トイトレの進め方!基本をチェック
これからトイトレを始めようとしているパパママに向けて、まずはトイトレの進め方として基本のやり方を紹介します。「トイトレを短期間でスムーズに進めたい」と考えられているなら、ぜひこの進め方を参考にしてくださいね。
絵本やアプリなどを使ってトイレの役割を教える
トイトレのファーストステップは、「トイレとはどのような場所か」「何をするところか」を教えることから始めましょう。「トイレは排泄する場所」ということを子どもに教えるためには、絵本やアプリなどでイメージしやすく教えるのがおすすめ。
絵本の中には、トイレに行く習慣やトイレの使い方、パンツの履き方などを教えられるものがたくさんあります。また、「ムーニー」を販売しているユニ・チャームからは、楽しくトイトレが学べるアプリも配信中。
絵本やアプリなら遊びの中で、子どもがしっかりとトイレの役割を認識してくれるはずです。まずはトイレという場所について教えて、トイレに関心を持ってもらうところから始めましょう。
- 浦安市「乳幼児の予防接種・健康 よくある質問」(https://www.city.urayasu.lg.jp/kodomo/kosodate/kenko/1006653.html,2021年6月10日最終閲覧)
- 薩摩川内市「トイレとお友だちになろう~トイレトレーニングについて~」(https://www.kosodate-support-satsumasendai.jp/2910/,2021年6月10日最終閲覧)
実際にトイレに行ってみる
子どもがトイレの役割や使い方を覚えたら、子どもと一緒にトイレに行ってみましょう。子ども1人では嫌がるでしょうから、パパママが誘って一緒にトイレトレーニングをしてあげてくださいね。
一緒にトイレに行く回数は少しずつ増やしていくようにします。一般的に排泄することが多い、起床後、食後、お昼寝後、お風呂後、就寝前などに連れて行ってあげると効果的です。お気に入りのぬいぐるみや人形をトイレに行かせるごっこ遊びをしても良いでしょう。
パパママと一緒でも嫌がるようなら、もう少し絵本やアプリでトイレについての情報を与えてあげます。便座に座らなくても構いませんので、「トイレ」という場所に子どもが慣れることが大切ですよ。
トイトレが進んだらトレーニングパンツを履かせる
ここまでトイトレがスムーズに進んでトイレでの排泄が成功するようになったら、トレーニングパンツを履かせてみてください。
トレーニングパンツとはおむつ離れを支援するためのパンツで、水分は漏れないものの、お漏らしをしてしまった気持ち悪さを子どもに教えられるように作られたパンツのことです。
子どもにお漏らしをしたときの不快感を教えることは、トイトレの進め方としてもとても有効だとされています。おまるやトイレですると快適であること、それ意外で排泄すると不快であることを意識付けられれば、子どもが積極的に「トイレに行きたい」と言うことも増えるでしょう。
- ユニ・チャーム トレパンマン「トイレトレーニングの基礎知識」(https://www.torepanman.jp/ja/navi/01.html,2021年6月10日最終閲覧)
- 花王 メリーズ「トイレ・トレーニング」(https://www.kao.co.jp/merries/babycare/toilet/,2021年6月10日最終閲覧)
トイレトレーニングやおむつについての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
トイトレを上手に進めるためのコツ
紹介した基本的なトイトレの進め方通りに実践しても、なかなか子どもが上手に排泄してくれないこともあります。パパママとしては「どうしてできないの?」と思ってしまうかもしれませんが、ちょっとしたコツをつかむだけでスムーズにトイトレが進むことも少なくありません。
それでは、トイレトレーニングにおけるやり方のコツをチェックしていきましょう。
トイレができなくても叱らない・怒らない
トイレトレーニングがスムーズに進まないと、パパママもイライラしてしまいがち。その気持ちをつい子どもにぶつけてしまいたくなりますが、トイレができなかったからと言って叱ったり怒ったりすることは避けてください。
トイレで叱られると、子どもの中には「トイレは嫌なことが起きる場所」「怖い場所」というイメージがついてしまいます。トイレに行くことも嫌がってしまいかねませんので、うまくトイレができなくても叱らないことが大切です。
トイレを子どもが好きな空間にしよう
子どもがトイレに行きたがらないようなら、トイレを子どもの好む空間にしてみてください。
たとえば、子どもが好きなキャラクターの人形・ぬいぐるみ・グッズを置いたり、壁にかわいいイラストを貼ったり、照明を明るくしてみたり…と、子どもにとって入りやすい空間にしてからトイレトレーニングを始めます。
トイレだけではなくおまるも、お気に入りのキャラクターがついたものや、かわいい動物型のものを使えば子どもも関心を示してくれるはず。
子どもが「トイレは楽しい」と思えるような空間を作れば、トイトレもスムーズに進みますし、子ども自身も楽しみながらトイレを覚えられますね。
- サンライズキッズ保育園 相模原園「トイレトレーニング」(https://www.sunrisekids-hoikuen.com/sagamihara/schedule/training.html,2021年6月10日最終閲覧)
