もうお手上げ!「3歳ごろのわがまま」特徴や対応法を教えて!
わが子をどんなに愛していても、一日に何度も繰り返されるイヤイヤに、もうお手上げだと感じることはありませんか。スヤスヤ眠る寝顔を見ながら、「今日も怒ってばっかりだった…」と反省したり落ち込んだり。
2歳前後のイヤイヤ期は覚悟していても、3歳ごろになってもまだイヤイヤが続いていると、ママもさすがに「限界だ」と感じるのも当然ですよね。
そう感じているママはたくさんいるようです。ママリにも、このような切実な声が寄せられました。
本気で娘を嫌いになってしまいそう。
もうママやめると言って、トイレに引きこもったら…
ママー!ママー!とこんな遅くに大きな声で叫び続けて、
通報されてもおかしくないです。
下の子は、私の真剣な表情で何かを察したようで怯えていました。
こんなに3歳児がワガママだと思いませんでした。
もう疲れました。
3歳の娘に怒鳴ったり怒ったりしてしまいます。
感情を抑えられません。
娘は普段素直でとても良い子です。
なのに怒ってしまいます。
私の心に余裕が無いだけです。
娘は、お風呂は好きですが洗う事が嫌いで泣き叫びます。
それが産まれてから毎日で、最近はもう耐えられなくなりました。
今日は感情的になり物に当たってしまいました。
お風呂の中で大声で怒鳴ってしまったりもしてしまいました。
娘の前でお風呂の蓋を壊してしまいました。
大泣きしながら
ママごめんなさい、ごめんなさい
ママを怒らせちゃった、ごめんなさい
ごめんなさいと何度も言ってくる娘をみてなんて事をしてしまったんだろうと思い私が泣いてしまいました。
それをみた娘はさらに泣いて謝ってきました。
先程娘も私も落ち着く事ができ、娘を寝かせました。
明日からどうしよう、、
娘を精神的に不安定にさせてしまった
お風呂に入ろうというと、いやだと言われた。
たったそれだけなのに今日はイライラがピークに。
カーテンに隠れていた娘を無理矢理引き摺り出し、いい加減にしてよ!と。
娘は号泣。
私も育児に自信がなくなり、ママいなくなっていいのね?と聞くとママ嫌い、ママバイバイと言われました。
玄関から出てこうとすると、ママいなくなるんだって、バイバイと言われました。
死にたくなりました。
娘にとって私はもういらない存在なんですね。
感情的に怒り、胸ぐらをつかんでくるママなんて娘は嫌いですね。
ママ死んでもいいかな?と言ったら
いいよ、ですって。
実母はなくなっています。
もはや実母の元に行くのは怖くありません。
死んでしまいたいです。
娘に求められず、嫌がられるならもう娘のそばにいる意味がないですよね。
娘と仲良くやりたいのに嫌われてばかりです。
愛しているからこそ、毎日本気で子育てに取り組んでいるからこそ感じる、心の葛藤が伝わってきます。この気持ちに共感できるママもいるのではないでしょうか。
子どもが小さいときは、親の世界も小さくなりがち。ストレスをうまく吐き出せず、いっぱいいっぱいになってしまい、大きな声を出したり物に八つ当たりをすることもあるかもしれません。ここでご紹介した声は育児に真正面から奮闘するママの、まさに「本当の心の声」ではないでしょうか。
そして、今、そうした気持ちにさいなまれている方がいたら、そういう気持ちを抱えているのは自分だけではないことを、ときどき思い出していただけたらうれしいです。
それではここから、今日1日、3歳児のわがままに付き合いながらなんとか乗り切るためにできることを一緒に考えてみたいと思います。
反抗期と言われる3歳ごろのわがまま、その特徴とは?
2歳児のイヤイヤ期は、赤ちゃんから幼児への変化のとき。まだうまく話せず、言葉で伝えられないもどかしさがイヤイヤになって表れることがありました。
3歳児のわがままは、どのような変化や成長が見られるのでしょうか。その主な特徴を紹介します。「うちの子もそういう時期なんだな」と思いながら読んでみてくださいね。
全然泣き止まない!
