原因6:子どもが1人でエスカレーターに乗った
正しくエスカレーターに乗れる子でも、1人で乗ると転落してしまうことがあります。子どもは大人より体のバランスを取るのが難しく、動いているエスカレーターの上でバランスを崩してしまうことも…。
エスカレーターでの転落事故を防ぐために、エスカレーターに乗るときは子どもをステップ中央に乗せ、パパママが手をつなぎながら乗ってあげると安心です。
- 日本エレベーター協会「エスカレーターのご利用について > お願い」(https://www.n-elekyo.or.jp/instructions/escalator.html?tab=3,2021年2月24日最終閲覧)
エスカレーターに乗る時の注意点
子どものエスカレーター事故を防ぐには、パパママが子どもにエスカレーターの正しい乗り方を教えてあげることがいちばんの方法です。子どもが安全にエスカレーターを使えるように、注意点に気をつけて乗るよう教えてあげましょう。
一般社団法人日本エレベーター協会の「エスカレーターの使い方」によると、子どもが特に注意するべきポイントは次のようになっています。
・お子様の1人乗りは危険です
・顔や手を乗り出した利用は大変危険です
・ビニール樹脂製の履物はご注意ください
・落とし物をしたら係員を呼んでください
・手すりにまたがるなどして遊ばないでください
・寄りかからないでください
・裸足では絶対に乗ってはいけません ※1
大人にとっては何でもないことでも、子どもにとっては危険なこともあります。最初のエスカレーター事故事例でご紹介したように、落としたものを拾おうとしてエスカレーターに巻き込まれる子どもも少なくないことから、つい自然にしてしまう「落としたものを拾う」ということも事故の原因になりかねません。
手すりから身を乗り出さない、エスカレーターの近くで遊ばないという基本的なことだけでなく、エスカレーターの正しい乗り方や注意点もちゃんと教えてあげられれば、子どもがエスカレーター事故に遭う確率はぐんと低くなるはずですよ。
子どものエスカレーター事故を防ぐには乗り方が大切
子どものエスカレーター事故事例や事故の原因をご紹介してきましたが、エスカレーター事故を防ぐためには、パパママが子どもに正しい乗り方をしっかりと教えてあげることが最大の対策法です。
日本でも多くの事故が発生しているエスカレーター。この記事を参考にしながら、エスカレーターの近くで遊ばないこと、1人で乗らないことを基本として、安全な乗り方を教えてあげたいですね。






