おむつ替え、どうしてそんなに嫌がるの?
赤ちゃんのおむつ替え、激しく回転されたり、暴れられたり、大泣きされたり、ハイハイもしくは走ってにげまわってしまうことも。毎日、何度もあることなので、毎回続くとママはうんざり、イライラしてしまうこともありますよね。
「汚れてしまったおむつをそのままはいているなんて信じられない」と思うママですが、もしかすると赤ちゃんは赤ちゃんなりの"理由"があっておむつ替えを嫌がっているのかも。
まずは理由をさぐってみましょう。そしてその理由ごとに対処法をまとめましたので紹介いたします。
周りを見たい!とにかく動きたい!
周りに興味を持ち始めた赤ちゃんは、おむつ替えのために寝転んだ体勢になることがイヤなのかもしれません。わが家の場合も、寝返りやずりばいが上手にできはじめたころから、おむつ替えをしようと仰向けにするだけで泣くようになってしまいました。
動けるようになってきたからこそ、行動を制限されるのがイヤという赤ちゃんの思いもあるのかもしれませんね。
おしりが寒い!冷たい!
冬になるとおむつ替えをイヤイヤするようになった、という経験のあるママはいませんか?わが家の場合、上手にあんよできるようになってお話もできるようになった時に、冬のおむつ替えを嫌がるようになりました。
1歳のころには1週間~数週間、2歳で数ヶ月前のことを覚えているといわれています。例えば、薬を嫌がる子供に無理に飲ませ、しばらく経ってからまた薬を飲ませるときに抵抗された経験のある方はいませんか?それと同じように、「おむつを取ると寒い」「この間すごく寒い思いをした」というイメージや記憶が残るようになり、嫌だという気持ちになるのかもしれませんね。
とはいえそのままにしておくわけにはいかず…ママは困ってしまいますね。
実はおむつ替えのほかに嫌なことがあるかも
おむつ替えの時にグズグズされると、おむつ替えが嫌なのかな?と感じてしまいますが実はそうではないかもしれません。環境が「暑い、寒い」といったことや、ただなんとなく「つまらない」という理由でも赤ちゃんは泣いたりイライラしたりすることがあります。
すると、おむつ替え自体には何も不満はないのに、ママに反抗してみたり、ママのやろうとすることに抵抗したくなってしまうのかもしれません。また赤ちゃんの精神状態はママの精神状態と深くつながっていて、ママに悩みごとがあるときやストレスがあるときは、気づいてないように見えても意外なところで心が揺れている時があるのかもしれません。
- 生馬医院「お薬の飲ませ方」生馬医院(https://goo.gl/cOVhxs)
- 海外邦人医療基金「子育てのこころ(10)記憶の発達」JOMF(http://www.jomf.or.jp/include/disp_text.html?type=n100&file=2007060104)
- 藤田小児科医院「先生のおはなし」藤田小児科医院(http://www.fujitaclinic.or.jp/murmur/pocket/02_051.html)
- 生馬医院「赤ちゃんが泣く時、不快を感じている」生馬医院(https://goo.gl/nniazo)
今日からささっと楽しくおむつ替え!私が試した対処法
お待たせ致しました!それでは暴れん坊赤ちゃんをもつママ必見の、イヤイヤしてしまうおむつ替え対策についてご紹介します。
おむつ替えのときだけの特別なおもちゃを
私の場合は、おむつ替えのときだけの特別なおもちゃを用意しておき、イヤイヤしそうになったら「サッ」と出すようにしていました。そうすることによって注意をそらすことができ、夢中になって遊んでいる間にササッとおむつ替えできて、とっても効果的だと感じていました。
ぜひあなたの赤ちゃんにも試してみてくださいね。
なるべく暖かくしてあげて、優しいタッチで
赤ちゃんにとっておむつ替えが「嫌な記憶」にならないように、優しく暖かい場所でおむつを替えるように心がけました。赤ちゃんが嫌なイメージを持たないように歌を歌いながらにしたり、話しかけたりしながらおむつを替えます。
赤ちゃん自身がおむつ替えを「コミュニケーションの時間」としてとらえてくれれば、嫌がることも減るのではないかと思います。
一度は思いを受け止める
おむつ替えはサッと済ませてしまいたいので、どんなにぐずられても無理やりおむつを剥がし、はかせてしまっていましたが、ある時に「やっぱり子供にも言い分があるよね」と思い直し、本人の思いを受け止めるようにしました。
「そうか、嫌なんだね」「でもおしりが気持ち悪いよね?おむつを替えたいよね?」と、できるだけ気持ちに寄り添って会話をしてからおむつ替えをします。それでもぐずってしまうこともありますが、思いを代弁してあげることで「わかってくれた」と感じるのか、落ち着いてくれることもありますよ。
おむつ替えを行う際の注意点
おむつ替えを上手にするための対処法について紹介しましたが、実はその他にも注意したいポイントがあります。今までのおむつ替えにプラスアルファするためのコツを三つ解説しますので、ぜひこちらも取り入れながらおむつ替えをしてみてくださいね。
タイミングを認識する
おむつ替えの基本は、「汚れたら替える」ということです。赤ちゃんがおしっこやうんちをした後に替えるのが理想的なタイミングですが、そのタイミングで替えられない場合は授乳の後など、ママごとにタイミングを決めても良いですね。
- 新生児:1日に10~13回
- 生後3か月:8~10回
- 生後6か月:8回
おむつ替えの平均回数はこちらのとおりです。月齢とともに少しずつ回数は減るので、タイミングをはかるための参考にしてくださいね。
赤ちゃんの健康を把握する
おむつ替えはママにとって、赤ちゃんの健康状態を知るための絶好のチャンスでもあります。おしっこの量やうんちのかたさ、色などをよく観察すれば、赤ちゃんが元気かどうか判断できるのです。
もしおしっこやうんちの量や色がいつもと違い、赤ちゃんのご機嫌や体温、ミルクの飲み方も変わっていたなら、かかりつけの小児科に相談されることをおすすめします。おむつ替えを赤ちゃんの健康状態をいち早く知るための機会として意識してくださいね。
話しかけて発達を促す
おむつ替えは赤ちゃんに対して必要なお世話の一つですが、大切なスキンシップの一つでもありますよ。おむつ替えのときにママが話しかけてあげると、ママの愛情を感じられて、赤ちゃんにとっておむつ替えが楽しみの一つになるかもしれませんね。
赤ちゃんがママの声に反応してくれることもありますし、言葉がけをすることで自然とさまざまな言葉が記憶され、言語発達が促されることもあるでしょう。
おむつ替えのイヤイヤ、いつまでも続きません
おむつ替えを嫌がる赤ちゃんへの対処法や、おむつ替えのコツについて解説してきましたが、おむつ替えの「イヤイヤ」はいつまでも続くわけではありません。この記事で紹介した内容を今日から実践していただければ、「イヤイヤ」がさらに早く収まるかもしれませんね。
おむつ替えをするときは赤ちゃんの気持ちになり、快適な温度にしてあげたり、赤ちゃんを楽しませてあげられる工夫をすると良いでしょう。特別なおもちゃを用意してあげたり、ママが笑顔で話しかけたりしてあげるのも赤ちゃんの機嫌をとるのに良い方法なのでぜひ試してみてくださいね。