表情が豊かになり、少しずつ会話ができるようになるころですが、まだまだ自分の気持ちを伝えるには未熟。うまく言葉にできず、一度不機嫌になって泣き出すと、なかなか泣きやまないことがあります。
赤ちゃんのときは眠たいとかおかなが空いたなどのわかりやすい理由で泣くため、必要が満たされれば泣きやんで寝てくれていました。でも3歳になると、親にも不機嫌の原因がわからず困ってしまう、という経験のある方もいるのではないでしょうか。
癇癪(かんしゃく)を起こして大変!
自分のしたいことがはっきりしてくるため、それを遮られたり邪魔されたりするとひどく怒り、癇癪(かんしゃく)を起すことがあるかもしれません。大きな声を出したり、物を投げたりすることもあります。
公園でもっと遊びたい、帰りたくないと泣きじゃくったり、スーパーやおもちゃ屋でほしいものを買ってもらえないと、床に寝転んで足をバタバタしたり。家の中だけでなく、外でも癇癪(かんしゃく)を発動させることもあるでしょう。
個人差もありますが、一度癇癪(かんしゃく)を起すとなかなかおさまらず、結局根負けしてわがままを聞いてしまうという悪循環が定着するのもこの時期かもしれません。
親の思い通りにならない
2歳のイヤイヤ期には、何を言ってもすぐに「イヤ」と返ってきていたのが、3歳になると「こっち」と主張してくることがあります。
それが本当に好きなのかどうか、本人もきちんと理解できていない場合もあるかもしれませんが、自分の意見を持ちそれを伝えようとします。
理屈が通じず、一度「こっち」と言ったらなかなか言うことを聞かず、親もイライラしてしまうことがあるかもしれません。
大人の真似をしたがる
着替えのように一人でできることは自分でやってみたい、と強く願うようになります。
なかなかうまくできないのに、手伝おうとすると機嫌が悪くなってしまうことも。急いでいるときは、いつも以上にイライラさせられることもあるかと思います。
ほかにも、お手伝いをしようとしたり、ごっこ遊びで大人のマネをして遊んだりするなどの様子が見られます。
- 大津市「3歳児」(https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/242/kari_62.pdf,2021年4月12日最終閲覧)
- 厚生労働省「保育所保育指針解説書 」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b.pdf,2021年4月12日最終閲覧)
「3歳ごろのわがまま」にはどう対応する?
3歳ごろになると理解できる言葉が増え、自分ひとりでやりたがることも多くなるため、イヤイヤ期とはちがった対応をすることで、子どものわがままをうまくコントロールできる場合があります。
もちろん反応には個人差があるので、いつも効果があるとは限りませんが、いろいろな方法を試して、わが子に合った対処法を探しましょう。
「対処法をせっかく読んだのにできなかった」「また怒ってしまった…」と思っても大丈夫。思い出していているうちに、いつかやってみようと思える日が来ます。子どもの反応が良ければ親は頑張れるので、それがやがて親子の中の“正解”になるでしょう。
どれか一つでもチャレンジしてみて。子どもに合った、わが家ならではの対処法を見つけてくださいね。
【わがままへの対応方法】怒る前に、子どもの話に耳を傾けてみましょう
子どもが泣くのには、いつもそれなりの理由があります。赤ちゃんのときと違うのは、その理由がわかりにくいことです。まだ自分の気持ちをうまく伝えられないので、聞き出すには時間と忍耐、そして少しのコツが必要です。
親は「〇〇しなさい」と言い、そのとおりにさせることで問題を解決しようとしますが、子どもの気持ちやしたいことがそれとは異なっているために、いわば意見がぶつかっている状況です。
誰かと意見がぶつかったとき、どのようにして解決できる人に育ってほしいと思いますか。自分の意見だけを強く主張する人でしょうか。穏やかに話し合える人にはすてきな友だちがたくさんできそうですよね。子どもには、そういう姿勢をぜひ教えてあげたいものです。
