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監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠初期に起こる腹痛はいつまで続く?便秘や下痢などの原因と対処法

腹痛 PIXTA

腹痛が起こっているときは、軽度で出血など他の症状がなければ横になり少し休んで様子をみてみましょう。安静にすることで痛みが治まるようであればあまり心配はいりませんが、運動や長時間の労働などは避けた方が安心です。

ただし、今まで感じたことがないような激痛や痛みが治まらず出血を伴う場合は、早急に病院を受診しましょう。

便秘や下痢になったときの腹痛の対処法

  • 体を冷やさないようにする
  • 生ものや消化に悪いものを摂取しないようにする
  • しっかり水分補給をする

便秘の症状を改善するためには、食物繊維を含んだ食材を摂取することや、十分な睡眠、医師から安静の指示がなければ適度な運動を心がけるなど、無理のない範囲で行うようにするとよいでしょう。

また、下痢の症状が続くと脱水症状を起こすことがあるため、しっかりと水分補給をする必要があります。便秘と下痢を繰り返してしまうような場合は、まず便秘にならないように対策することが大切です。症状が続く場合は、産科ではなく消化器内科を受診しましょう。

薬は飲んでもよい?

妊娠初期の便秘や下痢はホルモンバランスの変化によって起こります。症状が一時的な場合は、薬を服用する必要はありません。

便秘であれば、食生活の見直しや十分な水分補給によって症状が改善されることがあります。朝起きたらコップ1杯の水を飲むことや朝食後にトイレに行く習慣をつけるのもよいでしょう。

ただし、便秘や下痢が続いて症状が改善されない場合は、自己判断で薬を服用することはせずに病院を受診しましょう。

出典元:

痛みが治まらないときや激痛を感じたときは病院へ

診察 PIXTA

妊娠初期は、まだ見た目の変化はないものの、子宮が少しずつ大きくなることで腹痛が起こることがあります。腹痛が起こるタイミングや頻度には個人差がみられますが、妊娠12週頃までは軽い下腹部痛を感じることもあるでしょう。

子宮のじん帯が伸びることで起こる痛みであれば一時的な症状なためあまり心配はいりません。ただしいつもと違う痛みや、何かおかしいなと感じることがあったら、自己判断せず病院で相談するのが安心です。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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