卵子の寿命は排卵後約24時間ですが、その中でも特に受精しやすいのは、排卵してから約6~8時間までです。さらに精子の寿命は射精後約2~3日間とされていますが、卵子の方が受精可能な期間が短いため、排卵日前に何度か性行為をした方が卵子と精子が出会う可能性が高く妊娠率も上がります。
排卵したときにすでに精子が子宮を通って卵管を進み、卵管膨大部で卵子を待っている状態が理想です。
- 塩谷雅英(監)「ふたりで取り組む赤ちゃんが欲しい人の本」P42.43(西東社,2012年)
- 神奈川県「精子のこと(01.精子について)」(https://www.okanouenooisyasan.com/knowledge/sperm/01/#contents,2019年2月14日最終閲覧)
- 小川クリニック「不妊症コラム」(https://www.ogawaclinic.or.jp/2014/01/22/妊娠成立のための条件・・・受精/,2019年2月14日最終閲覧)
- 神奈川県「妊娠のこと(01.赤ちゃんのもと)」(https://www.okanouenooisyasan.com/knowledge/pregnancy/01/,2019年2月14日最終閲覧)
- 日本生殖医学会「一般のみなさまへ」(http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa01.html,2019年2月26日最終閲覧)
受精可能な期間にタイミングを取ることが大切です
妊娠が成立するには卵子と精子がタイミングよく出会い、受精して子宮内膜に着床しなければなりません。卵子の寿命は排卵してから約24時間ですが、受精可能な時間は排卵後約6~8時間とさらに短くなるため、排卵する直前には精子が卵管まで到達していることが望まれます。
妊娠率を上げるためには、排卵日の予測をするとともに排卵する数日前からタイミングを取ることが必要です。また、一度の性行為よりも回数を増やした方が妊娠の可能性が高まるため、パートナーと相談しながら妊娠計画を立てることをおすすめします。
- 神奈川県「妊娠のこと(01.赤ちゃんのもと)」(https://www.okanouenooisyasan.com/knowledge/pregnancy/01/,2019年2月14日最終閲覧)
※この記事の情報は2019年2月26日現在のものとなります。最新の情報は医療機関へ受診の上、医師の診断に従ってください。










