新星出版社/©️松久幸太郎
簡単にできる「作りおきレシピ」5選!
冷蔵庫や冷凍庫で保存し、平日はサッと出して食べるだけというスタイルは、今や定番になってきましたよね。数多くの「作りおきレシピ」の本や特集が出されているため、多くの家庭で日常に定着してきたのではないでしょうか。
しかし、平日にサッと出せる反面、貴重な休日を作りおきを作ることに費やすことになりますよね。たくさんのおかずを作りおきするために、買い物や下ごしらえをするのは大変な作業です。
できるなら、少しでも手間をかけずに作りたいですよね。そこで今回は、簡単にできる作りおきレシピを5種類紹介します。今まで思いつかなかったようなレシピも登場するので、新たなレパートリーとして活用してみてください。どのレシピもできたてはもちろん、日が経つにつれ味に深みが増すものばかりです。
夕飯のおかずだけでなく、お弁当にも使えますよ。
1.さっぱりの中にコクもあり!「ささみのオイケチャップ炒め」
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(4人分)
- 鶏ささみ(筋なし):4本
- シメジ(イシヅキを除いてほぐす):1袋
- 塩、コショウ、薄力粉:各少々
- サラダ油:大さじ1
- Aトマトケチャップ、オイスターソース:各大さじ1と1/2
- A酒:大さじ1
- A鶏ガラスープの素:小さじ1/2
作り方
- 鶏ささみは、ひと口大のそぎ切りにし、塩、コショウ、薄力粉をまぶす。
- フライパンにサラダ油を熱し、1.を炒める。肉の色が変わってきたらシメジを加え、全体に火が通ったら、混ぜ合わせたAを加えて炒め合わせ、完成。
鶏ささみはパサパサして食べにくい…というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ほんのひと手間でしっとりジューシーな仕上がりになります。
ポイントはトマトケチャップとオイスターソースを絡めて保存することで、パサつかずしっとり感をキープ。今回は炒めていますが、丸ごと揚げてもおいしそうですね。
清潔な保存容器に入れ冷蔵庫で3~4日、冷凍庫で2週間保存がききます。そのままはもちろん、パンに挟んだりパスタやチャーハンの具材などにアレンジしたりすることもできそうです。
さっぱりした中に、コクのある作りおきレシピですよ。
2.ピリッとスパイシーなアレンジ!「鮭のカレー南蛮漬け」
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(4人分)
- 生サケ:4切れ
- タマネギ(薄切り):1/2個
- ピーマン(薄切り):2個
- 塩、コショウ、薄力粉:各少々
- Aだし汁:3/4カップ
- A酢:大さじ3
- A砂糖、しょうゆ:各大さじ2
- Aカレー粉:小さじ1/2
- サラダ油:大さじ3
作り方
- サケは塩(分量外)をふって10分おき、水けをふく。
- 鍋にAをひと煮立ちさせ、タマネギ、ピーマンを加えてなじませる。
- 1.の骨を除いて3~4等分に切り、塩、コショウをふって薄力粉をまぶす。フライパンにサラダ油を中火で熱し、サケを3~4分揚げ焼きにする。
- 油をよくきり、2.に加えて冷蔵庫で2時間以上おいて完成。
脂がのった生サケはご飯に合う絶品食材です。生の魚は下処理が大変そうというイメージがあるかもしれません。しかし、このレシピは塩・コショウをふっておくだけ。
揚げ焼きしたサケを、煮た野菜に浸けておけばOK。通常の南蛮漬けとは違い、子供も食べやすいカレー味。ほんのりピリッとスパイシーで、香りもとても良いのでおすすめ。
子供だけでなくパパも大満足な1品に。保存可能期間は冷蔵で3~4日、冷凍で2週間です。
3.素材の旨味がぎゅっと詰まった「鮭ときのこの炊き込みごはん」
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(4人分)
- 米:3合
- 甘塩サケ:3切れ
- マイタケ(ほぐす):1パック
- シメジ(イシヅキを取り除いてほぐす):1袋
- ショウガ(みじん切り):1/2かけ
- Aだし汁:540ml
- Aしょうゆ、みりん:各大さじ2と1/2
- いりゴマ(白):大さじ2
作り方
- 米はといで30分ほど浸水させ、ざるにあげる。
- 炊飯器に1.とAを入れて混ぜ、キノコ類、ショウガをのせて普通に炊く。
