帰ってから10分で完成!「簡単レシピ」を紹介
皆さんは日々の家事の中で、料理にどれくらい時間をかけているでしょうか?時間をかければ、凝ったメニューや多くの品数を作ることができるのは分かっていても、実際は育児や仕事など他にやるべきことも多く、理想通りにならない…と思う方もいるかも知れません。
わが家では普段夕食スタートが18時なのですが、午前中バタバタしたあと、子供の習いごとの送迎から17時半を過ぎて帰宅し、何も支度をしていないときには「今から何を作ればいいんだ…」と途方に暮れてしまうことも。つい簡単で適当な献立になってしまい、申し訳ないな…と思いつつ子供に出してしまいます。
「時間をかけないでも手抜きに見えないメニューを食べさせたい」「もう一品食卓に出したいとき簡単に作れるレシピを知りたい」という方に、今回は倉橋利江さん著の『作りおき&帰って10分おかず336』から、おすすめのレシピを紹介します。簡単に作れて見栄えのするメインおかずや、普段時間をかけて作るメニューの時短法など、きっと皆さんの料理にも役立ちますよ!
1.豚肉とキャベツのフライパン蒸し
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(2人分)
- 豚バラ薄切り肉:200g
- キャベツ:1/4個
- ミニトマト:6個
- 水:1/4カップ
- 塩:小さじ1/4
- 粗挽き黒こしょう:適量
- ★マヨネーズ:大さじ3
- ★牛乳:大さじ2
- ★ニンニク(すりおろし):少々
作り方
- フライパンにキャベツを手でちぎって入れ、豚肉もちぎってキャベツの間に埋め込む。ミニトマトは彩りよく並べる。
- フライパンへ水を注いで塩、粗挽き黒こしょうをふり、ふたをして6~7分蒸し焼きにする。
- 蒸し焼きが終わったら、混ぜ合わせた★をつけて食べる。
まず紹介するのは「豚肉とキャベツのフライパン蒸し」。コクとうまみがよく出る豚バラ肉は野菜との相性が良いので、時短メニューにはもってこいの食材です。材料のキャベツ、豚バラ肉は手でちぎってフライパンに入れるので、包丁を使いません。後片付けもすぐ終わりそうですね。
フライパンを火にかけた後は、火加減を見ながら他のおかずの用意などもできるので、忙しいときのメインメニューとしておすすめです。レシピではマヨネーズ風味のタレが紹介されていますが、他にも子供が好きなケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソースや、ちょっぴり大人向けのおろしにんにくポン酢などで食べても美味しそうですね。
2.レンジ肉じゃが
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(2人分)
- 牛こま切れ肉:180g
- ジャガイモ:2個
- タマネギ:1/2個
- ニンジン:1/2本
- ★しょうゆ:大さじ2
- ★砂糖:大さじ2
- ★酒:大さじ1
- ★顆粒和風だし:小さじ1/2
作り方
- ジャガイモは皮をむいて小さめの乱切りにし、水に2分さらす。ニンジンは5mm厚さの輪切り、タマネギは薄いくし形切りにしてほぐす。牛肉は食べやすい大きさに切る。
- 耐熱ボウルにタマネギを入れ、牛肉を広げながらのせる。ニンジン、ジャガイモの順にのせ、混ぜ合わせておいた★をまわしかけ、ふんわりとラップをかけ電子レンジで6分加熱する。
- 加熱が終了したらざっと混ぜ、さらに5分加熱して軽く混ぜたら出来上がり。
こちらは、電子レンジで作る肉じゃがです。電子レンジの加熱時間は600Wで算出しています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍と、加熱時間はワット数に合わせて調節してくださいね。
肉じゃがと聞くと、時間をかけてお鍋でことこと煮て作るイメージが強いですが、電子レンジを使えば短時間でホクホクで味がしみた仕上がりに。
普段お鍋で肉じゃがを作るときと同じ材料をカットしたあと、耐熱ボウルに順番に食材をのせ、調味料を入れたらあとはチンするだけという手軽さは一度試したらやみつきになるかも。火もフライパンも使わないで作れるのは、ママにとっても大助かりですね!
