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保育のプロが6月からやる「暑さ対策」【保育士解説】熱中症が怖い季節にすべきこと

梅雨が明けると、夏本番。熱中症が怖い季節に入っていきます。保育園では、まだ涼しい6月ごろから暑さ対策をスタートしています。子どもが暑さによる体調不良を起こさないためには、周りの大人が注意する必要があります。この記事では、保育士・まりこ(@mamababy_cococolor)が、保育士が夏の外遊びで注意していることと、「あれ?熱中症?」と思ったときの対応方法についてまとめます。

暑い PIXTA

6月中からやっておきたい「外遊びの注意点」

暑くても、元気いっぱいの子どもたち。保育士が子どもたちと外遊びをするときの注意点は主に3つあります。

直射日光を避ける

木陰 PIXTA

大人でも直射日光を浴び続けると、体力を奪われていくように感じませんか?子どもたちの保育でも、直射日光に注意していくことが大切です。園では日差しが強くなる6月ごろには「遮光ネット」「テント」などで日よけ対策をしています。

家庭で外遊びをするときにも「日陰」を選んで遊ぶことが大切ですよ。

水分補給をこまめにする

水分補給 PIXTA

水分補給は皆さんも意識しているのではないでしょうか。水分補給で保育士が水分補給をするときに気を付けていることは以下の3点です。

  • 「のどがかわく」前に飲ませる
  • こまめに水分補給をさせるよう意識する
  • 日陰で飲んで、休憩も兼ねる

よくあるNG例は「のどがかわいてから、水分補給をする」です。子どもがのどがかわいたと思うころには、もう水分補給のタイミングとして遅すぎることがあります。大人がタイミングを見て、水分補給をさせましょう。

遊ぶ時間に気をつけよう

公園 PIXTA

子どもと外遊びをするときには「遊ぶ時間」と「時間帯」に注意しましょう。園では外遊びの前に「気温」「湿度」をチェックして遊ぶかどうかを決定していますが、家庭ではなかなか難しいことも。

その場合には、以下の2点に気をつけて遊びましょう。

  • 朝夕の涼しい時間を選んで遊ぼう
  • 遊ぶ時間は短時間にし、長時間の場合は休憩をはさもう

そして、遊んだ後は自宅でゆっくりと身体を休めましょうね。

体調に変化が見られたときは?

救急車 PIXTA

いろいろなことに気をつけていても、暑さによる体調不良は突然起こります。いざというときの対応方法を知ることは、子どもの命を守るのに大切なことの一つです。消費者庁は、子どもが熱中症らしい症状を起こしたときの対応について以下のように情報提供しています。

呼びかけに答えない場合は、すぐに救急車を呼ぶ
涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせる
首の周り、脇の下、太ももの付け根など太い血管の部分を冷やす
水分や塩分を補給する
病院へ行く?救急車を呼ぶ?迷ったら #7119へ ※1

子どもの様子がおかしいときは、冷静に対処することが難しいこともあります。どうすればいいかわからないとき、救急車を呼ぶべきか判断がつかないときは、#7119でアドバイスをもらってください。

暑さ対策をして、楽しい夏を過ごしましょう

夏 PIXTA

子どもにとっては、夏ならではの楽しみがたくさんありますよね。海水浴やお祭り、夏休みのおでかけもこれにあたると思います。充実した夏を過ごすため、暑さ対策のポイントを押さえておくことも大切です。

元気に過ごして思い出いっぱいの夏になるよう、応援しています。

まりこ/0歳-6歳子育ての専門家(@mamababy_cococolor)のインスタグラム

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