いまだ人気の国立小学校お受験!
子どもの数が少なくなってきているにもかかわらず、いまだ大人気の国立小学校お受験。一時期より受験熱は少し落ち着いたものの、国立小学校の志願者は減っていません。
まずはその倍率や試験内容、気になる学費について説明したいと思います。受験してみようかな?と思っているママや私立の小学校と悩んでいるご家庭の方は下調べをちゃんとしたいですね。
倍率はなんと数十倍!
データの取り方などによっても違いが出てくるので一概には言えませんが、比較的志願者が少ない学校でも倍率は10倍前後。中には倍率が90倍を越える人気の国立小学校もあります。
試験ではどんなことをするの?
試験内容は大きく分けて、筆記試験・集団面接・個人面接の3つに分類されます。筆記試験を行わない学校もありますがたいていはこれらを組み合わせて試験が行われます。
具体的には課題に沿って行動できるか?ストーリや絵をどのくらい正確に記憶しているか?などを見られます。またグループの中で自由に行動させて、人との関わり方ややり取りなどをチェックされることもあります。
気になる学費…
基本的に公立の小学校のため学費は無料です。これは市立の小学校でも国立の小学校でも変わりませんし、追加で地域によって給食費や教材費などがかかるのも一緒です。
国立小学校の場合では修学旅行の積立金が多かったり、保護者会や後援会などで寄付という名目でお金を集めたりもするようです。目安では1年間に15万~20万円程度のようです。
知りたい!国立小学校を受験するメリット・デメリット
では国立小学校を受験するとどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?受験する事に対して、また実際に入学した場合の事もあげてみましょう。
メリット
国立小学校を受験する事のメリットについてご紹介します。
1.自分で考える力や感受性を高めることができる
試験の練習をすることで、マナーや知識を身につけることができ、自分で考える力や感受性を高めることができます。また家族で体験を共有したり交流のきっかけづくりになります。
もし受験に失敗してしまっても家族で協力して頑張ったという思い出になれば子供にとっても良い経験として刻まれますね。
2.世界が広がる
受験のための幼児教室に通うというご家庭も多いかも知れません。幼児教室ではママも子供も交友の幅が広がります。受験を通して教育方針が同じなど、考え方が似ているご家族と出会えたりします。
子供は色んな人と触れ合う事で社会性が養われます。世界が広がるチャンスはあまりないのでこういった機会を積極的に作ってあげるのも良いと思います。
3.教育水準が一定している
国立で小中一貫教育の場合教育水準が一定しており、クラスメイトとも長いお付き合いができます。また、同系列の学校進学にも有利です。
これは国立小学校に限った事ではありませんが、将来高校を受験する事を考えれば小さいうちに…という考えのご家庭も多いですね。
デメリット
それでは次は国立小学校を受験するデメリットについてご紹介します。
1.努力が報われるとは限らない
人気校は抽選で志願者を選ぶことがあるので、頑張っても試験を受けることすらできないこともあります。またどんなに頑張って準備しても当日に風邪を引いたり、色んな理由で本来の力が発揮できない事も。
万全の対策で!とママが気合いを入れれば入れるほど、結果が出なかった時に辛い思いをしてしまいます。ママの辛い思いは子供にも伝わりますよ。
2.ストレスの原因になってしまうことも
合格を意識しすぎて偏った教育・育児になってしまうおそれがあります。また受験によるストレスで子供に悪影響があったり、家族の関係が悪くなってしまうかもしれません。
受験する事を決める前に本人にもちゃんと話してみる必要があります。幼稚園児とはいえ相手は人間ですので、子供の気持ちを尊重してストレスのない受験にしてあげたいですね。
3.学校の授業だけでは不十分
学校によっては独自のカリキュラムを採用しており、私立に比べて学習に力を入れていない場合もあります。家庭や塾で勉強を補う必要がありますので結局高校受験などで苦労してしまう場合も…。
学校を選ぶ前にできれば子供を通わせているママさんなどにその学校について聞いてみたいですね。今は口コミなどもネットでたくさん調べられますので下調べをきちんとしましょう。
お受験は国立?私立??
いわゆる名門などと言われる国立小学校の人気は衰えません。なんといっても私学に比べて学費が安いですし、その上で子供の将来を考えて…と国立小学校を選ぶパパママも多いのでしょう。
通うメリットはもちろんですが受験するだけでもさまざまなメリットがあります。一方でデメリットもあり受験するかどうか決めるにはそれら全てを考慮する必要があります。良く考えてお子さんに一番良い小学校を選んであげてくださいね!