©海原こうめ
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今まで散々、避けていたくせに…
夫の仕事や体調を気遣いながら、妊娠の話をしようと努力していた主人公。ところが、夫はのらりくらりと避けるばかり。気づくと、主人公は35歳になっていました。もう、妊活の話をやめていた主人公。
そんな矢先、突然夫から不妊治療の提案をされます。今まで、病院に通う提案もしてきたのに…。妻の話は聞かないのに、友人の話は聞くなんて…。夫婦のすれ違いは、いつから始まっていたのでしょう?
もしかして、初めからズレていた?
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夫の気持ちも、そして自分の気持ちもわからなくなってしまった主人公。
「子どもが欲しい」と語った夫の思いと自分の考えは一致していると考え、なんとか子どもを授かろうとした主人公でしたが、その気持ちで夫婦が一つになることはありませんでした。
もしかして、最初から認識がずれていたのかもしれない。そんな風に思うと、これまでの夫婦生活そのものがむなしいものだったように思えてしまいそうです。
夫の気持ちもわからず、自分の思いにも答えをだせないまま、さらに時間は過ぎていきます。
離婚が頭をよぎる
©海原こうめ
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夫との離婚が頭をよぎる主人公。一方で不妊治療をしなかったら後悔するのでは?という気持ちも残っています。答えを出すことができず、動けないままの主人公。何が自分の幸せなのか、とても迷っている様子が伝わります。
妊娠を望むなら、夫婦で思いを一致させることと、お互いに努力することが不可欠ですね。さらに、タイミングも重要。女性にとって、妊娠・出産にはリミットがあります。さらに、ここまで心がすれ違ってしまった相手と子どもを持つことが、自分の幸せかどうかも悩ましい部分でしょう。
このエピソードは「動けないまま」で終了しています。思い通りにはいかない人生、考えても答えが出ない悩みはあるものですよね。今後どんな選択をしたとしても、主人公が幸せになっていることを願わずにはいられません。