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ママもいつか死ぬ?子どもの問いに親はどう向き合うべきか
このお話はとあるママ(仮名・ゆりさん)の体験談をもとにしています。ある日、娘に「ママもいつかしぬの?」と聞かれた主人公のママ。ママは「いつかはね」と優しく伝えます。
子どもがはじめて「死」という概念を知ったとき、親はどうやって命について教えてあげたらよいのでしょうか。
いつかはね、と言う言葉に対する子どもの表情がショッキングな事実を知ったように凍り付いているのも心配です。
実は、主人公は子どものころ、友人や親せきを亡くす度にその存在をなぜか近くに感じられたり、見えたりするような体質があったそうです。そんな小さいころから「死」や「命」を感じてた主人公はどのよう娘に教えていくのでしょうか…。
「死」への恐怖ではなく「生きる」大切さを伝えた母親
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「死」という漠然とした概念。大人でも恐ろしく感じる人だっているでしょう。
子どもに「死」についてたずねられた主人公。主人公は子どものからの経験で「人はいつか死ぬのだ」ということを自然と理解していったそうです。しかし、死ぬことをへの恐怖より、限りある命の大切さを感じるようになっていったといいます。
そこで、主人公は「死」そのものではなく、命の大切さについてを娘に伝えることにしたようです。
「命を大切にする子になってほしい」母の願いはきっと伝わる
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子どもには少し難しいかもしれない話題でも、身近な話に置きかけてあげるなど、ていねいに話してあげるとその子の心にはしっかりと残りそうです。
漫画に登場するのんちゃんにとって、まだママの「死」は現実的ではないことでしょう。それでも、命の大切さが少しわかっただけでも、この会話には意味があったのではないかと感じさせられます。
あえて「死」ではなく「生」に視点を変え、あなたが大切だから精一杯生きてほしいと伝える主人公の伝え方は、とても参考になりますね。
原案:andy
イラスト:ちくまサラ