©geiko_tumu
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キラキラ見える先輩たちに、中学生活を夢見る
このお話は作者、芸子さんの中学生のころを描いています。芸子さんには、見た目が派手な亜美と少しおっとりとした芽衣という仲良しの幼なじみがいました。
3人は同じ中学に進学します。先輩たちがとても大人っぽく見えたり、小学校とは景色がまるで違う中学校。果たしてどんな中学校生活が待っているのでしょうか。
楽しかった部活で、なぜかいじめの標的に
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芸子さんがバスケ部のレギュラーに選ばれてしばらくしたころ、同学年のマナによるいじめが始まりました。
芸子さんにとってつらかったのは、親友の芽衣もマナと一緒に芸子さんを無視したこと。これまでずっと親友としてきずなを築いてきたのに、それが一瞬にして崩れたことにショックを隠せず、つらい日々を過ごします。
しばらくすると部活に行くことすらできなくなってしまいました。
今度は親友が標的に
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そしてしばらくしたころ、次のいじめの表的は芽衣に。
芸子さんはマナと一緒になって無視をした親友の芽衣に声をかけるか、一瞬悩みます。しかし結局、放っておくことができませんでした。芸子さんにとって芽衣は大切な親友。だから、例え自分が無視をされても放っておくことはできなかったのでしょう。
こうしたときに相手を許せるかどうかは人によって感覚が違うかもしれません。芸子さんの場合は、これまでの芽衣との関係性に戻りたい思いが強かったのでしょうね。
元の3人組が復活。また部活に行こうと決意
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元通りの関係に戻れた、芸子さん、亜美、そして芽衣。それもこれも、今まで一緒に過ごしてきたかけがえのない時間と、芸子さんの芽衣への思いがあったからこそかもしれません。亜美の正論にしか聞こえないツッコミで、より3人の信頼関係が伝わります。
芽衣も部活に行けない状況になっていましたが、芸子さんは「このままいかないのはもったいない」と考え始めます。いじめに負けず、悪いことをしていないなら堂々としようと決めた芸子さん。部活内のトラブルはつらいですが、いつも信頼し合える友人がいるのは支えになりますね。
『思い出小話』では、多感な女子中学生の日常がていねいに描かれます。芸子さんをはじめとする3人の友情に胸が熱くなること間違いなしの青春ストーリーです。