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共働き家庭で習い事させる際の不安要素
共働きのご家庭だと、子どもに習い事をさせる際にいろいろ不安なことがありますよね。
- 教室への送迎ができない…
- 大会や発表会への参加や手伝いが難しい…
- レッスンの状況を把握しきれない…
働くママは時間がなく、子どもを習い事教室に送迎をしたり、大会や発表会に参加したり、レッスン状況を見てあげたりすることが難しいのが現状です。
しかし、共働きでも「習い事をさせてやっぱり良かった」と思うパパママもたくさんいらっしゃいます。共働きのパパママは、親子ともに負担がかかりにくい習い事を選ぶことが長く続かせるためのポイントです。
共働き家庭の子どもにおすすめの習い事
それでは、共働きのご家庭でも無理なく続けられる、おすすめの習い事をご紹介します。パパママが自宅にいる時間が少なくても、子どもが1人で練習をしたり、レッスンをしたりできる習い事を集めました。
ピアノ
ピアノを習い事として選ぶと自宅での練習や音楽の学習が必要ですが、自宅ですることは予習・復習がメインなので教室で習ったこと以外の知識を必要としません。自宅にピアノがあれば、子ども1人で練習ができますよ。
スポーツ系の習い事のように、パパママが参加しなければならない行事もありませんが、ピアノ教室には年に1回、発表会があるところもあります。発表会にパパママが来てくれないと子どもは寂しいでしょうから、その日だけは仕事を休めるように会社に相談しておくと良いですね。
水泳
水泳を共働き家庭の習い事としておすすめする理由は、送迎サービスがある教室が多いからです。スイミングスクールのバスをよく見かける…というパパママも多いのではないでしょうか。送迎バスが用意されていれば、子ども1人で習い事に通うのも安心ですよね。
水泳は習い事としての効果も高く、全身運動なので体力や心肺機能が高まり、ルールや約束を守る能力やコミュニケーション能力、自分のことを自分でやる力などさまざまな能力が身につきます。
近くに送迎サービスつきのスイミングスクールがあるなら、ぜひ体験レッスンに参加してみてください。子どもが気に入ってくれれば、そのまま通わせても良いでしょう。
- 文部科学省「水遊びでの事故事例と防止対策」(https://www.mext.go.jp/sports/content/1397128_5-1.pdf,2021年4月7日最終閲覧)
英会話
英会話もピアノと同じように、自宅ですることは予習・復習のみです。発表会や大会があることもなく、働くママでも無理なく子どもを習い事に通わせられるでしょう。
小学校での必修化が始まり、子どもの将来を考えた際にも習うことのメリットが大きい英会話。子どもが小さなうちに学んでおくと、英語に親しめるようになるうえに、学習の習慣がつくことから小学校に入学した後のメリットも感じられるはずです。
くもん
子どもを学習塾に通わせたい方から絶大な人気を誇るくもん。くもんでは、子どもが教室を出た後にパパママにメールが送られるシステムなので、子どもがちゃんと教室に行ったことを確認できますし、教室を出た時間も把握できるので安全面で安心です。
ワーキングマザーが子どもを1人で習い事に通わせるときに、最も心配になることが「危険な目に遭っていないかどうか」ということだと思います。教室からメールでお知らせしてもらえれば、仕事中に不安になることもないはずです。
通信教育
学習系の習い事であれば、通信教育を利用すれば共働き問題は解決します。自宅でいつでも好きなときに取り組める通信教育は、働くママが帰ってきて、ゆっくりできる夕食後に一緒にやったり、成果を見てあげたりすることもできます。
未就学児向けの学習系通信教育なら、子ども1人でもゲーム感覚で楽しく学べる講座もあるので役立ちそうですね。特にゲーム性の高いタブレット学習は、子ども自らが進んで取り組みたがるほど楽しい講座もあります。
オンラインで学べる習い事
外出しにくい現在の情勢から、オンラインで学べる習い事の種類も増えてきています。
英会話やプログラミングなど、小学校で必修となった科目のオンライン講座は高い人気を集めていますし、料理教室やスポーツ系の習い事でもオンラインで教えてくれるところも。
多くの場合で、ZOOMやスカイプなどのアプリでレッスンを受けるので、タブレットやパソコンなどのデバイスとインターネット環境の準備は必要です。しかし、レッスンの時間が決まっている習い事でもオンラインなら送迎の不安もなく、子ども1人でも参加できます。
共働きでも子どもを習い事に通わせるための工夫
共働きでも習いやすい習い事はありますが、教室に通う必要があればどうしても送迎が必要になるもの。そこで働くママと、教室に通う子どもへの負担が少なくなるような習い事への通わせ方もあわせて見ていきましょう。
自宅近くの習い事教室を選ぶこと
オンラインではなく教室に行かなければならない場合でも、自宅近くの習い事教室であれば、子ども1人で通わせることもできるかもしれません。自宅から徒歩5分以内のところに教室があるなどの環境であれば、子ども1人でも比較的心配はないでしょう。
送迎サービスが用意されている習い事
近くに教室があれば一番良いけれど、自宅から遠いところに通わせたい教室があるということもあるでしょう。しかし、子どもの送迎サービスが用意されている習い事ならワーキングマザーの負担になりません。
その他、保育所が習い事の送迎を請け負う場合もあるので、通っている保育園・保育所に相談してみるのも一つの方法です。
時短勤務を活用する方法も…
習い事で送迎サービスが利用できない、オンラインや通信教育以外で習わせたいことがあるなら、時短勤務ができるよう会社に掛け合われてみてはいかがでしょうか。
習い事の送迎をしなければならない日だけ時短勤務にしてもらうなど、子どものスケジュールにあわせて仕事の時間を調整することも考えてみてあげてください。
ベビーシッターを利用する
どうしても習い事への送迎ができないという場合に、便利に利用できるサービスがベビーシッターです。最近では「送迎シッター」というサービスを提供しているところもあります。
送迎シッターは幼稚園や保育園はもちろん、習い事への送迎もしてくれるので、子どものいる働くママから大人気。利用料金は1時間1,500円前後が目安です。
共働きの家庭の習い事事情
共働きで子どもを習い事に通わせている働くママは、実際にどのように通わせているのか疑問に感じられている方もいるのではないでしょうか。
ここからは、ママリに寄せられた投稿の中から、共働き家庭の習い事事情を体験談としてご紹介します。
ワーキングマザーはパパに送迎を協力してもらう、保育園の課外授業を利用するなどして子どもに習い事をさせているようです。課外授業なら子ども1人での移動もなく、安心して通わせられそうですね。
ただし、1人で教室に通わせようとすると、やはりある程度成長した後に通わせよう…と考える方も多いようです。どうしても送迎が難しそうであれば、子どもが大きくなるのを待つことも大切ですね。
共働きでも習い事は可能!工夫次第で送迎の壁は乗り越えられる
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共働きのご家庭には「子どもの送迎が難しい」という習い事への壁がありますが、工夫次第で乗り越えることもできます。ワーキングマザーは送迎サービスのある習い事を選んだり、時短勤務を活用したり…と、さまざまな工夫をして子どもを習い事に通わせているようです。
習い事に関わってあげられない、時間のない働くママでも、ご紹介したようなおすすめの習い事であれば子ども1人で学んでくれるのでぜひ検討してみてくださいね。