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赤ちゃんと何をして遊んだらいいの?
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生まれたばかりや、ねんねの時間が長い時期、まだ1人で歩くことが難しい時期だと、赤ちゃんとの過ごし方に頭を悩ませ、早く歩けるようになればいいのに…と思うこともあるかもしれません。
確かに歩けるようになると一緒にできることが増えますし、お出掛けもより楽しくなりそうですね。しかし、ねんねの時期でも楽しい遊びは実はいろいろあるのです。
生まれたばかりのころからできる、まねっこ遊びや、首がすわりだしたらできるうつぶせでの遊び、6か月ころからできる「どっち?」と聞く遊びなど、赤ちゃんの成長に合わせつつママやパパも一緒に楽しめる遊びが『赤ちゃんのあそび大全』では紹介されています。
赤ちゃんの成長は本当にあっという間で、昨日できなかったことが翌日できるようになることも。そういった成長を感じられる瞬間を遊びを通して引き出すことができるので、毎日赤ちゃんの成長を見守るママにとってもよい刺激になるはずですよ。
おすわりができるようになったら「はい、どうぞ」
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生後6か月ころからできる「はい、どうぞ」という遊びは、1歳を過ぎた筆者の娘も大好きな遊びです。やり方はとても簡単で、赤ちゃんと向かい合って「はい、どうぞ」と大人からおもちゃを赤ちゃんに渡します。
渡したら「今度はママ(パパ)にちょうだいね」と言い、赤ちゃんの手からおもちゃを大人の手に移します。たったこれだけの遊びなのですが、子どもはこの遊びが大好きです。
はじめはおもちゃを渡してくれなかったり、投げられたり怒ってしまうこともあるかもしれませんが、何度かくり返すうちに赤ちゃんもそのやりとりを理解し、自分から「どうぞ」としてくれるようになるでしょう。ただ受け取るだけではなく、「どうぞ」「ありがとう」と言葉も添えてあげることが大事だそうです。
渡すものをいろいろとアレンジできるので、洋服や本、スプーンやフォーク、ハンカチなどさまざまな物でやってみても楽しいと思いますよ。
10か月ころから「ダメ」がわかるように
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ねんねしかできなかった赤ちゃんが寝返りできるようになり、早いと1歳になる前には歩き出す子もいるでしょう。歩き出すようになると行動範囲が広がり、ママは目を離せなくなりますね。
どんなに対策をしていてもヒヤッとする場面が出てくると思います。そんな時に「ダメ」と言ってビクッとした反応をしたら、赤ちゃんが「ダメ」という言葉の意味を理解し出したサインなんだそう。
表情や声の大きさをどう変えれば本気のダメが伝わるのかを知っておくことは、いざというときに子どもを守ることにつながるというのが目からウロコだなと思いました。赤ちゃんといえども、大人が本気で怒っているのかどうかは伝わるということですよね。
自分に余裕がないとつい、あれもダメこれもダメとくり返してしまうのですが、そういうときこそちょっと深呼吸をして「本当にダメなのかな?」と自分に問いかけることをしたいなと筆者は思いました。
いろいろなことに興味を持つのは成長にとってはとても大事なこと。子どものやってみたいという気持ちを尊重しつつ、危険なことから守ってあげられる距離感を大事にしていきたいですね。
書籍『赤ちゃんのあそび大全』
親子で触れあいながら楽しめる、心と体を育てるあそび85!
赤ちゃんの心と体の育ちにあわせた、親子で触れあいながらできる遊びを「ねんねのころ」「おすわりのころ」「たっちのころ」にわけて、イラストと漫画でたのしく紹介!
著者:小西行郎・小西薫
漫画:齊藤恵
出版社:KADOKAWA
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