- エリエール「 トイレトレーニングのNGワード」(https://www.elleair.jp/goo-n/training/training_04,2021年6月30日最終閲覧)
トイトレが進まない時の対策
いろいろなやり方を試してもトイレトレーニングがうまく進まない…いつまでもトイレがうまくできない子どもを見ていると、イライラしてしまうというパパママもいるはずです。
そのようなときは、次のような対策法で乗り切りましょう。
おむつを外す期限を決めない
おむつを外す期限を定めると、パパママの気は焦りがちです。しかし特に問題がなければ、小学生や中学生になりトイレで排泄できない子どもはいないでしょう。たとえおむつを外す時期が遅くなろうとも、いつかトイレを上手にできる日がやってきます。
おむつを外す期限を決めたり、目標を持ったりせず、子どものペースにあわせてトイトレをしてあげてください。そうすればパパママも焦ったりイライラしたりすることが減るはずです。
他の子どもと比べないこと
他の子どもとトイトレの進め方を比べてしまうと、「○○ちゃんはできているのに…」と焦ってしまいますよね。
ただ、子どもの成長は人それぞれ個人差があります。同じ子どもが2人といないように、トイトレの進め方もそれぞれ。他の子どもと同じようにできなければいけないというわけではありませんので、子どもの成長にあわせてトイトレを進めることが大切ですよ。
うまくいかなければ焦らず一休み
どうしても子どもがトイレに行くのを嫌がる、上手に排泄してくれない…ということもあるでしょう。もしうまくいかなければ、焦らずトイレトレーニングを一休みするのも一つの方法です。
しばらくトイトレを休んで、また時期を空けて再開してみましょう。もしかすると、次はスムーズに進むかもしれません。
根を詰めるとパパママ・子どもの両方にとってストレスになってしまうので、焦らず休みながら、ゆっくりと進めていきましょう。
- エリエール グーン「トイレトレーニングのNGワード」(https://www.elleair.jp/goo-n/training/training_04,2021年6月10日最終閲覧)
- 花王 メリーズ「トイレ・トレーニング よくあるご質問」(https://www.kao.co.jp/merries/babycare/toilet/qa_01/,2021年6月10日最終閲覧)
先輩ママのトイトレ体験談
トイレトレーニングにおける基本の進め方を見てきましたが、先輩ママたちの体験談を見ると、独自の効果的なやり方が見つかもしれません。
そこでここからは、ママリに寄せられた先輩ママたちのトイトレ体験談から、進め方のポイントを学んでいきましょう。
トレーニングパンツより普通のパンツがおすすめ
トイトレにはトレーニングパンツが便利ですが、先輩ママたちの意見を見ると、トレーニングパンツより普通のパンツを履かせるべきという声も見られました。
トレーニングパンツは「濡れた気持ち悪さを教える」というコンセプトで作られていますが、実際は普通のパンツを濡らしてしまった方が気持ち悪さはアップするようです。
ズボンやスカートまで濡れてしまうのでパパママの仕事は増えますが、トイトレを早く終わらせたいと思われるなら普通の綿パンツを使ってみてください。反対に、じっくりトイトレをしたいという方はトレーニングパンツを使っても良いでしょう。
子どもがパンツを履きたがるまで待つ
先輩ママの中には、トイレトレーニングがなかなか進まないので、子ども自ら「パンツを履く」というまで待っていたという方もいました。
トイレに連れてったりしてましたが、「嫌だ!」が続き。そこは無理せずに放置。様子を見ながらトイレと布パンツを勧め。
そのうちに息子から「お兄さんパンツ履く!オムツ履かない!」宣言が出てから徹底的にやりました。
綿パンツを「お兄さんパンツ」「お姉さんパンツ」と呼べば、子どもは「このパンツを履けばお兄さん、お姉さんだ」と思って履きたがることもあるかもしれません。トイレトレーニンググッズの呼び方一つで、子どもの気持ちも変わりそうですね。
いつまで経ってもおむつが外れないと心配になるでしょうが、いつかはおむつを嫌がる日がくるようです。子どもの自立心を信じてあげて、ゆったりとして気持ちで待ってあげるのも一つの方法です。
どうしてもトイレが苦手なら強制手段も…
どうしてもトイレトレーニングが進まない、トイレで排泄してくれないというときに、強制手段をとった先輩ママもいました。なんと、おむつを隠してしまうという方法です。
4歳前後になると、お漏らしはしたくないという感覚が芽生えるのだと思います。おむつで排泄できないように隠してしまうと、仕方がなくトイレに行くケースも十分ありえるでしょう。
子どもの様子に合わせて、最終手段として取り入れてみることもおすすめです。
トイトレの進め方は子どもの個性にあわせてあげて
なかなかトイレトレーニングが進まないとパパママは不安になったり、イライラしたりしがちですが、子どもの性格によってトイレで排泄できるようになる時期は違います。基本の進め方を実践しながら、子どもの個性にあわせてトイトレを進めましょう。
子どもの好きなグッズをトイレに置いても子どもが嫌がるなら、無理に連れて行くとトイレトレーニングがもっと進まなくなることもあります。紹介したやり方を参考に、ゆっくりと子どものペースにあわせてあげてくださいね。