片付けカは教えないと身につかない
実は子育てをしていて思うのが、人の片付け力って最初からそなわっているわけではないなということ。子どもが大きくなると、話が通じる分、言ったらできると思ってしまって口だけで注意して終わりってことも多々あります。
「机の上、片付けなさ~い」「出した物は元へ戻して」などと注意だけしても、子どもはどうやったらいいのかわからないらしいのです。
どうしたら片付くのか、どんな状態だったら散らかっていないと言えるのかなど、わからないまま𠮟られて、片付けが楽しくない、片付けたくないという気持ちに。
そこで連休です。長期の休みは絶好の片付け時間。有効に使いましょう。
連休中に「片づけシステム」を作る
今の子どもたちって忙しいと思いませんか?習い事や、共働きだったら学童に行っていて帰りが遅いなど、日々のやることだけで1日終わっちゃいますよね?物が散らかる理由のひとつに、片付けるシステムが定まっていない、ということがあると思うのです。
じっくり考える時間が少ない通常の毎日より、少し気持ちの余裕がある連休中に一気に片付けるシステムをつくることで、その後の片付けが楽になります。
普段だったら仕事や家事でじっくり向き合う時間がとれなくても、連休中なら親側も時間に余裕が持てる日がある。そんな日があったら、朝から一緒に子どもの物を片付けていきましょう。
その時に大事なのは、子どもに決めさせること。価値観は親子といっても違います。親がいらなくても、子どもは捨てたくない、処分したくないという物もたくさん。
親は手伝ってやりながら、押し付けずにアドバイスだけして子どもに考えさせること。片付けを定着させるには、これが結構大事かなと思います。アドバイスは、子どもがある程度決めてから考えさせるようにするといいですね。
- 今使っている物か、そうでない物か
- とっておく物か、処分してもいい物か
- とっておくなら、どこにしまうのか
親の目から見て気になるところを話してみて、どうしたらいいかは子どもに考えさせる。そうやって、物の居場所を決めてしまうと、毎日取り出すのも片付けるのも楽になるので散らからなくなります。片付けシステム作りは、一気にやってしまった方が子どもも親も楽ですよ。
- その場所にしまって、取り出しにくくないのか
- 同じところに、同じ種類の物を入れた方がいいかもしれない
- どこに置いたら探し物が減るのか
片付けはやはり、1日使える連休など長期の休みが最適。その日で終わりとわかっていると、子どももとりかかりやすいので、さっと済ませちゃいましょう。
わが家でも連休中のお片付けをします
わが家はお出掛けの予定とともに片付けの予定も子どもに言ってあるため、連休中の何日かは一緒に片付けをします。旅行に行楽にと、楽しむことも大事。ダラダラ過ごすのもたまにはいいですよね。
そんな中、1日でもいいので朝から片付けをすると気分転換にもなります。気持ちもリフレッシュできて、お部屋もすっきり。散らかっていなくても片付けの見直しは大切です。
ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどを利用して、片付けることの大切さを親子で考える時間を作れるといいですね。