トイレトレーニング、夏と冬の特徴は?
トイレトレーニングはベテランママ&保育士がチャレンジしても、うまくいかない子はトコトンうまくいきません。反対に、始めてから1日でおむつが外れることもあります。そのため、思うように進まなくても悩みすぎる必要はありません。
トイレトレーニングは、実は季節に関係なく始められます。
よく「トイレトレーニングしやすい時期」と言われる夏は失敗後の処理も簡単で、気持ち的にラクに感じるでしょう。一方、寒い冬にもメリットはありますよ。
夏のトイレトレーニングの特徴
- 洗濯物がすぐに乾く
- 気温が高く薄着でも快適に過ごせる
- パンツでの生活に慣れてから入園を迎えられる
- トイレのタイミングがつかみづらく予測を立てにくい
冬のトイレトレーニングの特徴
- トイレの間隔が狭く成功体験を積みやすい
- 寒さから失敗したときの不快さを感じられる
- 寒さから長引かせたくないという思いが強くなる
- 外出の機会が少なくなりリズムをつかみやすい
冬は寒さから排尿の間隔が短くなるため、トイレで成功する機会が増えます。夏はタイミングをつかみづらく、便器に座りっぱなしで「にらめっこ」なんてこともありますが、冬は成功体験を得やすいといえそうです。
1度成功すればトイレの感覚をつかめる子がいますが、そういう子にとって冬のトイレトレーニングは効率的といえるでしょう。
保育士直伝、冬のトイレトレーニング攻略法
冬のトイレトレーニングを成功させる鍵は「成功体験」です。詳しいポイントは以下のとおりです。
- 室内・廊下・トイレの温度に差がでないよう調整する
- 室内・廊下・トイレの照明を明るく統一する
- 便座カバーなどを活用してトイレの便座を温めておく
- 脱ぎ着しやすいズボンをはかせる
- 寒くても水分はしっかりとる
- 1時間に1回トイレに座らせてみる
トイレが寒かったり暗かったりすると、苦手意識が強くなる恐れがあります。普段過ごしているリビングとトイレで、気温や照明に差がつかないよう注意しましょう。
トイレの間隔が狭くなる冬は、頻繁に便座に座らせます。1時間に1回座っていれば、そのうちタイミングが合って成功体験を味わえるでしょう。成功したときのうれしさを忘れないよう、思いっきりほめるのもポイントです。
夏も冬も、焦らずトイレトレーニングを
どの季節でもトイレトレーニングは可能です。
子どもが前向きにトイレトレーニングに励めるよう、成功したときはしっかりほめてあげましょう。親が焦らず、子どもが感覚をつかむまでじっくり見守ってくださいね。