2018年度「12月生まれベビーの名づけトレンド」を紹介します
医師・専門家監修の妊娠・出産・育児の情報サイト「ベビーカレンダー」から、2018年の名づけトレンドが発表されました。その年のトレンドや世相を反映した名前がランクインしています。12月は、冬らしい季節感のある漢字がよくえらばれているのが分かりました。
今回は人気の名前ランキングTOP10、人気の名前のよみランキングTOP10、人気の名前の漢字ランキングTOP10をそれぞれ紹介します。
わが子の名前候補にしている漢字がランキングに入っているか、探しながら見るのも良いですね。名前選びに迷っている方必見です。
調査概要
- 調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
- 調査期間:2018年12月1日(土)~2018年12月31日(月)
- 調査件数:13,225件(女の子:6,549件/男の子:6,676件)
12月生まれの赤ちゃんに人気の名前ランキングTOP10
まずは、12月生まれの赤ちゃんに人気の名前ランキングTOP10を、男の子・女の子別に紹介します。
男の子は引き続き一文字ネームが多く、女の子は冬らしい響きの「凛」「凜」がそろってランクイン。自然派ネームの人気は健在なようですが、漢字の読み方で個性を表現する傾向が見られます。
「紬」や「大和」など、昔ながらの趣のある名前も復活の兆し。古風な響きが新鮮に聞こえるのかもしれません。
男の子編
- 1位:蓮
- 2位:悠真
- 3位:蒼
- 3位:湊
- 5位:新
- 6位:陽翔
- 7位:陸
- 8位:樹
- 9位:結翔
- 9位:大和
- 9位:朝陽
- 9位:律
9位に4種類の名前が入るという混戦模様の男の子編。やはり一文字ネームが目立ちます。
「蓮」「湊」の人気は健在ですが、今回大幅なランクアップを果たしたのが、草木や空の色を連想させる「蒼」。2018年年間ランキングの15位から一気に3位へ躍り出ています。シンプルな一文字ネームですが、読み方は「あおい」「あお」「そう」「そら」などバリエーションが豊かでであることも人気の理由なようです。
また「陽翔」や「樹」など自然の力強さを感じる名前もあり、強くたくましく育ってほしいという親の願いが表れているのかもしれませんね。
女の子編
- 1位:結菜
- 2位:陽葵
- 3位:凜
- 4位:結月
- 4位:凛
- 6位:葵
- 7位:美月
- 8位:楓
- 9位:莉子
- 10位:紬
毎回、優しさやしなやかさが伝わる名前が多くランクインする女の子編。
今回の注目は、10位にランクインしている「紬」。ほかにも2017年は圏外(101位以下)、2018年37位だった「柚希」が11位、17位「柚月」、26位「柚葉」など、「紬」にちなんだ名前が多く見られました。秋冬を連想させる漢字でもあるため、この季節に人気の名前になったのかもしれません。
TOP3は「結菜」「陽葵」「凜」で、自然派ネームが相変わらずの人気となっています。「凛」の冬らしいイメージだけでなく、フィギュアスケートの本田真凛選手の活躍もこの名前の人気に一役買っているのかもしれません。
12月生まれの赤ちゃんに人気の名前のよみランキングTOP10
同じ漢字でもよみ方が違うとまったく違った印象になりますよね。漢字だけでなく、よみ方でも個性を表現するのがトレンドになっているようです。
男の子・女の子ともにトレンドとなっているのは「3音よみ」。特に女の子は、「2018年赤ちゃんの名前ランキング」で「2音」の名前のよみが多かったのに対し、12月のランキングでは5割が「3音よみ」という結果になりました。
男の子は強さが、女の子はやわらかな印象が伝わるようなよみ方が好まれる傾向にあるようです。
男の子編
- 1位:はると
- 2位:ゆうと
- 3位:そうた
- 4位:みなと
- 5位:りく
- 6位:ゆいと
- 7位:あおと
- 8位:そうま
- 9位:はるき
- 10位:れん
男の子のよみ方のトレンドは「○○と」。TOP30に12の「○○と」がランクインという圧倒的な人気ぶりです。
「はると」「ゆうと」の人気は2018年を通じて継続中ですが、ほかにも「あきと」「かいと」「ひろと」「えいと」など、和洋さざまな響きがあるのも魅力なのかもしれません。バリエーションが多いため、兄弟で「○○と」でそろえるなど、こだわって選べるのも良いですね。
女の子編
- 1位:あかり
- 2位:ゆい
- 3位:あおい
- 4位:はな
- 5位:りん
- 6位:ひまり
- 7位:めい
- 8位:いちか
- 9位:ほのか
- 10位:ゆあ
季節を感じさせるよみ方として、「ゆき」が入る名前が63人と、夏に比べて2倍に急増しています。
「2018年赤ちゃんの名前ランキング」とわずかに入れ替わりはありますが、「あかり」「ゆい」「あおい」のTOP3人気は継続中。丸みのある「あ」や「ゆ」などのよみが多いのも女の子の特徴です。
男の子同様、3音よみも目につきます。ちょっと和なイメージに人気が向きつつあるのかもしれません。
12月生まれの赤ちゃんに人気な名前の漢字ランキングTOP10
人名用漢字は定期的に追加され、平成元年の166字から現時点で863字にまで増えました。漢字の選択肢が広がったことで、名前に対するこだわりのも一層反映されるようになってきたのかもしれません。
一文字にさまざまな願いを込めることができる漢字。今っぽさだけでなく、昔から長く名前に使われている定番の漢字もランクインしています。
名前ランキングと見比べていくと面白いですよ。
男の子編
- 1位:太
- 2位:大
- 3位:翔
- 4位:斗
- 5位:真
- 6位:悠
- 7位:陽
- 8位:人
- 9位:蒼
- 10位:ー
1位〜5位までは「2018年赤ちゃんの名前ランキング」の結果とまったく同じという結果に。ほかにも「斗」や「真」など3音ネームに使いやすい漢字がランクインしているのも特徴です。
11位に入っていたのが「柊」。クリスマスを連想させる漢字でもあるため、12月生まれの男の子の名前には「柊(しゅう)」「柊真(しゅうま/とうま)」「柊太(しゅうた)」など多く使われています。季節感のある漢字はやはり人気なようです。
女の子編
- 1位:愛
- 2位:奈
- 3位:菜
- 4位:莉
- 5位:花
- 6位:結
- 7位:美
- 8位:乃
- 9位:心
- 10位:咲
1位「愛」、2位「奈」、3位「菜」という結果になりました。定番の「愛」は12月には4年ぶりの1位を獲得。さまざまなよみ方ができる漢字ですが、「あい」「まな」だけでなく、「らら」や「いと」などにも使われているようです。
季節感のある漢字としては、10月・11月はそれぞれ1人だった「雪」が12月には29人と急増。
一文字で読める漢字より、組み合わせ次第で違ったよみ方ができる漢字が多くランクインしていることも、3音よみのトレンドの反映と言えるかもしれません。
呼ぶたびに、笑顔になれる名前選びを
名前は、子供が一生のうちで何万回も耳にしたり言葉にしたりするもの。自分を表し、呼ばれるたびに名付けてくれた親の愛情や願いを実感できる、すてきな贈り物です。
同じ漢字でもよみ方が違っていたり、同じよみ方でも使っている漢字が違ったりと、名前にはそれぞれの個性が表れていましたよね。
悩んでなかなか決められないときは、トレンドも参考にしつつ、愛の詰まった最高の名前を選んであげてください。