1分でわかるダイジェストはこちら
横にスクロールしてご覧ください。さらに知りたい方は、縦にスクロールすると、詳しい解説を読むことができます。
※何も表示されない場合、画面を下に引っ張って離して更新してください。
約3万円の自己負担が発生していたロタウイルス予防接種
赤ちゃんの予防接種費用のうち「任意接種」といわれるものは全額自己負担。中でも、特にロタウイルスワクチンは高額で、ママリでもたびたび下記のような声があがっています。
医療機関によって異なるものの、一般的に合計3万円前後かかり、家計への負担は大きいものでした。
- 日本小児科学会「定期接種と任意接種のワクチン」(https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/VIS_02teikisesshu.ninisesshu.pdf,2019年9月27日最終閲覧)
- 東京都医師会「予防接種とは?」(https://www.tokyo.med.or.jp/doctor/inoculation,2019年9月27日最終閲覧)
- 厚生労働省「第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(ペーパーレス)資料」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06937.html,2019年9月27日最終閲覧)
2020年10月からロタウイルス予防接種が原則無料に
厚生労働省ではかねてから、ロタウイルスワクチンを任意接種でなく定期接種にすることについて議論を重ねてきました。そして2019年9月26日、「2020年10月から定期接種化する」と決まりました。
定期接種化されると原則無料で受けられるようになります。
- 厚生労働省「第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(ペーパーレス)資料」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06937.html,2019年9月27日最終閲覧)
定期接種の対象は2020年8月以降に生まれた0歳児
厚生労働省の資料によると、ロタウイルスワクチンを無料で受けられるようになるのは2020年8月以降に生まれた0歳児。すでに任意接種として受けた場合は、残りの回数分が無料になります。
国内で受けられるロタウイルスワクチンは2種類あります。「ロタリックス」は計2回、「ロタテック」は計3回接種するのですが、無料で受けるには同じ種類を選ぶことも条件です。
- 厚生労働省「第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(ペーパーレス)資料」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06937.html,2019年9月27日最終閲覧)
家計を気にせずロタウイルスワクチンを接種させられる
ロタウイルスワクチンを接種しても感染は防げませんが、重症化を避けることはできます。今まで全額自己負担だったのが定期接種化すれば、家計への負担なく赤ちゃんに予防接種を受けさせてあげられますね。
定期接種の対象にならないお子さんのママもがっかりしないで。現時点でも、自治体によってはロタウイルス予防接種の助成があります。金額はそれぞれ異なりますが、栃木県日光市や千葉県いすみ市のように全額補助されるところも。
助成を受けるために事前の手続きが必要な場合もあるため、お住まいの自治体ではどうか、一度調べてみることをおすすめします。
- 国立感染症研究所「ロタウイルス感染性胃腸炎とは」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/3377-rota-intro.html,2019年9月27日最終閲覧)
- 厚生労働省「ロタウイルスに関するQ&A」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/Rotavirus/index.html,2019年9月27日最終閲覧)
- 日光市「予防接種(20歳未満)」(http://www.city.nikko.lg.jp/kenkou/guide/fukushi/kenkou/yobou/index.html,2019年9月27日最終閲覧)
- いすみ市「ロタウイルス予防接種費用助成」(http://www.city.isumi.lg.jp/shimin/fukushi/shindan/post_331.html,2019年9月27日最終閲覧)