・町村役場の国民年金を担当する窓口に出向きます。ただ、妊娠中は体調がすぐれなかったり、出産直後は赤ちゃんのお世話に追われて余裕がなかったり…。感染症が心配なご時世でもあり、積極的には外出しづらいかもしれません。
そんな方におすすめなのが、免除の申請書類のウェブ作成。専用のフォーム上にあるいくつかの項目を埋めるだけで、外出することなく簡単に申請書類が完成します。
完成した書類は自宅やコンビニのプリンターで印刷し、最終的には窓口に持参する必要があります。ただ、外出を1回で済ませられ、しかも混雑する窓口で長時間待つ手間が省けるのはうれしいですね。
ウェブ作成の流れ
- 上記の入力フォームへアクセス
- 入力フォーム(画像右側)の指示に沿って「届書(申請書)を提出する日」や「手続きを行う人(窓口に行く人)の情報」などを入力すると、左側の申請書類が自動的にできあがる
- 入力が完了したら「PDFとして保存する」を選択し、利用中の端末に保存
- 自宅のプリンターやコンビニエンスストアのプリントサービスを利用して印刷を行い、窓口へ提出
- 基礎年金番号またはマイナンバー(個人番号)がわかるものを手元に用意し、
ママの基礎年金番号またはマイナンバー(個人番号)や、赤ちゃんの出産予定日(または生年月日)などを入力する欄があるので、確認できる年金手帳やマイナンバーカード、母子手帳を手元に準備することを忘れずに。
また被保険者以外が作成および提出する場合は、押印や委任状などの本人確認書類が必要となることも。詳しくは日本年金機構の公式サイトなどで確認してくださいね。
- 子育てタウン「【産前産後国民年金保険料免除】申請書類がWeb作成できます!」(https://kosodatetown.mamafre.jp/osusume-20-08-02-web-form/,2020年9月24日最終閲覧)
- 日本年金機構「国民年金保険料の産前産後期間の免除制度」(https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20180810.html,2020年9月24日最終閲覧)
- 厚生労働省「国民年金の産前産後期間の保険料免除制度」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193798_00001.html,2020年9月24日最終閲覧)
家計の負担を減らすため、便利な仕組みは活用しよう
産前産後は収入がなく、国民年金保険料の支払いに不安を感じている方もいるかもしれません。産後でも免除の手続きはできますが、産後は子育てで精一杯になりやすく、気づけば申請期限が過ぎていたという事態になりかねません。せっかくの制度なので、忘れてしまう前に手続きを完了させるのがおすすめですよ。