消費者庁が注意喚起!「バーベキューにおける食中毒・火傷に注意」

オートキャンプやグランピングなど、最近はさまざまな形でキャンプを楽しんでいる方たちが増えてきていますね。キャンプ中、大勢でおいしく肉や野菜を楽しむバーベキューをする方もいると思います。そんなバーベキューをする際に気をつけたいのが、食中毒ややけど。今回は、消費者庁が行っている注意喚起を皆さんに分かりやすくお伝えします。キャンプだけではなく、店舗や自宅で焼き肉をする際にも実践してほしい内容ですので、ぜひご一読ください。

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楽しいバーベキュー、注意したいことがたくさんあります

夏はアウトドアでの楽しみが一層増えますね。夏休みを利用して家族でオートキャンプや海水浴、友人家族同士でバーベキューなどイベントを立てやすい時期です。

ここで注意したいのが、屋外調理で起こりやすい「食中毒」のこと。

消費者庁では、「バーベキューにおける食中毒・火傷に注意!」というタイトルで屋外での調理における注意喚起を行っています。平成27年7月に公表された注意喚起ですが、毎年、同様の事故に遭う方が減らない現状があります。

2018年夏は、例年より厳しい暑さが続いています。特に食品の衛生管理には注意したいところ。「知っている」「話を聞いたことがある」という方でも、おさらい感覚で読み進めてほしいです。

バーベキューでの衛生管理は、ママの目が大事です

消費者庁が行った「バーベキューにおける食品衛生に関する消費者意識の実態調査」によると、バーベキューなど屋外で調理を楽しんだことがある17.3%もの人が、「自分や家族、参加者を食中毒にしてしまうかもしれないと思った」と答えています。

そればかりでなく、「過去にバーベキューで食べたものが原因で体調を悪くしたことがあると思う」という方も少なからずいるという結果に。

でも、「食中毒が怖いからバーベキューはしたくない」となってしまうと、楽しみも減ってしまいますよね。しっかりと対策を講じることで、安全にバーベキューを楽しむことができます。

夏場は食べ物が傷みやすい時期。これは切り離すことができない事実です。このことを踏まえ、私たちができる対策をまとめました。

調理の直前まで食材は冷やして保管しましょう

肉 パック PIXTA

屋外で調理をする場合、調理前に食材を準備し、火起こしが完了するまでバーベキューコンロのわきにそのまま…ということもあるのではないでしょうか。

食材の温度が上昇すると、細菌が増殖しやすい環境に。食材は、調理直前までクーラーボックスに入れておき、保冷剤などを利用して保管しましょう。

トング、箸は用途によって使い分けましょう

焼き PIXTA

バーベキューを行うときは、生肉を扱うときと、焼き上がりの肉を取り分けるためのトングやお箸を使い分けることが大切です。

生肉を扱ったトングで焼き上がりの肉を取り分けてしまうこともありますが、せっかく火が通った肉に再び細菌を付着させてしまうリスクを伴います。

筆者も焼き肉をするとき、面倒になり生肉と焼き上がりの肉を扱う箸を共用してしまうことがありますが、これではいけませんね。自宅での焼き肉の時も注意したいと思います。

共用をしないための対策が可能です!

箸やトングの共用を避ける対策として、焼く係と取り分け係をつくり役割を分担することも一案です。

また、大皿に盛った肉をみんなでシェアせず、各々のお皿に分けて食べるようにすることも大事ですね。

お肉は中心部までよく焼きましょう

レア PIXTA

レアのお肉はとろけるような甘みがあり、ジューシーな肉汁も楽しめます。けれど、バーベキューでのレアは避けたほうがよいようです。切り分けるときに使うナイフやハサミに細菌がついていれば、お肉にも繁殖します。

また、子供が大好きなハンバーグなどの加工肉は、ミンチにした肉を成型する加工を施しているため、加工の際に細菌が混入していれば元も子もありません。

しかし、食中毒菌のほとんどが高温での加熱を施すことで死滅します。そのため、お肉は中心部までしっかり火を通すことが大切です。

厚切りのお肉を焼いて食べることは屋外調理の醍醐味とも言えますが、屋外でのバーベキューでは「レア」はお休みにしたほうがよさそうです。

タレ漬けのお肉も注意

自宅で、焼肉のタレなどに肉を絡めて「味をしみこませる」「熟成させる」という下ごしらえ方法もあります。その時点で細菌が付着していれば、繁殖するとともにお肉の内部まで細菌が侵入してしまう可能性も否めません。

