在宅避難経験者の声から判明した被災後のようす
災害が起こったとき、特定の場所へ避難するほか、安全を確保できた場合は在宅での避難生活を送ることもあります。住み慣れている自宅で生活できるけれど、状況はいつもと違う状態。そんなときでも、家族のために料理をする必要があります。そんなとき、普段の生活と比べてどんな点が困るのでしょうか。
今回、避難経験のあるクックパッドユーザー1,191名を対象に、被災時の料理に関するアンケートを実施。在宅避難時の主な課題やライフラインの被害・復旧の実態がわかりました。
在宅避難生活における最大の課題は「食・水の確保」がもっとも多く、次いで「トイレ」「情報収集」といった結果に。ライフラインの中でもっとも被害を受けたのは、「電気」で復旧までの時間が1〜3日ほど。電気、ガス、水道といったライフラインの中でもっとも完全復旧まで時間を要するのは「水道」という結果になりました。ガスはライフラインの中で、被害を受けた数が一番少なかったようです。
こうした状況下で役に立ったストック食品は「缶詰」、調理器具は「カセットコンロ」とのことでした。
『クックパッド 防災レシピBOOK』を発売
もし災害にあって在宅避難をすることになったとき、どうしてよいのか分からず困ってしまうこともあると思います。そんなときに参考にしたいのが、『在宅避難で役立つ食まわりの知恵から日ごろの備えまで クックパッド 防災レシピBOOK』。クックパッドより8月23日に発売となりました。
こちらの書籍では在宅避難経験者の声を参考にして、特に「食・水の確保」へ重点をおいたお役立ち情報を提供しています。ライフラインが使えない状況でも活用できる、節水できるレシピや火を使わずにできるレシピなども紹介。
クックパッド防災レシピBOOK
自分自身が経験したことのないことを想像して準備するのは、なかなか難しいことです。このクックパッド防災レシピブックは、経験者の意見に基づいたアドバイスがあるので、実用的でとても参考になります。
災害時のレシピをサバイバルレシピと呼びポリ袋を使ったり、火を使わなくてもできるもの、できるだけ水を使わないものを知れたりなど、簡単にできるものばかりでした。
日頃の備えのアドバイスもあり、これ一冊で非常時の物の備えと、心の備えができそうです。
在宅避難中は限りあるものを上手に使う
在宅避難で大切なことは、ライフラインが復旧するまで備蓄しているものを上手に使っていくことです。限りあるものですから、できるだけむだのないよう使っていきたいですね。
災害が起きてしまってから考えるよりも、事前にアイデアを知っておきたいもの。そのためには『クックパッド 防災レシピBOOK』を読んで備えておくこともおすすめ。また、こちらは災害時だけでなく、日常の生活にも使える節約のヒントにもなりそうです。万が一のために、余裕を持って準備をしておきましょう。
災害時でも家族がわが家でほっとできるように、おいしい料理を作ってあげたいですね。