過度な干渉や甘やかしはしない
子どものわがままの中には、だっこをせがんだり甘えたりする行為もみられますが、甘えを受け入れてスキンシップを取ることと、なんでもやってあげようとする甘やかしは異なります。
また、子どものことを相談できる人がおらず、孤独な中で育児をしていると過干渉になりがち。過度な干渉や甘やかしは、かえって子どものわがままを助長させるおそれがあるので気を付けてくださいね。
6歳児の癇癪(かんしゃく)や泣き落としにはどう対応する?
6歳の子どもの中には、わがままだけで済まず、癇癪(かんしゃく)へと発展してすぐ泣く子どももいるものです。気難しい6歳の行動に疲れてしまう…というパパママもいると思いますが、ちょっとしたコツをつかんで乗り切りましょう!
癇癪(かんしゃく)への対処法:優しく抱きしめる
感情を爆発させるような癇癪(かんしゃく)には、落ち着くまで待って、まずは優しく抱きしめてあげましょう。抱きしめながら体を揺すったり、背中を擦ったりしてあげていると子どもの気持ちは徐々に落ち着いてきます。その後は叱ることなく、子どもの気持ちに共感してあげてください。
たとえ子どもが間違ったことをしていたとしても、一旦は子どもの意見に共感し、それから改善するべきところを説明してあげるようにすると言うことを聞いてくれます。
泣き落としへの対処法:子どもの要求を聞かないこと
すぐ泣く6歳のわがままには、子どもの要求を聞かないようにすることが最大のポイント。おやつが欲しい、おもちゃが欲しい、ゲームがしたいなどの理由で子どもが泣いたとき、泣き落としに負けて要求を通してしまうと、子どもは「泣いたら自分の思い通りになる」と学習してしまいます。
子どもの泣き落としを止めさせるためには、泣いても要求が通らないことをわからせることがいちばん。自分の思い通りにならないとわかるとより激しく泣き出すでしょうが、泣きやんだころに「泣きやんで偉かったね!」と褒めてあげましょう。すると、少しずつ泣き落としが減っていきます。
6歳児のわがまま・口答えでイライラする時の対処
6歳児のわがままは成長のあかしだとは言え、反抗期のような自分勝手な行動や口答えにはやはりイライラしてしまいますよね。わがままについイライラして感情的になってしまう…。そんな悩みを抱えているなら、完璧主義になりすぎず、子どもの良いところに目を向けてあげることが効果的です。
怒りは自分の中で「こうするべき」と考えることを、子どもが実行しないから起こります。食べるべきときに食べない、片付けるときに片付けない…。でも、なかなかご飯を食べなくてもお風呂にはちゃんと入ってくれた、部屋は片付けないけど食器は片付けてくれた…と、子どもの良いところを見つけてあげましょう。
そして「こうするべき」というご自身の考えを少し緩めると、怒りを感じるシーンが少なくなりイライラしにくくなりますよ。ぜひ試してみてくださいね。
子どものわがままに親がしてはいけないこと
子どものわがままには、つい親もイライラしてNG行動をとってしまうことも。ときには、親の態度が子どもの心を傷つけていないか振り返ってみてください。
子どもの感情を抑え込もうとする
子どものわがままに合わせてあげられないときは、子どもの感情を抑え込もうとしてはいないでしょうか。
たとえば、ほしかったおもちゃが売り切れていて買えなかったとき、「どれでも同じでしょ」「こっちにしときなさい」と、その場を収めるためだけに感情を抑え込んで我慢させてしまいがち。
まずは「残念だったね」と気持ちを受け止めてあげて、「また買いに来よう」「ほかのお店に行ってみよう」などのように、子どもが納得できる選択肢も与えてみてください。
無視をし続ける
6歳ぐらいの子どもは、自分の欲求が通らないと、所かまわず大泣きして駄々をこねてしまうことも。何度も繰り返されると親もイライラが募って放っておきたくなる気持ちもわかります。
でも、駄々をこねる子どもを無視し続けることは、子どもに自分の存在を否定されているように感じさせてしまいますし、何とか気を引こうとしてますます大泣きしてしまう可能性もあります。
何でもわがままをかなえてあげる必要はありませんが、聞くのは無駄だと放置せず何が気に入らないのかきちんと気持ちを聞いてあげて、しっかり子どもと向き合って落ち着かせてあげましょう。










