筆者の妊娠期間はこんな時期でした
筆者の妊娠がわかったのは5月のことで、出産は12月の末でした。
夏が始まる前のまだ肌寒さが残っていた時期から、冬に入ってだんだんと寒さが厳しくなり始めてきた頃までが、筆者の妊娠期間。どのように過ごしていたのか、どのようなことがあったのかを妊娠時期に分けて紹介していきます。
妊娠初期
筆者の場合、妊娠初期に眠気とつわりがありました。フルタイムで仕事もしていたので、つわりがひどいときは何日か休むことも。
妊娠後、基本的には幸せな気持ちが一番ありましたが、入籍や引っ越しとやるべきことが多く、またこれからの変化に自分がついていけるのか…という不安も少しありました。
見た目ではまだ妊娠していることが分からないため、マタニティマークを身につけ、妊娠していることを表すだけでなく自身でも意識して生活するようにしていました。
つらかったこと
仕事をしていると気を張っているのか、あまり体調を崩すことはなかったのですが、帰宅後につわりがひどくなることが多かったです。夜中に寝ているときにも吐き気があり、なかなか眠れない日もありました。
また、つわりが始まるまでは、毎日夫と食べる夜ご飯の時間が好きだったのですが、ひどいときは肉を見て吐き気がしてしまうなど、楽しめなくなってしまったのがつらかったです。
悲しかったこと
妊娠がわかった当初はまだ実家にいたのですが、眠気が強く夕食後すぐに寝てしまうことに対して、母に「妊婦は病気じゃないんだから」と言われたことが、とても悲しかったです。
筆者もできる限り、妊娠前と同じように過ごそうと考えていました。しかし無理をするのはよくないと思い、また母も出産を経験しているなら分かってくれていると思っていた分、その言葉を言われて悲しかったです。
なので、妊娠したからといって身の回りのことや気持ちの面で、なかなか頼ることができないと思うこともありました。
うれしかったこと
つわりがひどいときは、夫が夕ご飯を作ってくれていました。妊娠後は酸味のあるものをを好んで食べていたので、さっぱりした料理を作ってくれることが多かったです。
また妊娠と同時期に入籍し、一緒に住み始めたので、夫婦としての会話が増え、赤ちゃんのことやこれからの将来について話し合うことが増えました。
職場では、今が大事な時期だからと仕事内容を考慮してもらったり、常に体調を気遣って接してもらったりしていました。
妊娠中期
筆者の妊娠中期は夏から秋頃。なんとなくおなかも出始め、つわりも落ち着いてきました。つわりが落ち着けば特に体もつらいことはなかったので、安定期になってからは夫とでかけたり食事に行ったりと、夫婦の時間を大切にして過ごしていました。
あまり神経質になりすぎず、かつ無理はせず、自分の好きなことをしたり食べたりと、マタニティライフを楽しむよう心がけていました。
つらかったこと
もともと細身であまりおなかも目立たなかったため、周りから「ちゃんと食べなきゃだめだよ」「そんな体で赤ちゃんが生めるの?」と言われたことがつらかったです。
つわりも入院するまでひどくはなく、体重も徐々に増えてきていたため、あまり気にしてはいなかったのです。しかし周りから見ると、全然体つきの変化がなく吐いていることもあったからか、心配をかけさせていたのかもしれません。
裸になれば分かるものの、洋服を着ると本当に妊婦さん?と言われるくらいおなかが目立たなかったので、マタニティマークがないと周りに気づかれることはありませんでした。
悲しかったこと
夫と口論したとき、「そんなんで母親になれるの?」と言われたときは悲しかったです。
妊娠中は体と共に心にも変化があったのか、いつもなら傷つかない言葉に傷ついたり、なんてことない会話も気になってしまったり、敏感になっていたなと感じました。
その流れで「私には母親になる資格がないのかな」「このまま生まれてきたら赤ちゃんがかわいそうだな」という気持ちを持ったり、ネガティブになってしまったりすることも。
うれしかったこと
妊娠中は、毎回検診に夫がついてきてくれました。筆者よりも夫のほうが出産を待ち望んでいたような姿勢だったので、毎回の検診も楽しみでした。性別がわかったときも一緒に喜べて、とてもうれしかったです。
また、胎動があるときは触ってもらったりおなかに話しかけてくれたりと、筆者だけではなく夫も一緒に赤ちゃんの成長を感じることができました。
妊娠後期
筆者の妊娠後期は秋から冬にかけて。少しずつ寒くなってくる頃だったため、風邪を引かないよう外出時はマスクをしたり、人混みは避けたり。残り少ないマタニティライフを大切に過ごすようにしていました。
また、出かけるときも焦って転ばないよう、時間に余裕を持って行動するように心がけていました。普段からなるべく暖かい格好を心がけ、体を冷やさないようにと家の中でも靴下を履くように。
つらかったこと
おなかが大きくなり、徒歩10分の通勤で息切れし、立ったりしゃがんだりする動作がスムーズにできなくなったことがつらかったです。
急にできなくなったことが増えたため、仕事も他の人に頼むことが多くなり、仕方のないことですが申し訳なさを感じました。
階段の上り下りや家事も時間がかかるようになり、改めて妊婦の大変さを実感しました。
悲しかったこと
周りから「運動したほうがいいよ、家でゴロゴロばっかりしてちゃダメだよ」などと言われることが多かったのですが、医師からは切迫早産気味で安静にと言われていました。しかし、それを伝えてもなかなか理解してもらえないときは悲しかったです。
きっと良かれと思って伝えてくれているのですが、筆者も自分なりに体調をみて生活していたので、生活のようすを否定されることが悲しく、気持ちが沈んでしまうことも。
「私たちの頃はこうだったのに今じゃ違うのかしらね」などと言われ、筆者自身も初めての出産で何が正しいのか分からず、否定されたような気がして悲しかったです。
うれしかったこと
お義母さんに、「おばあちゃんにしてくれてありがとう」と言われたときはとてもうれしかったです。
いつも夫の実家へ行くと快く迎えてくれて、体調も気遣ってくれるのですが、その言葉を言われたときに改めて夫の家族の一員になれたんだなと実感し、涙がこぼれました。
夫婦がわが子を待ち望むのはもちろんのことだと思いますが、お義母さんのその言葉で、親族みんなが赤ちゃんの誕生を楽しみにしているのだと思い、出産を頑張ろうという気持ちにもなりました。
今まで以上により強く、おなかの子の命を大切にしないといけないなと実感したのです。
実際はあっという間のマタニティライフ
妊娠中は心も体もいろいろな変化があり、つらいことや悲しいこともあるかもしれません。
しかし、妊娠がきっかけでうれしいことはたくさんあります。思いもよらぬ人からの言葉や、それによって気付かされることもたくさんあります。
つらいことや悲しいことは我慢したりためこんだりせず、夫や友人にありのままを伝えることも大切だなと思います。また、同じ境遇の人とママリなどのコミュニティで会話するのもよいかもしれませんね。
長いようであっという間のマタニティライフですが、現在妊娠中のママが快適に過ごせるように祈っています。