たくさん作って残ったら、次の日はコロッケや和風カレーにリメイクするのもいいかもしれませんね。
3.ツナカレー
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(2人分)
- ツナ油漬け缶(かたまりタイプ):1缶(140g)
- タマネギ:1/2個
- バター:10g
- カレールウ:2切れ
- 水:1カップ
- ★ウスターソース:小さじ1
- ★しょうゆ:小さじ1
- 温かいご飯:茶碗2杯分
作り方
- タマネギを薄切りにし、耐熱容器に入れてバターをのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで2分30秒加熱する。
- カレールウを粗く刻み、1.へ水、缶汁をきったツナと共に加える。ふんわりとラップをかけて電子レンジで4分加熱した後に、★を加え混ぜる。
- 器にご飯をよそい、できあがった2.をかけて完成。
カレーも肉じゃが同様、時間をかけて味に深みを出していく印象が強いですが、材料にツナ缶を使えば短時間でコクのある仕上がりに。かたまりタイプのツナ缶を使うと食べごたえがありそうですね。
耐熱ボウルに材料を全て入れ、電子レンジでチンするだけの簡単レシピ。わずか10分で仕上がるうえに、お鍋を用意する必要がないのが楽で助かります。
4.鮭缶のみそマヨチーズ焼き
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(2人分)
- 鮭水煮缶:1缶(180g)
- 長イモ:4cm
- ★みそ:大さじ1
- ★マヨネーズ:大さじ1
- ★プレーンヨーグルト:大さじ1
- 塩、こしょう:各少々
- 溶けるチーズ:30g
作り方
- 長イモは皮をむいて1cm幅の輪切りにする。
- 鮭缶は缶汁をきった後、★と混ぜ合わせる。
- 耐熱皿に1を入れ、塩、こしょうをふり、2をかける。溶けるチーズをのせてオーブントースターで8分ほど焼いたら完成。
魚を使った料理は時間も手間もかかる印象が強いですが、缶詰を使うと一気に時短できます。また缶詰の種類によっては骨ごと食べられるくらいまで加工がしてあるものもあるので、バランスの取れた献立に仕上げることも可能。
紹介する「鮭缶のみそマヨチーズ焼き」は、長いもと鮭缶、各調味料、溶けるチーズを耐熱皿の上にのせて、オーブントースターでチンするだけの簡単レシピ。熱が加わりホクホクの食感になった長いもと、鮭の身の組み合わせに顔がほころんでしまいそうです。
レシピのようにしっかりした和風の味付けはもちろん、トマトソースとバジルを合わせた洋風の味付けなどでもおいしく食べられそうですね。
5.白菜のレンジミルフィーユ
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(2人分)
- 白菜(外葉):4~5枚
- 豚バラ薄切り肉:200g
- ★酒:大さじ1
- ★顆粒和風だしの素:小さじ1
- ★しょうゆ:小さじ1
- ★塩:小さじ1/4
- ★こしょう:少々
作り方
- 白菜を4cm幅に切り、耐熱容器に並べる。豚肉は半分の長さに切り、白菜の間に入れ込む。
- ★をふり、ふんわりとラップをかけて電子レンジで6分加熱し、そのまま1分ほど蒸らしたら完成。
最後に紹介するのは「白菜のレンジミルフィーユ」。
切った白菜の間に豚バラを入れ込んだあと、調味料を入れて電子レンジで加熱するだけのお手軽工程なのに、できあがりは豚バラのうまみがじゅわ~っと広がるやみつきメニューです。
コツは白菜を大きめに切ること。そうすれば加熱してもサクサク食感が適度に残り、食べごたえもあります。
わが家では小さめのお鍋で似たようなレシピを作るのですが、その際にたてに薄切りにしたエリンギや、ピーラーで細長くスライスしたにんじんを挟み込んでいます。そうすると野菜のうまみがさらに出て、彩りもアップしますよ。
帰ってからのごはん作りを簡単に済ませましょう
調理時間があまり取れない場合でも、使う食材や調理器具・家電をうまく選べば短時間で素敵な仕上がりのメニューがいろいろと作れます。
倉橋利江さん著の『作りおき&帰って10分おかず336』は、短時間でぱぱっと作れて見栄えも食べごたえも抜群のレシピが豊富に掲載されていますよ。
これまで「時間がないから本格的な料理作りはあきらめよう…」となっていた方も、本に掲載されているレシピを参考にぜひチャレンジしてみませんか?
作りおき&帰って10分おかず336
時短・簡単レシピで料理を楽しもう
じっくり時間をかけて作る料理はやりがいを感じ、食べてもらえた!という満足感もひとしおです。ですが、子育てや仕事をしながらだと、毎回時間をかけてご飯を作るのは少々現実的ではありません。
時短・簡単レシピは時間や手間がかからないだけで、おいしさもアイデアも十分満足できるものばかり。レパートリーを増やしておけば、「あと1品増やしたい」といったときでもすぐに対応できます。また下ごしらえも簡単なので、子供と一緒に料理をする際にもお手伝いを任せやすいのもメリットですよ。
時短レシピをマスターして、さらに料理を楽しめるとよいですね!