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総合すると、「身近にいる」「響きが好き」といった肯定的な意見が多く集まりました。
男女別のイメージでは、「男の子っぽい」という印象を持つ人と「気にならない」という人は半々。とはいえ、女の子でも「りつきちゃん」が身近にいるという声も複数あったので、「りつき」は男女どちらにも使える名前と考えてよいでしょう。
りつきという名前はクラスに多い? ランキングをチェック!
次に、「りつき」という名前がリアルにどれだけいるかを知るために、名前のランキングをチェックしてみましょう。
明治安田生命が毎年発表している「2021男の子の名前ランキング」の読み部門では、「りつき」は31位にランクインしていました。
ちなみに似た名前では、「りつ」が28位で、こちらも人気のある名前です。
漢字表記を含めた調査結果を見てみると、たまひよの「2021男の子の名前ランキング」で、「律希」が45位に入っています。明治安田生命では「律希」51位ということで、いずれも50位前後です。
ちなみに「律」はたまひよ調査で9位とTOP10入り、明治安田生命の調査では13位。どちらも「りつ」のほうが上位という結果でした。
「りつき」という名前には特段珍しさや違和感はなさそうですが、「りっくん」や「りつ」という愛称がかぶってしまう同世代の子どもは多いかもしれません。
また、気をつけておきたいポイントとして、先のBBSの意見にもありましたが「りつき」は言いにくいと感じる人がいるかもしれません。「ラ行」「タ行」の字はいずれも舌を使うので、発音が苦手な人にとっては連続することで難易度が上がるようです。
そうした場合は、愛称で呼ぶのも一案です。同じく先輩ママからのコメントで「リッキー」と呼ばれている「律樹君」がいました。「リッキー」は外国人の男性名です。外国人の人にも親しみを持って呼んでもらえるでしょう。
- 明治安田生命「名前ベスト100 2021年の読み方ランキング」(https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html#/year/2021y/5,2022年6月23日最終閲覧)
- たまひよ「2021年 男の子赤ちゃんの名前ランキング100」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/boy/name-ranking/,2022年6月23日最終閲覧)
- 明治安田生命「名前ベスト100 2021年の名前ランキング」(https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html#/year/2021n/10,2022年6月23日最終閲覧)
「りつき」と読む、男の子の名前に使える漢字
それでは、「りつき」と名付けるときに使う漢字の一例を紹介しましょう。
「りつき」と読む漢字:律希
まずは「律希」。「律」と「希」は、最も人気のある漢字の組み合わせです。
「律」はたまひよの「2021男の子の名前 漢字ランキング」で37位。「希」は、同調査の漢字ランキングで、男の子の14位、女の子の18位でした。
「律」の意味には、
- おきて、法令や刑罰に関するきまり
- のっとる、基準や法則に従う
- 学問上などの法則
- 僧が守るべきいましめ
- 音楽の調子、音階
などがあります。カタカナ語の「ルール」や「レギュレーション」といった単語を連想すると分かりやすいかもしれません。また、「旋律」や「音律」などの単語で使われるので、音楽好きのパパやママには特に親しみのある字でもあります。
「希」の意味には、
- まれ、少ない、珍しい
- こいねがう、望む
- 薄い、まばら
などがあります。
「律希」で、「自分を律して、目標をかなえる人に」、あるいは「芸術にも造詣を深め、他に類のない自分ならではの魅力を発揮できる人に」などといった思いを込めることができますね。
「りつき」と読む漢字:律樹
同じ「き」と読む漢字でも、より男の子に向いたイメージの漢字です。
「樹」の意味には、
- 立ち木
- 植える
- たてる、置く
などがあります。
「律樹」で、「自分をしっかり持ち、決めた目標にまっすぐと向かっていく人に」というイメージにつながります。
「りつき」と読む漢字:立葵
ちょっと変わった組み合わせですが、「立葵」をこのまま訓読みすると「タチアオイ」という花の名前になります。
タチアオイの花が咲くのは6~8月、初夏から梅雨の時期で、名前の通り、自立するように太陽に向かってまっすぐ茎を伸ばし、縦方向に鮮やかな花を付けます。
日本でも古くから自生し、和歌や古典にも登場することから、和のイメージもあります。
タチアオイの花が咲く時期に生まれた子には、ぴったりかもしれません。
ただ、初めて目にして「りつき」と読める人は少ないでしょう。「たつき」と読まれる可能性も高いです。