そのためにお手本を見せてあげるように心がけましょう。子どもの気持ちを想像し、選択肢をいくつか提案することもできます。自分で選んだという実感があると、子どもは意欲的に頑張れることもあるので、まず、子どもの声に耳を傾け、言葉で伝えるサポートをしてあげてください。
また、親がスマホや周りの人との会話に気を取られてしまい、子どもの声にすぐに気づかず子どもが怒るという様子を見かけることがあります。子どもが癇癪(かんしゃく)を起こす前に、子どもが自分に何か言おうとしていなかったか、ときどき思い出してみましょう。
【わがままへの対応方法】子どもの気をそらしてみましょう
この時期は、目の前の「これがほしい」と思ったら、それに夢中になってしまうこともあります。さまざまな音や感触に興味を持ち、それを周りの人と共有する喜びを学んでいる証拠。それを邪魔されたと感じると、癇癪(かんしゃく)を起したり、不機嫌になったりするのかもしれません。
それをやめさせたり取り上げたりすることばかりに親の意識が向いてしまわないようにしましょう。「こっちもあるよ」「今度はあれもやってみたいね」など、子どもの興味をほかに向けるようにすることができます。
子ども目線は、子どもの気持ちを理解するうえで大事な要素ですが、目線がぶつかってバチバチすると、親子共々ストレスが溜まりますよね。
同じ目線もいいですが、向き合う目線から、一緒に周りを見回したり遠くを眺めたりする目線も身に着けましょう。この目線は、この先の子育てできっと役立ちますよ。
【わがままへの対応方法】子どもが納得のいくまでチャレンジさせる
自分のことは自分でしたいと思うのは、成長のあかし。急いでいるときは難しいかもしれませんが、時間が許す限り、その気持ちに応えてあげましょう。
例えば着替えなら、となりで「一緒に着替えよう」と友だちのように誘ってみたり、おもちゃや人形に着替えをやって見せたりすると楽しくできることもあるので、おすすめですよ。
3歳児のこの時期は、とにかく我慢強さが必要。もどかしく感じることもたくさんあると思いますが、自分でできることが増えると親も助かるので、できるだけ意識してみてくださいね。
自分の意思を尊重してもらえるという安心感を学ぶと、やがてわがままを言うだけになるのではなく、親の言うこともきいてくれるようになりますよ。
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000202211.pdf,2021年4月12日最終閲覧)
「3歳児のわがまま」ママ・パパのイライラ対策
ここまでは、子どものわがままへの対処法を考えました。いろいろ工夫して頑張っても、うまくいかない日もあると思います。
ここからは、3歳児特有のわがままに毎日付き合っている親のストレスを、少しでも軽くするためにできることを考えてみましょう。
子育てはまだ始まったばかり。今はとても想像できないかもしれませんが、幼いわが子もやがて大きくなりティーンエージャーの反抗期に入ることでしょう。「小さいころはかわいくて良かった」と今のこの大変さを懐かしく感じる日が来きます。
今、子どものわがまま同様、親のストレスもうまくコントロールできるようになっておくと、まだまだ続く子育てに向き合う上で役立つこと間違いなしですよ。
このわがままも“今だけ”と思う
これはあきらめるということではなく、「子育てを楽しむ気持ちを思い出す」ということです。毎回ではなく、できそうなときだけで大丈夫。「今だけ…今だけ…」と言い聞かせるというより、「いつか懐かしく思い出す日のために今を覚えておこう」というイメージです。
今は楽しんでいる余裕なんてないと思いますよね。でも、本当に懐かしくなるんです。3歳児のわがままよりもっと大変で複雑なことがいろいろあるから。「泣いているくらいの方がかわいかった…」と感じます。実感をこめて書いています。
わがままを言って泣いているときは、ママも一緒に泣きたくなりますよね。それもよいと思います。
