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小学生の子どもの習い事にかける費用はどれくらい?
小学生の子どもの習い事にかける費用の一般的な目安について見ていきましょう。実際の体験談もご紹介していますので、具体的な金額を参考してみてください。
小学生の子どもの習い事の費用平均
習い事の種類や家庭の年収、子どもの年齢などにもよって異なりますが、小学生の子どもの習い事の費用は11,600円~18,400円程度となっており、総合的な平均値は15,000円くらいになります。
小学1年生と小学6年生では6,800円ほど差があり、ベネッセ教育総合研究所の「学校外教育活動に関する調査2017」による学年別の平均金額は以下のようになっています。
- 小学1年生:11,600円
- 小学2年生:11,900円
- 小学3年生:14,800円
- 小学4年生:16,500円
- 小学5年生:18,700円
- 小学6年生:18,400円
文部科学省による平成30年度の学習費調査でも、年間の公立小学生の学校外活動費は20万円程度が平均となっているので、月額にすると15,000~16,000円程度が目安になるでしょう。
- ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査 p.4」(https://berd.benesse.jp/up_images/research/2017_Gakko_gai_tyosa_web.pdf,2021年4月6日最終閲覧)
- 文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について p.11」(https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf,2021年4月6日最終閲覧)
年収から見る子どもの習い事の予算
子どもの習い事にかける費用は、家計を圧迫しないよう注意する必要があるため、予算をいくらくらいにするか迷ったら、年収から算出してみてください。
文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査の結果について」によると、年間の公立小学生の学校外活動費は下記の通りとなっています。
- 年収400万円未満:12.8万円
- 年収400万円~599万円:15.3万円
- 年収600万円~799万円:20.1万円
- 年収800万円~999万円:26.8万円
- 年収1000万円~1199万円:35.2万円
上に挙げた内容をふまえると、年収のおよそ3%を子どもの習い事にあてていることがわかります。
- 文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について p.11 」(https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf,2021年4月6日最終閲覧)
小学生の習い事にかかる費用の体験談
火曜日 塾
木曜日 塾
土曜日 サッカー
日曜日 サッカーになります。
塾が毎月三万ぐらい(年間かかると予想される金額を1ヶ月分で計算)、サッカーは年間二万ぐらいです。
実際に小学生の子どもを習い事に通わせているご家庭では、ひとつの習い事なら月額5,000円~7,000円程度、複数の習い事の場合は月額2万円~3万円くらいかけているようです。
小学生に人気の習い事とかかる費用目安
小学生に人気の習い事とそれぞれにかかる費用の目安をご紹介します。
水泳
小学生の習い事として人気トップなのは水泳。未就学児から通っている子どもも多く、水泳教室で一緒になると長く友達関係が続くこともあります。
体力がついてバランスよく筋肉がつく、子どものうちに泳げるようになるなどさまざまなメリットがあり、学校での水泳の授業も難なくこなせるようになるでしょう。
送迎バスが利用できるところも多いので、送り迎えなどの負担がないのもおすすめポイントのひとつです。
水泳の費用目安
費用についても、月謝の相場が5,000~8,000円程度と続けやすく、月謝以外には水着や帽子代として数千円くらいで済むので予算を抑えたい人にもおすすめ。
送迎バスは無料のところもありますが、月額1,000~2,000円程度かかることもあるので、総合的には月額1万円くらい見ておくといいでしょう。
英語・英会話
英語が小学校の授業でも必修科目となったこともあり、英語・英会話スクールも人気の習い事になっています。
子どものうちから英語に触れることで苦手意識をなくすことができますし、英語を習得できると大人になってからも活用できる場面が多いのでおすすめです。
英語の費用目安
英語や英会話スクールにかかる月謝は6,000~15,000円くらいが相場となっていますが、教室によって金額の差が大きいのが特徴です。
教室によってカリキュラムの内容が異なり、日本人講師よりも外国人講師のほうが高額になることが多いので、金額だけでなく内容についても細かく確認しておいたほうがいいでしょう。
月謝以外に、入会金や教材費がかかるところもあるので注意してください。
ピアノ
ピアノが弾けるようになると、学校の合唱コンクールで伴奏を頼まれたり、発表会やコンクールで披露したりと、活躍の場が広がります。
絶対音感が身につきやすくなりますし、大人になってからも趣味や仕事として続けられるので息の長い習い事として人気です。
ピアノの費用目安
ピアノ教室の月謝は6,000~7,500円程度が相場となりますが、そのほかに入会金や施設利用料などがかかることもあります。コンクールや発表会に出場する場合は、衣装代なども必要になってきます。
また、教室で習う以外に家でも練習したいという場合は、自宅用にピアノを購入することになるので、数万円~数十万円の予算を組んでおいたほうが安心です。
習字・書道
美しい字が書けるようになるだけでなく、正しい姿勢や作法が身につき、集中力も高められる習字や書道の習い事もおすすめ。
毛筆で文字を書く機会は大人になっても増えますし、資格を取得して仕事に活かすこともできるので、将来的にも役に立つ習い事のひとつです。
習字・書道の費用目安
月謝は2,000~5,000円程度とほかの習い事と比べてもお手頃で、半紙や筆などの書道道具も数千円で済むので、非常にコストパフォーマンスのいい習い事といえます。
予算を考慮した習い事の選び方
予算から習い事を選ぶ際には、以下の点を重視してみてください。
習い事の予算は収入の3%程度
文部科学省の調査結果にも出ているように、小学生の子どもにかける習い事の費用は、年収の3%程度となっており、収入に合わせた相対的な金額であることがわかります。
たとえば、年収が400万円なら習い事の年間費用は12万円程で、月額だと1万円くらいになります。月額1万円なら、人気の習い事である水泳や英語教室、ピアノ、習字などを習わせることが可能です。
ただ、習い事は月謝以外にも費用が発生することも考慮しなければなりません。
習い事の費用は月謝だけでなく総合的な費用を算出
習い事の多くは、月謝以外に教材費や入会金が必要になることがあり、初期費用として道具代などもかかることがあります。
また、発表会やコンクールに出場する場合は、衣装代や参加費用などが毎回かかることも忘れないようにしてください。
予算を立てる際には、月謝だけでなく初回に発生する費用、年間を通じてかかる金額、突発的に必要となるものも計算して決めるようにしましょう。
複数の習い事をさせるなら頻度を減らす
ピアノと水泳など複数の習い事をさせるには、その分費用が倍増します。
予算が1万円程度で複数の習い事をさせたいという場合には、通う頻度を減らすという選択肢も検討してみてください。
これまでご紹介してきた月謝は、基本的に週1回通う頻度になっているので、隔週や月2回などのように通う頻度を減らすことで月謝を抑えることも可能です。
習い事の費用は家計を圧迫しない予算で
習い事にかかる費用は決して安いものではありません。しかし、子どもにとっては価値のあるものになるので、家計を圧迫しないよう無理のない範囲で算出してみてください。