胎動が少なくなります
この時期になると胎児が大きくなって子宮が狭くなってくるため、個人差はありますが、胎動が少なくなります。胎動が落ち着いても、胎児が元気であれば胎動がなくなることはありません。1時間様子を見ても胎動がない場合は受診してください。
- 竹内正人「はじめての妊娠・出産事典」P60、135(朝日新聞出版,2016年)
- 萩田和秀「らくらくあんしん妊娠・出産 」P114、128(学研,2017年)
- 医療情報科学研究所「病気がみえる 10 産科」P34、P39(メディックメディア,平成19年3月)
- 厚生労働省「妊娠期の至適体重増加チャート」について」」(https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a4.pdf,2018年9月26日最終閲覧)
- 日本産科婦人科学会「2)CQ010 妊娠前の体格や妊娠中の体重増加量については?」(http://www.jsog.or.jp/PDF/63/6312-315.pdf,2018年9月26日最終閲覧)
- 母子衛生研究会「妊娠月別 胎児の様子とママのからだ」(https://www.mcfh.or.jp/jouhou/taiji/24_27week.html,2018年9月26日最終閲覧)
- A.Christine Harris「安心マタニティブック」P161(永岡書店,2005年)
- 小阪産病院「よくある相談」(https://www.kosaka.or.jp/contact/qa.html,2018年10月2日最終閲覧)
- くるめ病院「妊産婦さんの痔」(https://uproad.ne.jp/kurume/koumonka/ninsanpusan,2018年10月2日最終閲覧)
- 湘南太平台病院「痔(いぼ痔 切れ痔 あな痔)の治療」(https://shonan-taiheidai.or.jp/痔いぼ痔-切れ痔-あな痔の治療,2018年10月2日最終閲覧)
- 柏厚生総合病院「手根管症候群」(https://www.kashiwakousei.or.jp/medical/seikeigeka/手根管症候群について/,2018年10月2日最終閲覧)
- 冬城産婦人科医院「胎動について」(http://www.fuyukilc.or.jp/column/胎動について/,2018年10月2日最終閲覧)
- レディースクリニックつねざわ「妊娠中の注意(1)胎動」( https://ameblo.jp/lc-tsunezawa/entry-11940228917.html,2018年10月15日最終閲覧)
妊娠34週目の胎児の様子
この頃の胎児は、起きたり眠ったりを20分おきにくり返していて、起きているときは胎動があります。手やひじを突き出したり、足で蹴ったりする様子が、おなかの外からも分かることがあります。
- 胎児の大きさ(FL:大腿骨長):約55〜67mm
- 体重:約1,650〜2,660g
FLとは大腿骨長(だいたいこつちょう)、太ももの骨の長さを指します。胎児はふっくらと脂肪がついて、体重が着実に増えていきます。
肺の機能が完成します
ついに肺の機能が完成します。胎児は出生前は胎盤を通じてガス交換(酸素を取り入れて二酸化炭素を出す)していますが、出生後は肺でガス交換をするようになります。妊娠34週目になると肺が機能的に成熟して、万が一早産になったとしても、自力呼吸が期待できます。
赤ちゃんらしい体つきになる
皮下脂肪が増えて体に丸みがついてきます。手足がぷくぷくしていきて、肌はピンク色で弾力があります。つめも誕生するときの最終的な位置まで伸びてきます。
ほとんどの胎児が頭を下に向けます
妊娠34週になると、ほとんどの胎児が頭を下に向けるようになります。頭がもっとも重いため、おさまりがよいからです。この時期にまだ逆子の場合、おなかの中で動きにくくなるため、なおりにくくなってきます。病院によっては帝王切開の手術予定を決める場合もあります。医師とよく相談しましょう。
臨月になっても逆子がなおる可能性はゼロではありません。手術を決めた場合でも、逆子がなおれば経膣分娩(けいちつぶんべん)になります。
- 日本産科婦人科学会「推定胎児体重と胎児発育曲線 保健指導マニュアル」(http://www.jsog.or.jp/public/shusanki/taiji_taiju_hatsuiku_201203.pdf,2018年10月2日最終閲覧)
- 日産婦誌53巻7号「12.胎児発育・児体重測」(http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5307-130.pdf,2018年10月2日最終閲覧)
- レディースクリニックつねざわ「妊娠中の注意(1)胎動」」(https://ameblo.jp/lc-tsunezawa/entry-11940228917.html,2018年10月2日最終閲覧)
- 萩田和秀「らくらくあんしん妊娠・出産 」P125(学研,2017年)
- A.Christine Harris「安心マタニティブック」P162(永岡書店,2005年)










