6歳児の遊びの特徴
子どもの遊び方は体と心の発達により変わるので、遊びを選ぶときには子どもの発達にあわせることが大切です。まずは6歳児の遊びの特徴について見ていきましょう。
全身を大きく動かす運動ができるようになる
6歳になった子どもは身体能力が高くなり、小学校の体育で行うような遊び方もできるようになり始めます。一体どのようなことができるのでしょうか。
全身運動がなめらかになり、ボールをつきながら走ったり、跳び箱を跳んだり、竹馬に乗るなど様々な運動に意欲的に挑戦するようになります ※1
ボールや体育器具を使った運動などもできるようになるのが6歳のころ。公園の遊具を使っても、上手に使いこなしながら遊べるようになるでしょう。
指先が器用になり創造しながら遊べる
6歳になると指先を使った複雑な遊びができるようになったり、細かな作業が必要な製作遊びができるようになったりすることも特徴のひとつ。室内遊びをさせるときは、次のような6歳児の特徴を把握しておいてくださいね。
同時に細かな手の動きが一段と進み、自分のイメージしたように描いたり、ダイナミックな表現とともに細やかな製作をするなど、様々な方法で様々な材料や用具を用いて工夫して表現することを楽しみます。 ※2
6歳になった子どもはハサミやのり、セロハンテープを使った製作遊びもスムーズにできるようになり始めます。子どもの想像力を存分に発揮させてあげるために、製作遊びや室内遊びも取り入れていきましょう。
複雑な集団遊びができるようになる
小さな子どもが大好きなごっこ遊びも、6歳になるとだんだん複雑なことができるようになるようです。6歳児のお友達との遊び方の特徴を、厚生労働省の資料から確認してみましょう。
ごっこ遊びを発展させた集団遊びが活発に展開され、遊びの中で役割が生まれます。子どもはその役割を担うことで、協同しながら遊びを持続し、発展させていきます。また、子どもはごっこ遊びの中で、手の込んだ流れと様々な役割を考え出し、遊びはより複雑なものとなっていきます。 ※3
6歳になると、ごっこ遊びのやり方も複雑で本格的なものになっていきます。単純に「パパ役」と「ママ役」に分かれるおままごとではなく、子ども役がいたり、お仕事をしているママの役をこなしたり、家庭内でのパパの役割を決めたり…と、複雑に役割分担ができるようになるはずです。
6歳児におすすめの室内遊び5選
6歳児の遊びの特徴を踏まえたうえで、まずは6歳の男の子・女の子におすすめの室内遊びからご紹介します。
想像力を高めるおもちゃ遊び
さまざまな形をした平たいレゴブロックがたくさん入っているセット。
こちらは、写真立てやキーホルダープレート、ミニトレーなどを子ども自身の好みで作成できるようになっています。別売りの土台を用意すれば、ブレスレットなども作成可能。
カラフルですてきなアイテムをたくさん創作することができますよ。細かめの作業ができるようになってきたら、きっと没頭すること間違いなし。
科学への興味を誘う遊び
6歳の子どもに科学はまだ早いと考えがちですが、おもちゃを使って楽しく実験をすれば、遊びの中で楽しく科学への好奇心が養えるようになりますよ。
例えば「電脳サーキット100」というおもちゃは、スナップで電子パーツをつなげるだけで音楽が鳴ったり、電気がついたり…と、簡単に科学実験の体験ができます。
3種類の難易度が用意されているので、子どもの科学への好奇心レベルによって選ぶことも可能。プログラミングが小学校で必修化された今、子どもには科学的なおもちゃで論理的な思考を養ってあげることがおすすめ。小学校に入学した後の勉強もはかどりやすくなるかもしれませんよ。
磁石を使った製作遊び
磁石の同極同士が反発し合う性質を利用した6歳児向けの製作遊びです。「電脳サーキット」のように科学への関心を高めるためにも役立ちますし、単純に逃げていく磁石を追いかけることが面白いおもちゃが作れます。
用意するもの
- 紙コップ
- ガチャガチャのカプセル容器 半分
- 磁石二個(磁力が強めのもの)
- セロハンテープ、油性ペン
作り方
- 紙コップの口が下になるようにライオンの絵を描く
- 紙コップの内側にセロハンテープで磁石を貼り付ける
- 磁石が反発しあうようにカプセルの内側に磁石を貼り付ける
- カプセルにうさぎの絵を描く
- ライオンがうさぎを追いかけるようにして反発力で遊ぶ
今回はライオンとうさぎでご紹介しましたが、オバケや宇宙人、恐竜に追いかけられる人という設定でも面白いですよ。
全身を使う「あっちむいてほい」
「あっちむいてほい」は顔の方向を変えて遊ぶのが一般的ですが、全身を使って遊べば室内で運動遊びが楽しめますし、寒い冬なら体が温まること間違いなし。遊び方はとても簡単で、ジャンケンに勝った子が「あっちむいてほい」と人差し指を指すときに、負けた子は顔ではなく全身を使って方向を表現。左右を表現するときは体全体をそちらの方向に向けて、上はジャンプで、下はしゃがんで方向を表します。