でも、ちょっと気持ちに余裕のある日がたまにあったら、ぜひ泣いている顔を写真に撮ったり「かわいい~」と言いながら、抱きしめたりしてみてください。「これもかわいいのかも」と思っていると子どもにも愛情が伝わって、泣きやんだり落ち着いてきたりするかもしれません。
ギャン泣きされても気にしないで。「かわいい~」のモードになるだけで、ママのストレスはかなり軽くなるものですよ。ぜひ試してみてください。
自分の小さいころを思い浮かべてみる
子育てをしていると、「これくらいのときの自分は、どんな感じだったんだろう」と思うことがあるかもしれません。親に聞いてみるのもいいですね。
筆者も、母に自分が小さかったときの様子を聞いたことがありますが、「気持ちに余裕がなくて、ほとんど記憶がない」と言われてしまいました。私は3人きょうだいなので、きっと母も毎日必死だったのでしょうね。
でも、よくよく聞いてみると、「繊細で怖がり、よく泣いていた」と、とても手がかかったことがわかりました。それでも愛情たっぷりに育ててくれた母には感謝いっぱいです。
親になると、視点が変わります。親としての責任感からか、いつもは親として上から目線で子どもを見ているかもしれません。子育てするには何歩か先を見る視点は欠かせませんが、たまには子どもと同じ目線になって向き合うと、子どもの伝えたいことに気づけるかもしれませんよ。
自分を大切にする時間を作る
出産して一番うれしいいのは、自分一人の時間を持つこと。赤ちゃんのときは一緒に爆睡していたかもしれませんが、少し大きくなると、お昼寝中や夜寝かしつけた後の時間が貴重に感じますよね。
自分をいたわる時間を作るように心がけてください。なんとなくスマホをいじったりボーっとSNSを見たりしているうちに眠ってしまう、ということのくり返しにならないようにしましょう。
「人は自分をいたわるのと同じようにして、人を愛するものだ」と筆者は考えています。
自分を大切にできる人は、疲れている人をいたわったり傷ついた人の気持ちに寄り添ったりできます。自分がしてこらってうれしいことを相手にもしてあげられるからです。
子育ても同じ。親が自分の心のケアができていると、子どもと向き合う気持ちの余裕が生まれ、子どもにとって何が良いかが見えてくるものです。
親も人間。自分のことを大切にし、「今日もよく頑張った」と褒めたりねぎらったししてあげてくださいね。夫婦でお互いに声をかけ合うのも元気が出ますよ。
子どものわがままも、親のストレスも、上手にコントロールして
子どもの成長は親の幸せ。イヤイヤ期やそれに続く3歳児のわがままも子どもの成長のあかしだとわかっていますが、毎日ふり回されていると、さすがにうんざりしますよね。
目指したいのは、子どものわがままと親のストレス、その両方ををうまくコントロールできるようになること。子どもとコミュニケーションをとり、親としてしっかりとしたルールを教えてあげましょう。
子どもはすぐに言うことを聞くとは限りませんし、言うことを何でも聞くから子育てがちゃんとできているとも限りません。この時期のわがままは本当に大変ですが、毎日ずっとそばにいてくれる親だからこそ、子どもも安心してわがままが言える、ということも覚えておきましょう。
3歳児ならではのわがままは、やがて抜け出せる日が来ます。そのためには、子どもからも自分からも逃げていてはいけません。
「こういう時期だから仕方ない」とあきらめてしまうのではなく、逃げずにきちんと向き合っていれば、きっと小さな変化を実感できると思いますよ。
ママリで、わが子向けのアドバイスがもらえます
- そろそろ勉強をさせたいけれど、あまり興味がなさそう
- 「間違うことはダメなこと」と思いこんでいる
- お友達との関わりで気になることがある
このようなとき、どのように対応すればよいか迷ってしまうことはありませんか?育児本などを見ても、基本的な対応方法は載っていても、自分の子どもに合うとは限らないのが難しいところ…。
ママリでは、専門家から個別のアドバイスがもらえる「専門家相談」を実施しています。チャット形式なので、相談する時間に限りがないのが利用しやすいポイントです。
「専門家相談」でどのような回答がもらえるのかなど、下記リンクよりご確認ください。