赤ちゃんの手足が冷たいときはどうする？原因と対処法を体験談とともに紹介

赤ちゃんの手足が冷たい原因は？

赤ちゃんはよく汗をかくし、体温も高くて暑がりという印象を持っていたのに手足を触ったら冷たいと思ったことはありませんか？

遊んでいる時も寝ている時も手足は冷たいままなのに、背中には汗をかいているということもあると思います。これにはどのような原因があるのでしょうか。

なぜ赤ちゃんは手足が冷たくなるの？原因は？

赤ちゃんは手足が冷たくなりやすいです。その原因は体が未熟で皮下脂肪が少ないからという理由があります。

大人と比べて赤ちゃんは皮下脂肪が少なく、皮膚から熱が逃げやすい体質ですので暑い、寒いに対して赤ちゃん自身で体温調節を行うことが難しいです。

体も未発達で未熟なので赤ちゃんは手足を冷やして体の末端の毛細血管を収縮させて体内に熱を集めて、熱が逃げていかないように、全身を使って体温調節を行っています。

赤ちゃんの手足が冷たくて紫色に見えるのは病気？

赤ちゃんの手足が冷たくなり、紫色になっているのを見ると驚いてしまいますが手足が冷たくて紫色なのは、末梢の血管への血流がよくないからであり、病気ではありません。

赤ちゃんの手足が冷たくて紫色になっていても元気で特に何らかの変化がなければ、ほとんどの場合はそのまま様子を見ていれば大丈夫です。

発熱しているのに赤ちゃんの手足が冷たいのはなぜ？

発熱しているときには体温が上がるもの、と思っているのに手足だけは冷たいままの赤ちゃんもいます。

発熱する前に体がぶるぶる震えて寒気がするのは、体を震わせることで熱を発生させるためです。熱は体に侵入した細菌やウイルスを退治するための免疫反応なので、そのための熱を逃がさないよう、体の末梢の血管が収縮します。結果、手足が冷たくなり顔が青ざめることがあります。

このときが一番つらく感じますが、30分～1時間たつと、熱が上がりきり逆に暑く感じ眠気が出てきます。

赤ちゃんの手足が冷たいときにできる対処法と先輩ママの体験談

赤ちゃんの手足が冷たいと感じた時にできる対処法を紹介します。温度ももちろん重要ですが、他にもできることがありますので参考にしてみてくださいね。

室温に気を付ける

赤ちゃんの体温は基本的には周りの気温と一緒に上下するので、室温の高すぎや低すぎに敏感に反応します。赤ちゃんにとって適切な室温は、夏場は25～28℃、冬場は20℃前後です。

真夏や真冬は特に要注意で、エアコンの効き過ぎや暖房やストーブの効きすぎには注意しましょう。エアコンの風は直接赤ちゃんに当たらないようにします。室温を確認するのは赤ちゃんの顔の横の温度で確認しましょう。

極端な寒さ対策はしない

赤ちゃんはとても汗っかきです。あまり厚着をさせすぎると汗をかき、その汗が冷えることによって風邪をひいてしまうこともあります。

赤ちゃんは「寒い」と感じると手足をパタパタ動かして体温調節をしようとします。体温調節をうまく行うために、自律神経を鍛えている状態です。だからこそ、あまり厚着をさせずに赤ちゃんの自然の働きを見守ることが大切なのですね。

また、温度だけでなく湿度に気を配ることも大切です。空気が乾燥するとウイルスが増殖しやすくなってしまい、風邪をひきやすくします。洗濯物を部屋に干して湿度調節したり、加湿器を使ったりして、部屋の湿度が極端に下がらないように注意しましょう。

赤ちゃんの手足が冷たいと感じたママの体験談

実際に赤ちゃんの手足が冷たいと感じたママたちの体験談を紹介します。赤ちゃんの手足が冷たいと感じたママは意外と多くいますよ。参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの手足が冷たいのに汗疹があった