タレ漬けのお肉は表面だけ焦げていることが多く、中心まで火が通っていない場合も。鉄板などを準備してしっかり炒めて加熱するようにしましょう。

「おにぎり」は、ラップやビニール手袋で握りましょう

おにぎり PIXTA

肉が焼けるまでの時間、おにぎりを食べて腹ごしらえをすることもありますよね。

素手でおにぎりを握ると「熱に強い毒素を作る菌」が付着することがあるようです。手に傷がついているときはなおさら注意したほうがよさそうです。

「熱に強い菌」が生み出す毒素は、加熱しても無毒化されることはありません。そのため、焼きおにぎりにしても殺菌はできないのです。

おにぎりは食品用ラップやビニール手袋を使って握ることが大切です。

筆者は傷んだおにぎりを作ってしまい、運動会の食事ができなかった思い出があります。味付けされた炊き込みご飯で作るおにぎりも避けることをおすすめします。

普段調理をしない方は特に注意をしましょう

バーベキュー PIXTA

バーベキューになると、「焼き手はパパ」というように普段調理するママではなく普段あまり調理をしない人が担当に回ることも少なくありません。

焼き加減がわからない、火加減が強いままで焼きつづけていれば、表面だけ焦げて中は生…という肉を食べ続けてしまうことも。

もちろん、焼き手はパパにおまかせしても構いませんが、焼き上がりチェック係兼取り分け係をママが担当するなど、工夫をしてみるとよいですね。

焼き加減でけんかにならないよう…下ごしらえの工夫が大事

「キャンプやバーベキューなどでパパの行動力が頼もしい」という話も耳にします。けれど、バーベキューの焼き加減やコンロの火加減になると、どうしても口出ししてしまうというママがいるのではないでしょうか。

パパにもプライドがあるため、バーベキューでけんかになったというのも、よくある話です。こうならないように、お肉を下ゆでする、アルミホイルに包んで蒸し焼きにするというように、中心まで確実に火が通る方法をママがアドバイスすることも必要かもしれません。あらかじめ下ごしらえをしておくことも一案です。

火が強くならないよう、コンロ内で異なる火加減のスペースを作るなど、知識を持っておくことも大事ですね。

火の取り扱いにも注意しましょう!

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一番怖いのが、火の取り扱いです。バーベキューは、炭に火をつけてバーベキューグリルで焼き肉を行うのが一般的です。

火力が弱いからといって、着火剤を火がついた炭につけ足したり、ガスボンベ専用コンロの上に焼き網をのせて焼き肉をしたりといったことは危険です。

大けがや火事につながる可能性があるので注意しましょう。

トング、子供など注意が必要

焼き網の上に置いたままのトングを素手で触り、やけどを負うケースのほか、遊んでいる子供がバーベキューコンロに衝突してしまうという事態も考えられます。

筆者は、「バーベキューで一番時間がかかるのは火起こしだ」と聞いたことがあります。火がつかないからという理由で揮発性の高い着火剤を大量に投入することなどは避けましょう。ホームセンターやアウトドア専門店で着火しやすい炭を購入するなど対策をするとよいですね。

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安全で楽しいひと時を過ごせるよう工夫しましょう

バーベキュー PIXTA

バーベキューはみんなが協力しておいしい食事を作る時間になるはず。それが一転して救急病院へ駆け込むことになった…としたらかなり残念なことになります。

それに、けんかがあってはせっかくのお出かけも台無しです。こうならないためにも、下ごしらえなどは丁寧に。保冷能力が高いクーラーボックスを準備しておくとよいですね。

凍らせた飲み物などをたっぷり詰めて、バーベキュー直前まで冷えた状態の食材を保てるよう工夫しましょう。パパにも「キャンプで使えるバーベキューの裏ワザ」のようなものを調べてもらうといった事前学習を促してみるのもよいかもしれませんね。

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