2021年生まれの赤ちゃん人気名づけランキングを発表
2021年は東京五輪が行われたものの、2020年から日本での流行が始まった新型コロナウイルス感染症の影響が続いた一年でした。コロナ禍での妊娠・出産は、いつも以上に不安に感じたママやパパがいるのではないでしょうか。
明治安田生命保険相互会社が調査した結果、人気を集めた赤ちゃんの名前はまさに2021年を象徴する出来事の影響を受けているかのような、親から子どもへ込められた気持ちが垣間見えるものでした。
調査概要
- 調査対象:明治安田生命の個人保険・個人年金保険の既契約情報(2021年9月時点)
- 調査数:個人保険・個人年金保険の保有契約のうち、2021年生まれの男の子8,637人、女の子8,501人
- 調査時期:2021年11月
2021年生まれ人気の名前ベスト10
2021年に人気だった赤ちゃんの名前10位までを紹介します。
男の子
- 第1位:蓮
- 第2位:陽翔
- 第3位:蒼
- 同位:湊
- 第5位:樹
- 第6位:朝陽
- 第7位:大和
- 同位:悠真
- 第9位:颯真
- 第10位:陽向
2021年は、「蓮」くんが2年ぶり7回目の第1位に輝きました。植物の蓮(はす)は、仏教において象徴的な花であるとともに、泥の中で強く根を張る植物でもあります。
また特徴の一つとして連なってたくさんの実をつけることから、人とのつながりを大切にして欲しいといった親心が込められているのかもしれません。
他にも陽翔や湊、樹など、自然の恵みを想起させるような名前がトップテン入りしました。
女の子
- 第1位:紬
- 第2位:陽葵
- 第3位:凛
- 第4位:澪
- 第5位:芽衣
- 第6位:結愛
- 第7位:陽菜
- 第8位:杏
- 同位:紬希
- 第10位:莉子
- 同位:花
女の子の名前では、「紬」ちゃんが調査依頼初めての第1位に。「紬」は「つむぎ」という読み方しかないという限定的な条件にもかかわらず第1位となったのは、コロナ禍ならではの時代背景が影響しているようです。
「紬」は、糸を掛け合わせて作り上げられる絹織物が由来。つなぐの他に強さや丈夫さといった言葉も連想されます。
そのため、コロナ禍となった2021年は、「紬」の字が持つ丈夫さや長生き、人とのつながり、そして「ツムギ」という柔らかい響きから人気を集めた模様。
他にも「紬」を使用した「紬希」が大幅のランクアップ。芯の強さやたくましさを連想する「凛」などがランキング入りしました。
2021年生まれ人気の読み方ベスト10
2021年に人気だった赤ちゃんの名前の読み方10位までを紹介します。
男の子
- 第1位:ハルト
- 第2位:ミナト
- 第3位:リク
- 第4位:ソラ
- 第5位:ソウタ
- 第6位:ハルキ
- 第7位:ユウト
- 第8位:アオト
- 第9位:ヒナタ
- 同位:カイト
読み方では、「ハルト」くんが13年連続での第1位。同じ「ハルト」でも漢字は「陽翔」「大翔」「陽人」など全65種類におよびました。漢字の組み合わせの豊富さが人気を集めている一因に。
女の子
- 第1位:メイ
- 第2位:ミオ
- 第3位:ツムギ
- 第4位:エマ
- 第5位:コハル
- 第6位:ハナ
- 第7位:イチカ
- 第8位:ヒマリ
- 同位:ホノカ
- 第10位:ユイ
女の子では、「メイ」ちゃんが2年ぶりにトップに返り咲き。こちらも「芽衣」「芽生」ちゃんなど漢字の組み合わせが全36種類ありました。
- 明治安田生命「名前ランキング2021」(https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html,2022年1月5日最終閲覧)
他にも2021年ならではの名前がたくさん
男の子の名前では、東京五輪で活躍した橋本大輝選手の「大輝」くんや、五十嵐カノア選手の「カノア」くんという名前も順位を大きく伸ばす結果に。
他にも東京五輪のNHKテーマソングにもなったアイドルグループ嵐さんが歌う『カイト』と同じ読み方の「カイト」くんも人気上昇しています。
女の子の名前では、女優の永野芽郁さんと同じ読み方の「メイ」ちゃんがランクアップするなど、2021年の時代を象徴した名前ランキングでした。