第二子を出産後に第一子への気持ちはどう変わるの?
一人の子供に全ての愛情を注ぎ、付きっきりでお世話出来た一人目育児。
少し機嫌が悪い時も徹底的に相手を出来たし、構ってほしいと甘えてくる時には思う存分一緒に遊んだり甘やかしたり出来ました。
けれど第二子を出産した私は産まれたばかりの赤ちゃんのお世話で大忙し。でもどんなに大変でも第一子のお世話もしなければならず、忙しくてイライラ、つい怒りっぽくなってしまいました。
第二子出産前の気持ち
出産前は第一子に対して肯定的な気持ちで接していたのかもしれません。
- とてもかわいい
- 何でもしてあげたい
- 少しのわがままは許してしまう
ゆっくり関わることができるために、少しイライラすることがあっても上手に解消できていた気がします。
第二子を出産した後の気持ち
第一子に対する気持ちは変わってしまったわけではないですが、どこか自分に余裕がなかった気がします。
- イライラする
- わがままを聞きたくない
- 鬱陶しく感じる
- つい怒ってしまう
- 相手にしてもらえないのがかわいそう
かわいいのにイライラしてしまいとても複雑な気持ちになりました。忙しいとつい「自分でして」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と突き放してしまって、後悔してばかりいました。
休む時間がなかなか取れずストレスもたまっていたのかなとも思います。
体験談:下の子が生まれたときの第一子の反応は?
突然我が家に小さな赤ちゃんがやってきた!たとえ出産前に話して聞かせていても、上の子の戸惑いは大きいですよね。
まして今まで独り占めできていたママやパパ、じいじやばぁばも独占出来なくなったということを突然目の当たりにすることになってしまうとショックも大きいのかもしれません。
もちろん自分より小さな赤ちゃんを見てかわいい、お世話をしてあげたい、と思う子は多いと思います。赤ちゃんのお世話で忙しくなったママを見て上の子はどんな気持ちになるのでしょう。
第二子を出産した時の上の子の反応を、ママたちの体験談をもとにまとめました。
体験談1.依存的になった
3歳の娘と7か月になる息子がいます。最近、お姉ちゃんが弟の遊んでいるおもちゃを取ったり、「イヤ! ヤダ!」と聞き分けが悪くなることが多くなりました。
「ママ、ママ」と私にベッタリなので、イライラして怒ってしまいます。 出典: papimami.jp
いわゆる赤ちゃん返りです。「できない」「イヤ」「○○して」と何に対しても言うようになり、自分でできることもしなくなったという子も多いです。
ママを取られてしまうのが嫌なのでしょうね。相手してもらいたいという気持ちからママを困らせている子もいるのかもしれません。
体験談2.攻撃的になった
お姉ちゃんが弟である赤ちゃんを叩いたりつねったりします。
もともと暴れん坊タイプの娘ではありますが、小さい 赤ちゃんに対してもそういうことをするので、悲しいです。
寝ていてもすぐに起こすし、授乳をしていてもすぐに邪魔をします。 今は授乳をするときは別の部屋に行って隠れてしている状態です
「○○も赤ちゃんになりたい!」と言っています。 「どうして叩くの?」と聞いても無視して教えてくれません。
「叩くのはいけないこと!」と教えても、聞いてくれません。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
赤ちゃんに対して攻撃するようになる子もいます。おもちゃを触られて怒ったり、「赤ちゃんいらない!」「抱っこしないで!」と言うこともあります。
ママを取られてしまったことが嫌で赤ちゃんに当たってしまうのでしょうね。
体験談3.お世話をしてくれる!
"おねえちゃん気取り"で赤ちゃんのお世話をやきたがっていました。
弟が泣くと誰より早く駆けつけ,「おかーさんっ,オッパイ,ほしいってー」と私を呼んでくれることもしばしば。
私がすぐに赤ちゃんのところに行かないと,いてもたってもいられないハルナは,自分のTシャツをめくって,寝ている弟の顔におおいかぶさるのです。
びっくりして,何をしているのか聞くと,「オッパイあげようと思った の」と,泣きやまない赤ちゃんのそばで,目をうるませて言うのです。 出典: web.shohoku.ac.jp
こんな姿を見ると嬉しくなりますよね。でも必ずしも赤ちゃん返りがないわけではないので上の子に対するケアも必要なようです。
赤ちゃんを楽しみにしている子は多く、ママの代わりにお世話をしたり赤ちゃんのことを気にかけてくれています。
体験談:第一子の赤ちゃん返り、どのように乗り越える?
自分よりも小さな赤ちゃんが我が家にやってきて、うれしさもあれど、困惑をしない子はいないはず。赤ちゃん帰りやイヤイヤ・夜泣きに大人も困ってしまいますよね。
ですが困ってばかりいて上の子を困った子扱いしては益々溝は深まるというもの。赤ちゃんのお世話で大変な日々ではありますが、どうにかして向き合っていきたいですよね。
二人目出産を機に始まった赤ちゃんがえりや夜泣き、イヤイヤを先輩ママたちがどのように乗り越えたかをまとめてみました。
体験談1.上の子が一番だよと伝える
赤ちゃんが泣いたら、上の子をひとまず抱っこする。そして「赤ちゃん泣いてるね、どうしよう」と相談します。
「ママはお姉ちゃんを抱っこしたいけど、赤ちゃんはおっぱい飲まないと泣き止まなくて、お姉ちゃんをゆっくり抱っこできないよ」とか。
それでも「ずっと抱っこして~」と泣くかもしれませんが、赤ちゃんを抱っこする前に必ずお姉ちゃんを抱っこしたい、と言い続けました。 出典: komachi.yomiuri.co.jp
ママにとっては上の子も下の子も同じくらい大切。それは当たり前のことですが、ここは上の子を立ててあなたが一番大切なんだと声を掛けてやることで安心をするものです。
体験談2.上の子の甘えたい!を受け入れる
叱ったり厳しくなんて、ほんと逆効果。甘えさせて、赤ちゃん言葉で言われたら、赤ちゃん言葉で返してください。言いたいことなんて、特にないんですよ。グズグズ言ってみて、甘えたいだけです。
本当に必要な要求なら、普通に話します。私もそうでしたが、間隔詰めて産んだのは自分。上の子達は何も悪くない。
そのせいで、甘えたい時期に甘えられないんじゃ、後々グレても文句は言えません。充分甘えたら、自分から離れますよ。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
赤ちゃんがえりやイヤイヤするのってきっと甘えたい気持ちの表れなんですよね。それを叱っては上の子は甘えることさえ許されないのかと感じてしまうかもしれません。
可能な限りで受け止めて、出来ないときは言葉だけでも「大好きだよ」と声掛けしてみたり、手が空いたときにはうんと抱きしめてあげましょう。
気持ちのすれ違いもあるけれど…
赤ちゃんの誕生はきっとみんな嬉しいはずです。でも上の子は甘えたいだけなのに、ママにはわがままを言っているように聞こえてしまうなど、お互いの気持ちがうまく噛み合わなくてすれ違ってしまうんですね。
可能なときは上の子をうんと甘やかして、向き合っていきましょう。赤ちゃんのいる生活に上の子が慣れたら次第に赤ちゃんのお世話を手伝ってくれるようにもなりますよ。
ママも二人の子供のお世話できっと大変ですよね。そんなときにはパパがいるときだけでもパパに上の子をうんと構ってもらっちゃいましょう。