©sawayakasayaya
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突然はじまった嫌がらせ
中学時代、サヤカさんに対して陰湿な嫌がらせが始まります。ロッカーに置いていた筆箱が液体のりまみいれになっていたのです。
「誰がやったのか?」犯人の見当はついていたサヤカさん。一体、なぜ、こんなことをされたのでしょうか?
嫌がらせの原因は彼氏
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突然はじまった嫌がらせ。きっかけは、サヤカさんに彼氏ができたことでした。
彼氏となった男子は、いじめ主犯格・ミナミのお気に入り。何でも思い通りにならないと気が済まない性格のミナミは、ねたみからサヤカさんをターゲットにしたようです。
恋愛は相手の気持ちがあってこそのもの。なんでも自分の思い通りにならないのは当たり前のことですが、ミナミにとっては自分の気に入っていた男子が自分ではなくサヤカを好きだという事実がねたましかったのかもしれません。
聞こえるように言い放った、捨てぜりふ
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サヤカさんと彼が付き合っているか、直接聞きにきたミナミたち。付き合っていることを伝えると、わざと聞こえる声で捨てぜりふを放ちました。
彼氏ができただけで、なぜ嫌がらせのターゲットにされてしまうのでしょう。はたから見ればあまりにも理不尽で、信じられないようないじめの動機です。
友人関係のほかに恋愛関係など、人間関係の幅が広がっていく中学生ごろ。この作品のように三角関係や片思いの相手との関係性など、さまざまな人間関係をきっかけに、誰かとギクシャクしてしまうことはあるのかもしれません。しかし、どんな理由であれ人をいじめることはあってはいけませんよね。
いじめの体験談から、被害にあった人の心にいつまでもいじめの記憶が強く残り続けることを感じ取れるエッセー作品でした。