監修:齋木啓子 先生

【医療監修】子供の首にあるしこりはリンパ節炎?症状や種類、治療法について

風邪や感染症の際に首などのリンパ節が腫れる病気を「リンパ節炎」といいます。リンパ節炎には種類があり、それぞれに特徴や症状が異なります。痛みを伴うリンパ節炎の場合、首や顎が腫れたり熱を持ったりして、とてもつらい症状となるかもしれません。発熱してしまう可能性もあります。リンパ節炎の原因となる病気はいろいろありますが、まずは原因となった病気を調べ、その病気の治療を行うことが大切です。

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リンパ節炎とは?

リンパ節とは、全身にあるリンパ管の節々にあり、リンパ液を生産し細菌などが侵入してきた際に抵抗する器官です。リンパ節炎とは、体のさまざまな部分にあるリンパ節が炎症を起こしている状態のこと。リンパ節が炎症を起こすと、腫れたり、痛みを伴ったりします。

子供の首にしこりができると少し心配になるものですが、しこりの原因はリンパ節の腫れである場合があります。子供の場合は風邪などで首のリンパ節が腫れるケースが多く、体が小さいため目立ちます。しかし、適切な治療を行うことで治ります。また、体の表面に近い部分にある首や脇の下のリンパ節は、正常な状態でも触れてわかることがあります。

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リンパ節炎の原因

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リンパ節が炎症を起こす原因は、細菌やウイルスなどさまざまです。いろいろな病気をきっかけとしてリンパ節炎が発症するため、そのたびに原因が異なるでしょう。原因となりそうな病気の専門医を受診し、その病気の治療を行うことが大切です。

内科系の病気の他に、虫歯が原因となってリンパが腫れている可能性もあります。歯に違和感や痛みがある場合は歯科への受診も視野に入れましょう。

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リンパ節炎の種類と症状

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リンパ節炎にはさまざまな種類があります。その種類についてご紹介します。

化膿性(かのうせい)リンパ節炎

細菌に感染し、リンパ節が腫れる状態を化膿性リンパ節炎といいます。化膿性リンパ節炎はいろいろな細菌によってかかるものですが、一つの例としてBCG接種後に結核菌に感染して化膿するものがあります。

リンパ節が腫れる可能性は1%ほどと高くはありませんが、もしもBCG接種後4ヶ月くらいしてリンパ節が化膿した場合には、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。

亜急性壊死性(あきゅうせいえしせい)リンパ節炎

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亜急性壊死性リンパ節炎は、原因不明でリンパ節の腫れと発熱を伴う病気です。20〜30歳代の比較的若い女性が多く発症し、女性が男性の約2倍を占めるといわれています。

首のリンパ節に発症するケースが多く、押すと痛みが伴います。多くは、1〜2ヶ月以内に治療と関係なく治癒するといわれています。

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リンパ節炎の治療や予防

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リンパ節炎の治療については、まずは原因となった病気の治療が大切です。細菌の感染には抗生剤を投与する可能性があります。また、痛みが強い場合は消炎鎮痛剤で痛みを抑える対症療法がおこなわれます。

痛みが強く、膿んでいるような場合には切開して膿を出す治療を行う可能性もあります。治療法については医師としっかり相談しましょう。

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リンパ節炎による登園への影響

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リンパ節炎自体は登園不可の病気には入っていませんが、登園できない病気が原因でリンパ節が腫れている場合、その原因となる病気が治るまでは登園できません。

たとえば、おたふくかぜや風疹ではリンパ節や顎下腺の腫れが症状として挙げられるため、こうした病気の診断が出ている場合には、リンパ節の腫れだけではなく全身の症状を医師に確認してもらい、登園の許可を得るまでは幼稚園、保育園への登園は控えましょう。

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リンパ節炎は早めに病院へ

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リンパ節炎は腫れが特徴としてあるため、比較的気づきやすい病気です。ママも子供も、リンパ節の腫れがある場合には早めに病院へ行きましょう。

症状が強くなる前に原因となる病気をつきとめて治療を行えば、原因の治癒にともなってリンパの腫れもおさまります。風邪や虫歯の際にはリンパ節にも異常がないか、確認してみると良いですね。

記事の監修

ふれあいファミリークリニック 院長

齋木啓子 先生

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