監修:清水なほみ 先生

【医療監修】排卵誘発剤とは?セキソビットやクロミッドなどの種類と体験談

不妊治療の手段として使用される排卵誘発剤。排卵誘発剤といってもその種類はさまざまです。その中でも、よく使用される経口薬として「セキソビット」や「クロミッド」があります。使用すると自然の周期に近い排卵を促すといわれていますが、効果や使用時のメリット、デメリットについて詳しく知っておく必要があります。排卵誘発剤の特徴をよく理解した上で、自分にあった薬を選びたいですね。

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排卵誘発剤とは

月経不順や無月経など、排卵障害が原因で起こる不妊に使われる薬です。また、排卵されている場合でも、人工授精や体外受精の際に妊娠率を向上させる目的で使用されることもあります。

不妊が疑われた場合、自然な排卵がある場合は、まずタイミング療法がとられます。それを3~6ヶ月程度続け、それでも妊娠に至らなかった場合に排卵誘発剤を使用します。

排卵誘発剤には経口薬と注射薬とがありますが、それぞれ目的により使い方が異なります。経口薬には、「クロミッド」や「セキソビット」といった種類があります。

本来、排卵のない人に対して使用しますが、正常に排卵している人に対しても、妊娠の行為率を上げるという効果が期待できます。

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排卵誘発剤の種類

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排卵誘発剤として代表的なものに、セキソビットとクロミッドが挙げられます。どちらも排卵を促すための経口薬ですが、強さやリスクに違いがあります。

セキソビット

セキソビットは、シクロフェニルと呼ばれる成分を含む排卵誘発剤です。月経周期の3日目もしくは5日目から、1日4~6錠を5~10日間服用します。

服用後、頭痛やめまい、卵巣過剰刺激症候群などの副作用が出ることがありますが、クロミッドと比べると頻度は低く、多胎妊娠が起こることも稀であるといわれています。そのため、クロミッドで副作用が出た場合にセキソビットに切り替わることがあるようです。

クロミッド

クロミッドは、脳下垂体に働きかけることで、卵巣内の卵を発育させ排卵を促すお薬です。同じ成分の薬に、「クロミフェン」というものもあります。

クロミッドは、通常月経周期の5日目から、1日1~2錠を5日間服用します。不妊治療ではよく使用される効果の高い薬ですが、その反面セキソビットに比べて副作用が出やすいのが特徴です。

副作用としては、頸管粘液の量に影響を及ぼすことが挙げられます。さらに、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を引き起こすことや、卵巣を過剰に刺激した結果、多胎妊娠となる可能性があります。

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排卵誘発剤を使用して妊娠した方の体験談

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「セキソビット」や「クロミッド」を使って妊娠できた方の体験談をご紹介します。同じような薬でも、効果の出方にはばらつきがあるようです。

セキソビットで妊娠しました!

私も多嚢胞と言われ、セキソビット5周期目で妊娠しました。
私はクロミッドでは効きすぎて卵がたくさん育つ、腹痛が起きるなど副作用があり、セキソビットの方が合っていました。
副作用も特に感じることもなく、頸管粘液が減ることもなく、効くのであればセキソビットを使用するのがいいと思います。
薬の他に、運動と食事管理が有効でしたよ。
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私は最初クロミッドを2周期飲み、私には効きすぎてセキソビットに変えてすぐ妊娠に至りました。体質改善で漢方も飲み、そのおかげで基礎体温も安定し、全てのタイミングが良かったね〜って先生からは言われました。
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クロミッドからセキソビットに切り替えて妊娠した方がいます。クロミッドに使用で、子宮内膜が薄くなるなどの副作用もあるようです。治療方法や薬を選択するタイミングなども大切なようですね。

クロミッドで妊娠しました!

妊娠 PIXTA

私は今回初めてクロミッド服用したら、卵胞が6つも出来てしまい、点鼻薬で排卵させました。指示どおりタイミング取ったら見事に陽性が出ましたが多胎妊娠の可能性もあるので病院に行くまで不安です。
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クロミッド飲んで、ただいま双子妊娠中です!
2個排卵していたようです。
1人目も同じ治療をして2個排卵しましたが、1人しか授からなかったので、今回はまさかの展開です。
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初めてクロミッドを服用した後に、陽性反応が出たという方がいます。クロミッドを服用すると多胎妊娠の可能性があるため、病院で確認できるまでは不安になってしまう方はいるかと思いますが、一方で双子を妊娠してうれしいという方も。

人によって事情は異なりますので、多胎妊娠はできるだけ避けたい、という方もいるでしょう。そういった場合には、医師とよく相談して使用する薬を選ぶ必要があるかもしれませんね。

かわいい赤ちゃんを迎えるために

妊婦 PIXTA

セキソビットとクロミッド、それぞれにメリット・デメリットはあります。治療をする際は、薬について十分に理解する必要があります。薬が自分に合っているかどうかがを見極めることが大切ですね。

服用している薬が合わない、効果が見られないなど不安に感じている場合は、医師とよく相談して薬の変更や治療のステップアップを検討してみるのもよいでしょう。無理なく、治療を進めていけるとよいですね。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ 先生

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