フリージングすれば焦らなくてOK
毎日の家事…大変ですよね。子供のことや自分自身のこともあり、きっちりと家事をこなしたいけれど、余裕がない…と思った経験はありませんか?
作り置き、ワンプレート、時短テクニック…さまざまなことをしていても「しんどいな」と感じるとき、新しいことを始めてみるチャンスかもしれません。毎日の料理を楽にする、フリージングのテクニックについて学んでみませんか。
フリージングはおもに3種類あり、カットや下ゆで、下味を済ませて冷凍した「冷凍おかずのもと」、火を通した調理品を冷凍した「冷凍作り置き」、月に1度は食べる料理の材料を先取りしておく「献立予約」に分かれています。
その日のやる気によってどれを作るか選ぶことができ、作るのが面倒!というハードルをクリアしやすく、気持ちを楽に保つことができますよ。
破ってスピーディ
フリージングテクニックを活用するにあたって、覚えておいて損はないことがいくつかあります。
冷凍調理品の保存にタッパやファスナー付きポリ袋を活用している方が多いと思いますが、ファスナーのないポリ袋に冷凍おかずの素を入れて冷凍しておくととても便利です。
使い方は簡単、お肉や野菜を冷凍したビニール袋を解凍したら、フライパンやオーブンで焼くときに袋から破いて出せばOK。手も汚れにくく経済的で、すぐに調理を開始することができますよ。
2重巻きで長持ち
食材を冷凍すると冷凍焼けが気になりますよね。そんなときは、肉や魚をラップでコンパクトにぴっちりと包んだら、それをアルミホイルで包みましょう。
アルミホイルで包むだけでも冷凍焼けを起こしにくくなり、1ヶ月ほどおいしい状態を保っておくことができます。
ペンとシールはスタンバイ
冷凍する食材に名前を書きたいのに、ペンが行方不明…。そんなことを防ぐために、冷蔵庫にマグネットや吸盤で取り付けられるペン立てを取り付けておきましょう。
食材を保管する冷蔵庫にペンやシールを準備しておくことで、すぐに食材へのラベリングが行え、作業工程の時間ロスを減らすことができます。ボールペンはキャップが付いたものよりも、ノック式が望ましいですよ。
下味おすすめ4レシピ
©ワニブックス
よく使うおかずのもとを冷凍ストックしておけば、時間がないときや、ご飯を準備する気力が残りわずかしかないときにとても強い味方になります。
いつも家庭で作っているメニューを冷凍して、漬け込み時間も晩御飯の調理時間も大幅に減らすことができます。家庭の味をそのまま冷凍できるテクニックレシピを紹介します。
1.豚こま切れ肉で「しょうが焼き」
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しょうゆ・みりん・はちみつ・酒・ショウガチューブなどで調味液を作ったら、豚肉と一緒にビニール袋などへ入れて冷凍しましょう。
焼くときは解凍し、フライパンで焼けばオーケー。しっかり味の染みたしょうが焼きが作れます。
2.鶏ささみで「ピカタ」
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鶏ささみ肉はそぎ切りにして、こしょう・小麦粉・溶き卵・チーズなどと合わせてビニール袋に入れ、冷凍しましょう。焼くときは解凍し、そのままフライパンで焼けば完成。
ピカタを作るための小麦粉や溶き卵も一緒に混ぜて冷凍することで、焼く前にひと手間加えることなく、手を汚さずにお肉を焼くことができます。粉チーズで作るとコクが出ておいしくなりますよ。
3.鶏手羽肉で「オーブン焼き」
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しょうゆ・砂糖・ケチャップ・酒・ショウガチューブ・ニンニクチューブなどを合わせて調味液を作り、鶏手羽肉と合わせて冷凍しましょう。解凍後、クッキングシートなどを敷いた天板に肉を載せ、オーブンで焼けば完成です。
オーブンを使う料理は、キッチンにずっと立っていなくてよいという利点があります。もし家庭にオーブンがあるのであれば、いろんなお肉を冷凍して漬け込み、焼いてみてくださいね。
4.鶏肉で「フライ」
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鶏肉はそぎ切りにして、塩・こしょう・ニンニクチューブなどと合わせてビニール袋に入れ、冷凍しましょう。解凍後に衣をつけて揚げれば、あっという間にフライのできあがりです。
塩こしょうにニンニクというシンプルな味付けですが、奥までしっかり味が染みて、思わず笑顔があふれてきそう。子供も大人も大満足なフライ、ぜひ作ってみてくださいね。
家事に「能力」は絶対ではない
今回紹介した家事テクニックを掲載している本の著者であるサチさんは、「家事の中で片付けは得意」「料理、掃除、洗濯のスキルは平均点以下」と語ります。夫は単身赴任中。それでも3人の子供の空腹を満たし、快適に暮らすことのできる環境を整えなければなりません。
システムエンジニア時代に培った「効率化戦略」を家事に取り入れ、いかに少ない労力で家事をこなせるか、どんな順番で物事を進めれば効率よく動けるかを日々考え、自分に無理のない方法で家事を行っています。
家事が苦手だからこそ、思い切って開き直れることもあります。自分のスキルにあった家事の方法を探してみませんか?
50点家事 めまぐるしい毎日でも暮らしが回る
ブログ「IEbiyori」のサチさんが執筆した家事本。最も少ない労力で、最短ルートで家事をこなし終わらせるためのアイデアが詰まっています。
家事ラク主婦になって日々を楽しく快適に
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家事には終わりがなく、毎日同じローテーションだとしんどさを感じてしまうこともあります。だからこそ、家事を効率的に終わらせられるよう工夫したり、自分に合った家事ラクテクニックを身に付けて、日々を快適に過ごしたいですね。
もちろん、ときには休憩も大事です。自分が一番楽な方法で、楽しく家事をしてみませんか?少しだけ力を抜いて過ごして、時短できる主婦を目指しましょう!