子供の習いごとのメリット、デメリットは?
最近、幼稚園や保育園に上がる前から習い事を始める子供が増えています。身体を鍛えさせようとスイミングや空手に通わせたり、感性を磨こうとピアノやバイオリンを習わせたり。また、勉強の手始めに習字やそろばん。数えたらキリがないほど多くの習い事があります。
では、子供に習いごとをさせる際のメリット、デメリットをそれぞれご紹介します。
子どもの習い事によるメリット☆
はじめに、子供が習いごとをすると、どのような良い影響があるのかを見ていきます。
新しいことをすることで脳が活性化
脳の働きを活性化させるドーパミンという快楽物質は、子供が褒められたり、美味しいものを食べたりする時に分泌されると言われています。そして、最近では“新しい事ができるようになる”時にも同様の反応が見られることがわかったそうです。
幼稚園や保育園の活動以外にも習いごとで新しい事にチャレンジさせると、脳をより活性化させ成長させる事ができるようです。
色々な世界を知ることができる!
子供はまだまだ家族や幼稚園、保育園という小さな社会でしか生きていません。習いごとをすることで、色々な新しい世界を知り、経験することができます。
そして、続けてやっていける習いごとを通して、自信もつけていってくれたら嬉しいですよね!
現代っ子に多い、運動不足&不器用を解消
最近の子どもは昔に比べ手先を使う事が少なく、不器用な子が多いと言われます。また、自動車を持つ家庭が多かったり交通事情の発達によって、運動をすることが減り、運動不足な子も多くなっているようです。
そのような中で、ダンスやスイミングなどの様々な運動や、ピアノや習字など手先を使う習いごとをすることで、子どもたちの不器用さや運動不足などの問題を解消することができます。
子供の習いごとによるデメリット☆
では、次に、習い事をすることによって起こるかもしれない悪影響についてみていきます。
遊びの時間が減る
小さな子供にとっては、遊ぶことが仕事です、全てです。遊びを通して、自由な活動をすることによって、自由であるがゆえに自ら考え行動する力を培っていきます。
友達と力を合わせたり、時には喧嘩をしたりして、人との繋がりを学んでいきます。
しかし、この時間が減ってしまい、決められた時間に沿って行動していると、自発的に何かを考えたり、行動することが苦手になってしまう可能性があります。
睡眠時間が減る
近年、習い事やゲーム、インターネットなどによって、子供の睡眠時間が年々減ってきていると言われています。
睡眠時間の不足は、記憶の減退により学力が低下したり、精神にゆがみが生じたりします。成績を上げるためであったり情操教育の一環であるはずの習い事が、実は全く逆の影響を及ぼす可能性もあるのです。
家族団欒の時間が少なくなる
子供が習い事をしていると、家族の食事の時間がバラバラになり、言葉を交わす時間もありません。また習い事によっては休日もつぶれ、家族で出かける時間も減ってしまいます。
家族とのコミュニケーション不足、また、家族との触れ合いによって学んでいくマナーなどがわからなくなってしまう、という危険性があります。
習い事に対する子供の意志も大切に☆
いかがでしたか?幼児期の頃の習い事には、様々なメリット、デメリットがあります。そうしたものを加味しつつ、ご両親と子供さん、みんなでよく話し合い、習い事を決めていくことをお勧めします。
幼稚園や保育園に入園すると子供も意思表示できるようになり、「この習い事をやりたい」と自ら希望することもあるでしょう。その習い事こそ諸々の条件が合えば、ぜひ通わせてあげてください。
子供の自主性を尊重することが子供のやる気を引き出す大きなポイントです。