年少さん用お弁当箱のサイズの目安は?
それではまず、3歳の年少さんにピッタリのお弁当箱のサイズを確認していきましょう。年少さんであれば、270~280ml容量のお弁当箱がちょうど食べ切れるサイズになるはずです。
280mlのお弁当箱だと、ごはんとおかずを半分ずつにした場合に次のようなものが入れられます。
- ごはん…70g(子ども用のお茶わんより少し少なめ)
- 卵焼き…1切れ半
- ウインナー…1本
- ミニトマト…1個
- ブロッコリー…2房
- ぎょうざ…1個
- 唐揚げ…1個
- 文部科学省「第2章穀類」(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/20/1365343_1-0201r11.pdf,2021年2月8日最終閲覧)
- 文部科学省「野菜類」(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365343_1-0206r8_1.pdf,2021年2月8日最終閲覧)
- 文部科学省「肉類」(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365343_1-0211r8_1.pdf,2021年2月8日最終閲覧)
- 文部科学省「日本食品標準成分表 一般成分 18類」(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1365343_1-0218.pdf,2021年2月8日最終閲覧)
- 文部科学省「12卵類」(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/02/16/1365343_1-0212r9.pdf,2021年2月8日最終閲覧)
270~280mlのお弁当がおすすめの理由とは?
幼稚園に通う子ども用に作るお弁当の量は、多くの方が1日に食べる食事量の約3割で作っているとの報告があり、約3割という食事量は昼食の量として理想だとされています。
3~5歳で必要なエネルギー量は男の子で1,300kcal、女の子で1,250kcalが目安です。1日に必要なエネルギー量から計算すると、男の子で390kcal、女の子で375kcal分を詰めれば良いということになりますね。
270mlのお弁当に入る量としてご紹介した食事のエネルギー量を合計すると約350kcalです。その結果、3~5歳で1日に必要なエネルギー量の約3割の食事量を詰められる、270~280mlのお弁当がちょうど良いと考えられます。
- 江田節子「幼児の食生活に関する研究ー幼稚園児の弁当の実態とその問題点ー」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/17/3/17_3_224/_pdf/-char/ja,2021年2月8日最終閲覧)
- 厚生労働省「2 乳児・小児」(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042642.pdf,2021年2月8日最終閲覧)
「食べた!」という達成感のため少なめにするのもおすすめ
子どもが「全部食べられた!」という達成感を得られるように、いつもの食事量より少し少なめの量が入るお弁当箱が良いですよ。
前の項目でご紹介したお弁当のエネルギー量は、子どもが必要とするエネルギー量の約3割より少なくなっていました。普段の食事量より少なめに入るということからも、270~280mlのお弁当はちょうどよいサイズでしょう。
ただし、食事量は子どもによって違うので、いつもの食事量とご紹介したお弁当のメニュー例を比較しながらサイズを考えてみてください。
- 松戸市「幼児期の食生活~よくあるご相談~」(https://www.city.matsudo.chiba.jp/kosodate/matsudodekosodate/kosodatenavi/shussanshitara/youjikinosyoku.html,2021年2月8日最終閲覧)
年少さんのお弁当箱の選び方
年少さんのお弁当箱を選ぶときのポイントはサイズだけではありません。子どもにとって使いやすいお弁当箱を選べるように、次のようなポイントも意識しましょう。
お弁当箱の蓋が開けやすいこと
大人にとってはお弁当箱を開けることは簡単ですが、子どもにとっては難しいことも…。プラスチックの密閉容器やパッキン式は年少さんだとうまく開けられない子もいるので、上から蓋をかぶせてゴムでとめるタイプのお弁当箱がいちばん開けやすいでしょう。
アルミ素材のお弁当箱が便利!
年少さん用のお弁当箱なら、アルミ素材のものを選ぶのがおすすめ。蓋をかぶせるだけのタイプが多いので年少さんでも開けやすいですし、油汚れが落ちやすいので洗うときも簡単です。そして、プラスチックより傷がつきにくいという点もメリットですよね。
だ円形のお弁当箱が詰めやすい
詰めやすいお弁当箱を選ぶことは、お弁当づくりを時短するためにも大切なこと。詰めやすさを重視するならだ円形のお弁当箱を選びましょう。隙間ができにくいので、年少さんが幼稚園まで持ち運んでもおかずがズレてしまう可能性も低く、きれいな見た目のまま食べてもらえますよ。
年少さんにおすすめのお弁当箱
それでは最後に、年少さんにおすすめのお弁当箱を3つご紹介しますね。それぞれのおすすめポイントを見ながら、子どもにピッタリのお弁当箱を選んでください!
レック アンパンマン アルミ おべんとう箱 (280ml)
男の子も女の子も大好きなアンパンマンのかわいいお弁当箱。上からふたをかぶせるタイプなので、3歳の子でもスムーズに開けられるのではないでしょうか。油汚れが落ちやすいアルミ製ですが、フッ素樹脂加工が施されていて、さらに汚れを落としやすいよう配慮されています。
容量も280mlとちょうどよいサイズです。
竹中 アルミ小判型 はたらくくるま 弁当箱
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年少さんのためのお弁当箱選びで紹介してきた「ふたが開けやすい」「アルミ製」「だ円形」というポイントをすべて満たしている優秀なお弁当箱です。
はたらくくるまのイラストが描かれていて、男の子におすすめ。仕切り板がついているので、バランを使わなくてもごはんとおかずをきれいに分けられます。容量は300mlで、年少さんも食べ切れる量のごはんが入るでしょう。
デリシャスパーティ プリキュア アルミ弁当箱
女の子から支持を集める、プリキュアの柄がプリントされたアルミのお弁当箱です。
こちらもだ円形でおかずを詰めやすく、中身がずれにくいですよ。サイズは350mlと、上の二つよりも少し大きめですが、果物やゼリーなどデザートを詰められる余裕がありますね。
アンパンマン ロック式弁当箱
こちらは年少さんにジャストサイズの280ml。アルミではなくパッキンでとめるタイプなので、実際に幼稚園へ持っていく前に、おうちでふたを開ける練習をしておくとよいですね。
プラスチック製のため、電子レンジ・食洗機・乾燥機にも対応しています。深さもちょうどよく、お値段も控えめなので使いやすいですよ。
年少さんのお弁当箱はサイズと扱いやすさで選んで!
幼稚園年少さん向けのお弁当箱を初めて選ぶときは、「どんなサイズがいいのかな…」「どうやって選べばいいのかな…」といろいろ迷ってしまいますよね。年少さんのお弁当箱を選ぶときは、食べ切れるちょうど良いサイズで扱いやすいお弁当箱を選ぶのがおすすめ。
この記事では、3歳の年少さんにおすすめのお弁当箱を3つご紹介しましたが、開けやすさや洗いやすさ、詰めやすさ、衛生面なども考えながら、子どもが好きなデザインのお弁当箱を選んであげれば、幼稚園のお弁当タイムをとっても楽しんでもらえるはずですよ!