片付けの始まりはいつ?
片付けに試行錯誤していたころは、今まで持っていた物が散らかっていて、それをどうにかするのが 「片付ける」ことだと考えていました。 もちろん、それはそれで間違いないのですが。 でも、だんだんと片付けを進めていくうちに、実は片付けの始まりはもっと前で「物が家に入ってきた時」 なのではないかと思うように。 いえ、もっと極端に言うと…
- お店で品物を手に取った時
- 人から何かもらった時
など、家にまだ持ち込んでもいない時から、実は片付けは始まっているのだと考えるようになったのでした。
何か買うにしろ、もらうにしろ、結果として片付けにつながるという気づきがあったのです。当たり前と言えばそうですが、片付かなかったころにはまったく考えてもいなかったんですね。
物を買う時のくせを見極めよう
家の中が片付いていてすっきりしているというのは、どんな状態のことを言うのでしょうか。
- ごちゃごちゃと物が出ていない
- きちんと収納場所にしまってある
- 物が少ない
などがあげられると思うのですが、つまり片付いていないってことは「物を持ちすぎている」とも言 えるわけです。 たくさんあるから収納に収めきれない、そういうことですよね。
だから、片付けるには持っている物を減らせばいいわけですが、それ以前にまず家の中に物を増や さないことを心がけるといいんです。 増えなければ散らからない。 そのためには、自分の物を買う時のくせを観察する必要があります。
買い物のくせとは
自分がどうやって物を家に入れているのかを観察してみると、買い物のくせが見えてくると思います。
- 衝動買いしがち
- 〇〇%オフや割引などに弱い
- いつも買っている物が安いと家にあっても買う
- まとめると単価が安くなる物が好き
- おまけや「今だけ」などにつられる
- 何かあった時にと、ストックしておきたい
- 全種類そろえたいと思う
- 100円なら失敗してもいいかと考える
- セール大好き
- 新しい物に目がない
- クーポンを使わないと損した気になる
- 福袋などのいっぱい入っている物が好き
- 買っても使わなければ売ればいい
- 子どもの「欲しい」に弱い
いや~、思い出しただけでもこんなにあります。かつての私の「買い物のくせ」ですよ、これ。 多分、もっといろんな場面で他にも「くせ」が出ていたと思います。
ひとつ物を買った時に、それを買った理由は何か、1か月くらい自分を観察してみるといいですよ。ただただ欲求のままに買ってしまったのか。いつも買っている物が安いから、まだあるけど買ったのか。期間限定品につられちゃったのか。
正直、嫌な作業ではあります。買いたくて買った物を、なぜ買ったのか掘り下げていくのはやっぱり苦痛ですよね。
物を買う時の傾向を知れば物が増えにくくなる
物を買う時の自分の傾向を知ることで、確実に家に入ってくる物の量は減ります。 家に置いておけるストックの量や、急がない物ならよく考えて買うという考え方など、自分なりに決めることができるようになるんです。
それができるようになると、物はそれほど増えていかないのです。