赤ちゃんの手足が冷たいから寒いと思うのはママが心配している証しですよね。でも赤ちゃんは意外と暑がりですので、背中で体温を確認してから厚着させてあげましょうね。

赤ちゃんの足が冷たいと感じても靴下は履かせない

助産師さんに相談した上で赤ちゃんの足が冷たくても靴下を履かせなていのだそうです。心配な時は、かかりつけのお医者さんなどの専門家にするとよいですね。

足裏で赤ちゃんの状態を確認する

手足が冷たいというだけでは、どの部分が冷たくなっているのかわかりにくく、原因も突き止めにくいのではないでしょうか。このママのように、足のどの部分が冷たくなっているのか見極めて、単なる体温調節であることがわかれば安心できますね。

赤ちゃんの足が冷たいと感じたらブランケットをかける

赤ちゃんの手足が冷たくなるのは、体温調節のためという体験談がよく見られます。医師からもアドバイスをもらっている方の体験談を参考に、少し寒いようなときにはブランケットなどをかけて様子を見てみると落ち着いてくるかもしれませんね。

手足が冷たいとき脱水に特に気を付ける

赤ちゃんの手足が冷えているのは寒いことが原因の場合もありますが、温めようとして室温を上げすぎたり厚着をさせ過ぎたりすると、今度は汗をかいて脱水気味になってしまう可能性も。温めるのはほどほどにして、脱水にならないようにも気を付けなければなりませんね。

赤ちゃんの手足が冷たいときの注意点

先輩ママの体験談などからも、赤ちゃんの手足が冷たいときの対処法も学べますが、気を付けないと逆に赤ちゃんの体調を悪くしてしまう危険性もあります。赤ちゃんの手足の冷えについて自分で対処する際には、以下のことにも注意してください。

ミトンの使用は長所と短所を把握してから

手が冷たいときには、気温が低くて冷えている場合もありますが、ミトンを使用するかどうかは長所と短所を把握して判断するようにしましょう。

気温の低い日に外に出て手が冷えている場合などには、ミトンで保護してあげるのもよいですが、赤ちゃんが自分で体温調節しようとしている場合は不要と言えます。

生後2～3か月ごろになると、赤ちゃんは自分の手の存在に気付いて自発的に動かすことが増えるので、ミトンをすると手を動かすことによる発達の邪魔をしてしまう恐れがあります。また、手を口に持っていくこともあるので、ミトンを付けているとよだれで汚れやすくなるというデメリットもあります。

発熱があるけれど手足が冷たいときは状況に応じて病院へ

赤ちゃんが発熱しているのに手足が冷たいときは、特に注意が必要です。発熱しているのに手足が冷たいのは、まだ熱が上がりきっていないことが考えられます。熱が上がることで体に侵入してきた細菌やウイルスを退治する目的があるので、このときに解熱剤を使用するのは控えたほうがよいでしょう。

まずは、厚着をさせて部屋の温度を上げ、赤ちゃんの体温を下げないようにして様子を見てあげてください。ただ、顔色が悪くてぐったりしている、 呼びかけても反応がない、呼吸が苦しそうなどの症状がある場合は、すぐに病院を受診することをおすすめします。

赤ちゃんの手足が冷たいときは全身状態を確認しよう

赤ちゃんの手足が冷たいことの原因としては、周りの温度に合わせて体温調節していることが考えられますので、寒くないか暑くないか室温を確認して適温になるよう調節してあげるのがよいですね。

赤ちゃんは全身を使って体温調節しているので、手足が冷たいと感じる場合でも、あまり心配するようなことではなさそうです。

また、発熱しているときでも手足が冷たいこともありますが、これも熱が上がり切る前の自然な反応なので、まずは様子を見て変化がないか見てあげてください。ただ、ぐったりしていて顔色が悪いなどの症状があるときには、すぐに病院を受診するようにしましょう。

手足が冷たいからといって過度に温めるのも汗をかいて体を冷やす原因になってしまいますので、手足だけでなく全身の状態を確認しながら対処してあげてくださいね。

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