保育園ではトイトレが進んでいるのに、家ではおむつ…
2歳前後になると、保育園によっては園でのトイレトレーニング(以下トイトレ)を始めることがあります。始めどきがつかみにくいトイトレを園で始めてくれるのは助かりますよね。
一方で、保育園でトイトレが進んでも、家ではおむつが外れない…と悩むママも。ママリにもこのような投稿が寄せられています。
まだオムツです(泣)
保育園ではトイトレ用パンツをはいて
何度か成功してるみたいなんですが
家では「トイレ行こう」って言うと
「行かない!出ない!」と言われます(泣)
もう3歳になるし焦ってます(泣)
何かコツなどありますか??
園では順調にトイトレが進んでいるのに、家ではトイレに行くことすら拒否…。このような状況では、家庭でのおむつは外せませんよね。
また、2歳から3歳ごろでは周りの子がだんだんとパンツに切り替わる時期でもあり、周囲の様子を見て焦ってしまう方もいるかもしれません。
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000202211.pdf,2021年5月25日最終閲覧)
- 浜松市「子育て情報サイト ぴっぴ」(https://www.hamamatsu-pippi.net/shiritai/ichioshi/interview/docs/2018070200075/,2021年5月25日最終閲覧)
おむつ・トイトレについての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
2歳児はイヤイヤ期でもある
2歳児はイヤイヤ期の真っ只中でもありますよね。そのため、ママパパは、子どもが思うように行動してくれないこともあり、どうしても焦る気持ちがあると思います。
子どもなりのペースがあることを感じて、ゆったりとした気持ちを持ちながら、無理強いをせずに進めていきましょう。例えば、トイレに行けたらOK、座れたらOKなどとハードルを低くして取り組むと良いでしょう。徐々にできることを増やしていき、気長に取り組んでみてくださいね。
自分で決めさせるのも手
自我が芽生えてくるころなので、トイトレに関する行動について、子どもに決めさせるのも手です。
例えば、ママパパが子どもに「食事の前にいく?」「後にいく?」「パンツはどれを履く?」などと質問して、子ども自身がトイレに行くタイミングを選ぶとやる気が出る可能性もあります。
また、ゲームのような要素を取り入れたり、他の子がオムツを卒業しているのを見たりするなど、自発的にできるようになりたいと思わせるのも良い方法です。
- 浜松市「子育て情報サイト ぴっぴ」(https://www.hamamatsu-pippi.net/blog/hint/kenkou/3575.html,2023年12月28日最終閲覧)
家庭でのトイトレの進め方は?先輩ママの声
ここからは、保育園児の自宅でのトイトレが進まないときの対応について、先輩ママたちの声をご紹介します。わが子にも合いそうな方法があれば試してみてくださいね。
トイレに楽しみを用意する
自宅でのトイトレの第一歩として、トイレに楽しみを用意するというアイデアです。こちらのママの場合は新幹線ですが、子どもの興味関心に応じて用意してみるとよいでしょう。どうせトイレに行くならば、いやいやではなく、前向きな気持ちで行けるとよいですよね。
楽しんでトイレに行き、排泄できるようになるまでは、無理にパンツに切り替えずおむつをはかせてもOK。その方が大人がお漏らしを片付けるストレスを抱えず、長い目で見守れそうですね。
時間を決めて連れて行く
朝起きてからと夜寝る前にトレーニングするなど、毎日決まった時間にトイレに行ってみる方法です。習慣的にトイトレに取り組むことで、子どもが生活リズムをつかみ、「この時間はトイレをする時間だ」と感覚的に覚えることができますね。
また、保育園でのトイトレが日々決まった時間に行われているのであれば、自宅でも保育園の時間にあわせてトレーニングを実施する方法もありますね。あくまでも子どもに無理強いはせず、気持ちに寄り添いながら進めていきましょう。
お気に入りのパンツを履かせる
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お気に入りのキャラクターがデザインされたパンツで、トイトレへのやる気を出させるという声もありました。
「トイレに行かないとだめ」と言われるよりも、子どもが自分から「パンツを濡らしたくない」と考えるほうが、トイレに行こうという気持ちにつながりそうですね。
お漏らしをしてもできるだけ床を汚さないよう、布が何層かに重なった「トレーニングパンツ」を使うとよいかもしれません。
大人のトイレについていくことからスタート
それをしていると長男もトイレでしたいと言い出したのでトイレに座らせ、少しでも出たらハイタッチして大袈裟に褒めてました!その後失敗しなくなったらパンツ履かせました😊
子ども自身がトイレに行くことに抵抗があるなら、まずは大人がトイレにいくときについていくことから始めてもOK。そのうちに子どもがトイレで排泄することに前向きになれるかもしれません。
子どもがやる気を出すまではパンツを履かせずおむつで過ごすようにすれば、親もお漏らしにヒヤヒヤせず、のんびりと待てそうですね。
タイミングを見てトイレに座らせつつ、家庭ではおむつ
でなくて当たり前と思ってとりあえず座らせてたくらいです⭐️
そのうち自分でおしっこしたいって言うようになり、ウンチもしたいって言うようになり…
先生がそろそろ園にも朝から布パンツで来てくれていいですよって言ってきたら保育園は布パンツ、休みの日や夜は漏らしたら嫌だからオムツでした😂
夜もオムツにすることがなくなって使っているオムツがなくなった時点で布パンツだけにしました⭐️
保育園でのトレーニングが進んでも、家庭では基本的におむつを履かせていたという声です。
家庭でのトイトレでは「出なくて当たり前」という考え方で、便座に座らせるのみだったといいます。トイレに行くことに抵抗がなくなったら、まずは座るだけから始めてみるとよいかもしれませんね。
「保育園と同じようにトイトレを進めなくては」と焦ると、大人にとって負担になります。このママのように、保育園ではパンツでも、自宅では失敗がなくなるまでおむつでいいと考えておくと、気持ちが楽になりそうです。
焦らなくても大丈夫
なかなかトイトレが予定通りに進まず、焦る方もいるかもしれません。しかし、成長には個人差があり、少しずつできるようになることも増えていきますよ。たとえ、今はできないことがあったとしても、ママパパは大らかに構えて、子どものペースに寄り添いながら実践していきましょう。
1人目の方も、子どもがトイレに座っても出ない状況であったそうですよ。子どもの発達を見守りながら、少しずつ前進していきましょう。
先生に相談してお任せするのも手
トイトレが完了したのは4歳過ぎで遅かったんですが、家でトイレ!イヤ!と、お互いストレスが溜まっていたので任せて良かったです🌸
どうしても自宅でのトイトレがうまくいかないときは、保育園の先生にその旨を打ち明けるのも手。無理やり自宅でのトレーニングを進めるよりも、場合によってはいったん保育園にお任せすることでうまくいく例もあるようです。
自宅と保育園では環境が違うため、子どもによっては「どうしても家ではトイレに行きたくない」ということがあるでしょう。子どもが前向きになれるまで待った方が、結果として負担なくおむつを卒業できるかもしれませんね。
焦らない、せかさない。わが子に合わせたトイトレを
保育園ではトイレに行けるのに、家では行けない…そんなときは、親は焦らず、せかさず、子どものやる気に合わせて対応しましょう。
園ではトイレに行けているなら、本来はトイレに行くべきということを理解しているとも考えられます。保育園では頑張っている分、家庭ではつい甘えてしまっている…という子はいるでしょう。
保育園と家、たとえどちらかでもトイレ成功できているなら、トイトレ完了まであと少し。家庭でのトイトレは焦らず、親子ともに負担に感じない程度に見守ってくださいね。