- 炊いている間に魚焼きグリル(両面焼き)で甘塩サケを7~8分焼く。骨と皮を除いてほぐし、2.が炊けたら白いりゴマと一緒に混ぜて完成。
サケの鮮やかな朱色が、とても食欲をそそりますよね。相性のよいキノコを炊き込み、香ばしく焼いた甘塩サケを混ぜ合わせたレシピ。魚焼きグリルで焼き上げることで余分な脂を落とし、食べやすい炊き込みご飯に仕上がっていますよ。
ご飯をおいしく炊き上げるコツは、しっかり米に水を吸水させてから水加減を普通に炊き上げるよりも少なめにすること。食材からでる水分を考えて炊き上げます。
白いりゴマがご飯にアクセントを加えてくれるので、一緒に混ぜ込みましょう。
4.パクパク食べられる副菜も!「ブロッコリーのごまみそあえ」
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(4人分)
- ブロッコリー:1株
- Aみそ:大さじ1と1/2
- A酒:大さじ1
- A砂糖、みりん:各小さじ2
- すりゴマ(白):大さじ2
作り方
- 耐熱容器にAを混ぜ合わせ、ラップをかけずに電子レンジで20秒加熱しゴマを混ぜる。
- ブロッコリーは小房に分け、熱湯でかために1分塩ゆで(分量外)する。氷水にさらして水気をよくきり、1.に加えてあえる。
電子レンジの加熱時間は600Wで算出しています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍と、加熱時間はワット数に合わせて調節してくださいね。
毎日の食事で主菜は決まるけど、副菜がなかなか思いつかないということもありますよね。野菜を多く使った副菜は、子供たちの食欲も今一つ…という経験があるのではないでしょうか。
主菜の添え物として活躍するブロッコリーを、主菜級のあえ物にしてみませんか?和風な「ブロッコリーのごまみそあえ」は、子供から大人まで食べやすいメニューです。
ブロッコリーをいつもより少しかためにゆでると、作りおき向きになります。ゆで終わった後は氷水で冷やし、水気をしっかりきってから保存するともちが良くなりますよ。
5.忙しい朝におすすめ「キャベツとベーコンのスープ煮」
新星出版社/©️松久幸太郎
材料(4人分)
- キャベツ:1/2個
- ブロックベーコン:180g
- A水:1と1/2カップ
- A顆粒コンソメスープの素:小さじ1
- オリーブオイル:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1
- バター:5g
作り方
- キャベツは芯を除き、4等分に切る。ベーコンは3cm角に切る。
- フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、キャベツ、ベーコンの表面を焼く。焼き色がついたらAを加え、ふたをして弱めの中火で5~6分蒸し煮にする。しょうゆ、バターで味をととのえる。
休日はゆっくり過ごしたいママやパパ。しかし朝食は作らなくてはなりませんよね。食欲がわかないというときでも、温かいスープ煮なら食べやすいのではないでしょうか?
大きめにカットしたキャベツと、コクのあるブロックベーコンを食べられれば1日をより元気に過ごせそう。作りおきをしておくことで、中までしっかり味が染みこみます。
キャベツの甘み、ベーコンのコクがギッシリ詰まったスープ煮は忙しい朝にもぴったりです。
作りおきも時短して、休日を満喫しましょう
作りおきおかずのメリットは平日楽ができることでもありますが、味が中まで染みてさらにおいしくなったり、食材を腐らせずに使いきれることなど、たくさんありますよね。
今回紹介したレシピは、『作りおき&帰って10分おかず336』からピックアップしました。他にも魅力的なレシピがいっぱい掲載されていますよ。
隙間時間を見つけて手間なくデリシャスおかずを作ろう
筆者も、仕事をしながら家のことをこなさなければなりません。夫は週1しか休みがなく、帰りも遅いため平日はなかなか手助けがありません。そのため、できる限り食事作りの手間を省き、効率良く動きたいのですが、みんなが満足する料理も作りたい…そんな気持ちをかなえてくれるのが今回紹介したレシピたちです。
隙間時間を見つけ、本書を参考にササっと時短作りおきおかずを作りたいと思います。また、今まで自分自身では思いつかなかったレシピも掲載されているので、バリエーションも広がりますよね。
まだ作りおきおかずを作ったことが無い方、すでに取り組んでいる方にもおすすめの1冊です。ぜひ参考にしてみてください。