男女ともに一番人気の習い事は「水泳」で、5歳で通っている子どもは全体のおよそ2割を占めています。水泳は全身運動なので運動神経や体力を養えますし、小学校に入学すると水泳の授業が始まりますので、それまでに泳げるようになってほしいというのが主な理由です。 ※6
昔から根強い人気を誇る習い事の1つが水泳です。全身運動である水泳は、泳ぐことができるようになるだけではなく、心肺機能を鍛えることができ、結果的に身体を強くすることが期待できます。
小学校では水泳の授業もあるので、幼児期から習っておくことで入学までに泳げるようになっておきたいという親の願いからも人気の習い事です。
また、他の習い事と比べて早い段階で始めることができるのもメリットの1つです。0歳や1歳からベビースイミングを始め、そのまま3歳、4歳になっても継続して習うことができるのもうれしいですね。
英会話、英語
2020年からは、英語教育が小学校3年生以降の学年で必修になります。また、ビジネスや進路のグローバル化の影響もあり、英語を早くから学ばせたいと考える親が増えました。英語塾はそのようなニーズを背景として、幼児への指導を熱心に行っているのが実情です。小学校で英語を勉強として教わる前に、言語として親しませておくことで、将来的に実践的な力として役立つことを見込めます。 ※7
これからより一層進むグローバル化に合わせて、2020年から小学校の英語教育が必修化されました。パパママが子どものころとは異なり、早い段階での英語教育のスタートに備えるという意味で英会話や英語が支持されています。幼いうちから英会話に慣れ親しんでおくことで、英語の授業や英語そのものへの苦手意識が軽減され、中学、高校と続く英語教育への自信につながっていくのではないでしょうか。
ピアノ、音楽教室
人間の聴覚がもっとも発達するのは、4・5歳のころ。
この時期にたくさんの音楽を聴き、歌い、弾く体験を重ねること、“こころ”と“からだ”で、まるごと音楽に向き合うことで、
音楽のさまざまな表情やニュアンスを聴きわける耳が育まれます。 ※8
ピアノも昔から根強い人気の習い事の1つです。聴覚が発達するこの時期に音楽とたくさん触れ合うことによって、聴く力や音感が育まれます。楽器を演奏できるようになったり、楽譜が読めるようになったりするだけでなく、集中力が養われたり、想像力が豊かになったり、これからの人生を彩ってくれるのではないでしょうか。
筆者の娘は音楽教室でピアノを習っていますが、最初は全く指が動かなかったのが、練習を重ねるうちに両手で1曲、また1曲と、どんどんひける曲が増えていきました。最初は悔しさで涙を流しながらひいていた娘が、今では誇らしげに季節の歌をひく姿に親としては感動を覚えました。
練習をすることで、悔しい気持ちや達成感を味わうことができるのも、この習い事の良い点だと感じます。
体操
体操は水泳と同じく全身運動で、なおかつ柔軟性も養えるところが魅力です。 ※9
体操は体のいろいろな部分を動かすので、全体的な運動能力の向上が期待できます。身体能力はどのスポーツにも求められるものなので、養っておいて無駄なことではないでしょう。体が柔軟になることによってケガや病気もしにくくなるのも、うれしいポイントです。
筆者の娘の体操教室では、跳び箱、鉄棒、マット運動など多岐にわたる運動をしています。器具や広いマットを使った運動は家ではなかなかできないので、楽しみながら取り組んでいます。また、他の同世代の子と一緒にやることによって、向上心も生まれ、良い刺激を受けながら通っています。






