小学校受験の面接ってどんなことを聞かれるの?
子供の小学校受験を考える親御さんにとって学校の教育方針や偏差値はもちろん気になるところ。では実際に受験すると決めたら?調べておきたいのは面接についてのアレコレですよね。
気になる小学校受験の面接で面接官から質問される内容を調べてみました。先輩ママ達の口コミも紹介しますので参考にしてみてくださいね。
面接官から子供に対しての質問は?
まずは面接官から子供に対しての質問です。基本的なものから具体的な子供が悩んでしまうような質問までありますよ!
- 住所や電話番号の質問
- 好きな本は何ですか?
- 幼稚園では何が一番楽しいですか?
- 幼稚園に行きたくない時はありますか? どんな時ですか?
- 今日はどのようにして来ましたか?何で来ましたか?
- 好きな昔話は何ですか?
- どうしてこの学校に来たいのですか?
- お友達とケンカしたらどうしますか?
このような質問が10問程度されるようです。ハキハキとした回答をできることが望ましいですが、学校側とすれば悩んだり考えることでその子の本当の姿もチェックしたいところです。
時にはびっくりするような質問をされることもあります。子供は正直ですから普段の姿がぽろっと出てしまって、ついついいつもの口調で話をしてしまって受験に落ちてしまったということもよくあります。どんなことを聞かれても丁寧に元気よく、自信を持って答えられるように普段の生活から言葉づかいには気を付けるのが良いですね。
面接官から親に対しての質問も…
もちろん親に対しての質問もあります。親子別室での面接ということもありますので、良く見せようとしても子供が言っている事と違ってしまうことも。例をあげてみますね。
- 家庭での教育方針をお聞かせください
- 今ここでお子さんを褒めてあげてください
- おやつはいつも何をあげていらっしゃいますか?
- お子さんがケンカをして帰ってきたらどう対処されますか?
- ご家庭の自慢は何ですか?
- お子さんはどんな遊びが好きですか?(父親に向けての質問)
- お子さんの教育についてどんなこだわりをお持ちですか?(父親に向けて)
意外と父親に向けての質問も多いようです。母親ばかりが回答して目立つことは印象としてあまりよくありません。面接では家庭での夫婦のあり方も見られています。普段から夫婦で子供の将来や教育について良く話しておきたいですね。
面接どうだった?小学校受験をされた方の体験談
それでは実際に小学校受験をされたというパパママの体験談を紹介します。面接官とのリアルなやり取りなど参考にしてくださいね。
①パパも受験のための面接を勉強!
きっと、多くのお父様は、熱意と言う点でお母様より劣る方が多いのではないだろうか。
その為、直前まで答弁を考えるのを先送りし、お母様はヤキモキするに違いない。
私の場合、普段仕事に追われており、なかなか考えられないと言うのが実情であった。
結局、夏休み(盆休み)に過去質問内容を見ながら考えを纏めた。
それを元に、お教室での面接指導などで修正を加えていった。 出典: ojyuken.jugem.jp
こちらのご家庭は小学校受験のために幼児教室に通っていたそうです。小学校受験のためのお教室では問題の練習はもちろん面接指導もしてくれるところも多くありますね。
特に熱意の少ない、熱意が前に出にくいパパは面接の勉強をしておいた方が良いと思います!
②親子で協力する制作があった
先生の横に折り紙で作った輪が置いてあり、これと同じ物を作って下さいと指示されました。
ノリやハサミ、折り紙、雑きんなどが置かれており、親も手伝っていいことになっていました。
子供の取り組み方と親の接し方を見ているんだと思いました。 出典: oshiete.goo.ne.jp
面接では質問だけでなく、このように何かを親子で協力して作ることもあるんですね。ここでつい作業に集中するあまり家庭での子供への接し方が出てしまう事もあるかも知れません。
「早くしなさい!」「ココ違うでしょっ!」などと口うるさく言ってしまわないようにしたいものですね。このような指示ばかりでは子供の自立心の芽を摘んでしまいます。普段からの子供との接し方が大切です。
③妻の話を引き継ぐように…
「妻の話に付け加えさせていただけますか?」と先生方の反応を伺ってから「今、妻が申し上げたように・・・と、
奥様のお話を引き継ぐように、上手くつなげて回答する 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
ママへの質問に対してパパが突然口出しすることは良くないようです。うまく夫婦でカバーし合いながら行う面接がいいですね。
面接官もご夫婦の関係性を見ています。親は子を映す鏡と言いますので夫婦が互いに尊重しあって協力している家庭の子供は先生を尊敬し、お友達とも協力して良い関係を築けるそうですよ。
④答えられない息子に、思わず…
あんななに練習した面接だったのに・・・・
教頭先生「ここの学校の名前は言えるかな?」
息子「はい、えーっと・・・」
校長先生「あはは・・・緊張しちゃったのかな」
後から主人が「あのときのあなたの顔が怖かったよ」と。
当日ギリギリまで練習した学校の名前(ちょっと長めだったのと、他校名と間違えてしまってはいけないと思い)で、それまではスラスラ言えていたのが本番で言えなくなるなんて・・・びっくりして子供の顔を凝視してしまった私だったようです。 出典: www.inter-edu.com
こちらのママは気持ちが前に出すぎてしまったのでしょうか。あんなに練習したのに!と答えられない子供を凝視してしまった様子ですね。受験の準備は前日までに余裕を持って終わらせましょう。
当日は普段通りリラックスして落ち着いて過ごしたいものです。本番前に色々声をかけられるだけで子供は緊張が高まってしまい、フリーズしてしまいますから。
⑤パパが正直すぎるのも困りもの。。。
「お嬢さんはお父様とお母様にそれぞれ似ていらっしゃると思うところはどんなところですか?」
「頭の回転が速くて器用でソツがない所は家内にそっくりですし、運動神経が良くて、やんちゃで細かい事を気にしないのは自分に似ていますかね~」
真ん中に座っていた娘のバツの悪そうな顔と、面接官の先生の苦笑いが今でも忘れられません。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
その時の主人の言い訳も、
「だってホントの事だもん。」
私:「…!!(怒)」
勿論ご縁は戴けず、今は他の共学校に通学しています。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
こちらは面接官からパパへの質問が多く、パパも正直に娘さんの出産のときに居なかったことや受験した小学校でなくても良かった、などと言ってしまったそうです。
家庭の教育方針と学校の教育方針が合わないというのでは受験自体を考え直しても良いと思います。パパの同意や納得が得られないような受験では面接でも失敗してしまうかも知れません。
面接では自然体が一番
いかがでしたか?小学校受験を決めたママにとっては面接は一番大事といっても過言ではありません。しかし面接というとどうしても緊張してしまいます。親だけでなく小さなお子さんならなおさらです。
普段の生活から面接官に見られても困らないように言葉遣いや子供との関わり方など気を付けたいですね。もちろん夫婦のコミュニケーションもとても重要になってきます。お受験を考えているご家庭は参考にしてください!