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財布のひもを握るのはやはり妻!ママリ3,000人調査から見えた家計の姿

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©ママリ

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子供が生まれると支出の優先順位が変わり、子供に関する支出が増える分、自分や夫に関する支出は減る傾向にあります。

今回のアンケートでは81.1%が「出産前後でお金の使い方が変わった」と回答。この人たちに「出産前に比べてお金をかけなくなったものは?(複数回答)」と聞いたところ、実に80.9%がファッション費(衣類、服飾品、化粧品など)と答えています。

さらに、ファッション費を節約するためにどのような工夫をしているかを聞いたところ、「ブランドやデザインよりも着回せるかどうかを重視」「スキンケア用品はオールインワンタイプにした」など、商品を選ぶ基準自体を変えたという声が多数あがっていました。

また、子連れでの外出が大変なために、通販を活用する人も。「店頭で買わずに、ネットで吟味してから購入するようになった」「必要最低限のものをネットで購入。買い物へ行く回数が減り、ついで買いが減った」など、自宅でじっくり検討してから買うという行動がイメージできます。

支出ごとの意思決定、パワーバランスは圧倒的に妻が優勢

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商品の購入を検討するとき、最終的な決定権を持つのは妻と夫のどちらなのでしょうか。支出の種類ごとに見てみましょう。

「妻がおもに決める」との回答が7割を超えたのが、「日用雑貨」「消耗品のベビー・子供用品(おむつ、おしりふき、衣類など)」「自分の衣類・服飾品・化粧品」「食品」の4つ。妻本人が使うものだけでなく、家族で毎日消費するものも、大半の家庭で妻に決定権があるとわかります。一見すると納得感のある結果ですが、見方を変えれば「家族で毎日使うものにも関わらず、夫がその買い物にほとんど関与していない」とも言えます。

一方、「夫婦で相談して決める」との回答が集まったのが、「高単価のベビー・子供用品(ベビーカー、抱っこ紐、ベビーチェアなど)」「保険」「子供の習い事」「旅行・レジャー」「高価な電化製品」「住宅」のように、まとまった出費が発生するもの。いずれも7割を超えています。

なお、「夫がおもに決める」の割合が目立つのは「夫の衣類や服飾品等」のみ。今回のアンケートの回答者が妻であることを差し引いても、家計において夫が意思決定をする機会は少ない、と見ることができます。

共働き世帯か専業主婦世帯かによる違いも

支出の種類によっては、妻が仕事をしているか否かが購入の決定権に影響する場合もあります。

たとえば「自分の衣類・服飾品・化粧品」について「妻がおもに決める」と答えた割合は、仕事をしている妻だと82.0%ですが、仕事をしていない妻は67.7%。後者のほうが14.3ポイント下回ります。また「自分のスマートフォン」について「妻がおもに決める」と答えた割合は、仕事をしている妻だと52.0%ですが、仕事をしていない妻は31.0%。後者のほうが21ポイント下回ります。

一方、トータルで数百万円から数千万円の支出になりうる「保険」と「住宅」においては、夫の決定権が強くなるようです。

「保険」について「夫がおもに決める」と答えた割合は、仕事をしている妻だと9.6%にとどまりますが、仕事をしていない妻は19.0%。後者のほうが9.4ポイント上回ります。また「住宅」について「夫がおもに決める」と答えた割合は、仕事をしている妻だと11.3%ですが、仕事をしていない妻は16.9%。後者のほうが5.6ポイント上回ります。

※各グラフの構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
※本調査の情報を利用する際は、必ず「ママリ調べ」と明記してください。
※本調査の詳細なデータをご希望の際は、下記のリンク先からお問い合わせください。

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