母の日ギフトはどうする?嫁しゅうとめ間におけるギフトの実態調査を発表
楽天株式会社の会員プログラム「楽天ママ割」が、嫁しゅうとめ間におけるギフトの実態調査を実施しました。調査対象は夫の母親、いわゆるしゅうとめを持つ20代から40代のママ300名と、息子とその嫁を持つ50代から70代のしゅうとめである女性300名。 2018年3月17日〜18日に行われたインターネット調査では、たくさんの意見が集まりました。
母の日が近づくと、贈り物に悩む方は少なくないと思います。趣味や好みを知っている実母に比べ、さらに難しいしゅうとめへのプレゼント選び。贈ったものを喜んでもらえればよいのですが、関係によってはそうはいかないこともありますよね。毎年贈らないといけないというのもママを悩ませるポイントかもしれません。
全国のママ、そしてしゅうとめはどのように感じているのか。調査の内容が気になるところです。
今どきのギフト事情とは?
嫁の立場である現役ママと、いわゆるしゅうとめの立場である夫の母親。今どきの嫁しゅうとめ間ではどのようなギフトのやりとりや悩みがあるのでしょうか。
普段はなかなか聞くことのできない他のママやしゅうとめのホンネを調査結果からのぞけるかもしれません。全国から集められた声を嫁しゅうとめそれぞれの立場から紹介します。
しゅうとめへのギフトシーンといえば?
まずは嫁側の立場から。ママたちにシーン別のしゅうとめへの贈り物について尋ねた調査では、贈り物を贈ったことがあるというシーンで最も多かったのが「母の日」(74.7%)という結果になりました。2位以下と15%以上の差をつけ、7割以上のママが贈り物をしているという結果から見ても、母の日は嫁しゅうとめ間でも大きなイベントの一つだと考えられそうです。
また、記念日や年中行事など特別な場面以外でも「日頃のお礼」(34.3%)として贈り物をするという声も。単世帯の家庭が多くなってきている現在、帰省時の手土産なども含めてしゅうとめに会う機会にちょっとした贈り物を用意するというママが増えているのかもしれません。
最も負担に感じるのは…「母の日」の贈り物
続いても嫁側であるママたちへの質問。しゅうとめへの贈り物が負担だと感じることがあるかどうかとの設問に対しては「あまりない」との回答が42.8%と最多になりました。
一方で「よくある」15.5%と「ある」31.8%の回答を合わせると、しゅうとめを持つ4割以上(45.3%)のママが「負担を感じることがある」という結果になっています。
特に、しゅうとめへの贈り物の中でも負担だと感じる1位には「母の日」(57.6%)があがり、次いで「誕生日」(36.8%)、「帰省時の手土産」(21.6%)との意見が続いています。
ママたちが負担だと感じる理由のトップには「予算の決め方が難しい」という声が。しゅうとめへのギフト選びに悩むママたちの本音がかいま見えたのではないでしょうか。
しゅうとめに喜ばれる母の日ギフトは?
では実際に母の日には、嫁しゅうとめ間でどのようなギフトのやりとりがされているのでしょうか。
まずはしゅうとめ側に嫁から贈られてうれしい「母の日の贈り物」を聞くと、1位は「花」(55.3%)、2位は「市販のスイーツ」(37.3%)という結果になりました。続く3位と4位に「感謝の言葉」(26.0%)、「手紙・メッセージ」(20.0%)が入っている結果に。
一方、嫁側からしゅうとめに贈って喜ばれた「母の日の贈り物」では10位に「手紙・メッセージカード」(3.6%)、11位に「感謝の言葉」(3.1%)が入るという結果になっており、嫁しゅうとめ間の意識に大きなギャップがあることが浮き彫りとなりました。
しゅうとめに喜んでもらうには、母の日の贈り物に感謝の一言を添えるのもよさそうですね。
脱「ありきたり」!しゅうとめが求める最新母の日ギフトとは?
母の日ギフトに関する嫁しゅうとめ比較をもう一つ。まずは嫁側であるママが贈ったことがあるギフトを聞くと、上位には「花」、「市販のスイーツ」、「服・ファッション小物」などの定番ギフトが並ぶ結果となりました。
一方で嫁が贈ったことがあるとした割合に比べ、贈られてうれしいと回答したしゅうとめの割合が高かったのが「手作りの食べ物」や「旅行」。 また最近、社会的なニーズが高まり注目されつつある「代行サービス」については、贈ったことのある嫁が0%なのに対して、贈られてうれしいという声は1.7%に。しゅうとめの一部からは需要があることが明らかになりました。
少額でも気持ちは十分。贈られて負担に感じないギフト金額
しゅうとめへの母の日の贈り物に対し「予算の決め方が難しい」というママたちの声。
しゅうとめ宛に限らず、贈り物の金額を決めるのは難しいものですが、ここでは嫁から贈られて負担に感じないギフト金額について、しゅうとめ側のアンケート結果も取り上げています。
全体の1位は「3,000円以上〜5,000 円未満」(42.2%)、2位「1,000円以上〜3,000円 未満」(32.0%)という結果になりました。また50代に限ると 「1,000円以上〜3,000円未満」(37.2%)が最も多い回答となっています。
しゅうとめ側としても特別に大きい金額のギフトを期待しているというわけではないようです。たとえ少額でも感謝の気持ちが伝われば、もらった側はうれしいと感じてくれるのではないでしょうか。
8割以上が友好的!今どきの嫁しゅうとめ関係
調査では嫁しゅうとめ関係についても切り込んでいます。今回のアンケートで嫁しゅうとめ関係は「良い」と答えたママは81.7%と全体の約8割に、同じく「良い」と答えたしゅうとめは94.3%と全体の9割にも達する結果となりました。今どきの嫁しゅうとめは、双方に良好な関係を築いている傾向が見て取れます。
先の項目でも取り上げたように「母の日」に限らず「日頃のお礼」などさまざまな機会にギフトの交流があるのには、こういった背景も関係しているのかもしれませんね。
心を砕くことこそが最良の贈り物
筆者は母の日のプレゼントを選びすぎて、数年でネタが尽きてしまったという失敗経験が。しゅうとめからの直々のリクエストで、今では毎年好きなスイーツを贈ることになっています。
本人からの提案で希望の品を贈ることができているのでとても気が楽になりましたが、長く続けるには毎年あれこれ変えるのではなく、これと決めて贈り続けるのもよいかもしれません。楽をしようというのではなく、喜んでもらうものを贈りたいというのであれば、しゅうとめにも受け入れてもらえるのではないかと思います。
すべての家庭に当てはまるわけではありませんが、今回の調査結果からは現代の嫁しゅうとめの関係はおおむね友好的で、贈る側、受け取る側ともに気遣い合う関係ができてきているということがうかがえるのではないでしょうか。
母の日が近づいてくるとギフト関連の広告なども増え、あれが良いかこれが良いかと迷うママもいることかと思います。けれどもそうやって相手を思い、心を砕くことこそが何よりもの贈り物なのかもしれないですね。