いつもの「あっちむいてほい」より動きが大きいので、6歳の子どもにとってはとてもスリリングで楽しい遊びになるはずです。お友達と一緒に室内で遊ぶ際に教えてあげてくださいね。もちろん親子で楽しんでもいいですね。
おしり競争
こちらも6歳児向けの室内できる運動遊びです。ルールは簡単で、おしりだけを使って競争をするというもの。手や足が床につかないようにしながら、おしりだけを使って前に進んで競争します。
ゴールまでの距離を決めて、お友達と並んで競争するだけでも楽しめますが、鬼ごっこバージョンや障害物バージョンなど変化をつけて遊んだり、おしりだけを使って後ろ向きに進んで競争をしたり…と、いろいろな形で取り入れられるのがおしり競争の特徴。6歳児のバランス感覚を鍛えたり、筋力を高めたりするためにも役立ってくれる室内遊びですよ。
6歳児におすすめの外遊び5選
室内遊びの次は、6歳児におすすめの外遊びを5つご紹介していきます。男の子も女の子も、6歳になったら外で活発に遊べるようになるので、いろんな外遊びを教えてあげましょう。
シャボン玉
子どもの外遊びの定番として根強い人気を誇るシャボン玉。ただシャボン玉を作って飛ばすだけでも楽しめますし、シャボン液に絵の具を入れればカラフルなシャボン玉も作れ、画用紙に吹き付けて絵を描くなどの遊び方もできるようになります。
シャボン玉遊びは以外と奥が深く、シャボン液をザルにつけて吹けば一気にたくさんの小さなシャボン玉が作れ、液に砂糖を溶かすとなかなか割れないシャボン玉が作れます。実験感覚でいろんな材料をシャボン液に入れてみても良いですし、シャボン玉を追いかけて遊べば身体能力向上も期待できますよ。
キックスケーター
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6歳児でも簡単に乗りこなせる簡単な乗り物であるキックスケーターは、子どものバランス感覚を鍛えられる外遊びのひとつです。子ども用のキックスケーターには3つ車輪がついているタイプもあるので、初心者の子や運動能力が低めの子には3輪タイプがおすすめ。
キックスケーターより難易度は低いですが、転んでしまったときのために、必ずヘルメットは着用させるようにしてください。路面が不安定な場所や階段の近くで遊ばないこと、道路に飛び出さないことなどを子どもによく教えておくことも安全対策として大切です。
バドミントン
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全身を使った動きができるようになる6歳の子どもなら、外遊びとしてバドミントンも楽しんでくれるはずです。バドミントンは本格的な運動競技ですが、シャトルが柔らかくラケットが軽いので、まだ力が十分でない小さな子でも遊びやすいスポーツ。
子どもをスポーツに親しませたいなら、まずはバドミントンから始めてみてはいかがでしょうか。シャトルを追いかけることで自然と運動量が増えますし、反射神経や俊敏性を養うためにも6歳の子どもにおすすめの外遊びです。
凧あげ
最近、6歳の子どもが凧あげをする機会はあまりありませんよね。ポケットに収納できるサイズの凧である「Pocket Kite」を使えば、いつでもどこでも気軽に凧あげが楽しめるようになります。重さは約44gと超軽量。フレームもないのですぐに風に乗せることができ、初めて凧あげをする6歳の子どもでも簡単に飛ばせるので、外遊びにおすすめのおもちゃです。
いつもの遊び方に退屈しているという6歳の男の子・女の子には、ちょっと趣向を変えて凧あげを体験させてあげると楽しんでもらえるかもしれませんよ。
フライングディスク
一つ持っているだけで、公園などの広い場所で楽しい外遊びができるようになるフライングディスク。子どもの外遊び用として定番のおもちゃですが、「当たると痛いのでは…」と心配になるパパママもいることでしょう。
子どもの安全を重視する方には、柔らかなスポンジ素材のフライングディスクがおすすめです。ボリーというメーカーから販売されている「ソフトソーサー」なら、もし体に当たっても全く痛くありません。
バドミントンと同じように追いかけることで自然と運動量が増え、場所を狙って物を投げるということも覚えられますね。
いろいろな遊び方ができるようになるのが6歳児
6歳の男の子・女の子の遊び方の特徴は、全身を大きく使ったり、指先を使って細かな作業をしたり、お友達との役割分担をしたり…と、いろんな遊び方ができるようになることです。おもちゃ遊びでも、複雑なおもちゃを使いこなせるようになっているでしょう。
遊び方のバリエーションが増える6歳だからこそ、もっと楽しめる室内遊び・外遊びを教えてあげたいものですよね。ご紹介した内容を参考にして、いろんな遊び方を教えてあげてくださいね。