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「金木犀は、日本では勝手に育たない…」だから
秋の花の代表格ともいえる金木犀は中国由来の花で、香りを楽しむことを目的に日本に入ってきたため、日本で見かけるのはほぼ「雄株」と言われています。
甘い香りとオレンジの小さな花が好まれ、生け垣や庭木として植えられている様子を見かける機会もありますよね。日本では自生をしない金木犀について、小学6年生の女の子があることをつぶやいたそうです。
その言葉を、今回の投稿者わかめさんが紹介しました。心が洗われるようなその言葉とは?
6年生の女の子が『金木犀を見つけると胸がドキドキする』と呟いた。理由を聞くと『金木犀は、日本では勝手に育たないんです。必ずそこには金木犀が好きだった“人”がいないと。だから何十年も前に私と同じ思いで“ここ”で生活していた人がいたと思うと。なんか嬉しいんです』と返答。凄く深く心に残った ※1
雌株と雄株があれば金木が犀増えますが、日本にあるのはほぼ雄株。残念ながら金木犀が日本で自力で増えるのは難しいことです。ただ、だからこそ、今回のような視点を見つけられ・感じることができるのは間違いないでしょう。
この投稿には「その発見が素晴らしい」「これを小学生の感性で言葉にできるのはすごいな。」「感性と知識、想いを素直な言葉にできる教養。無くさずに成長してほしいですね」といったリプライがついていました。
そこにあるものを「ただのもの」として見るのではなく、その裏側にあったであろう誰かの気持ちを想像するというのはすばらしいですね。彼女の視点のやわらかさに心が温かくなる、そんな投稿でした。
- 公益財団法人京都市都市緑化協会「花とみどりの相談所だよりQ&A」(https://www.kyoto-ga.jp/greenery/soudan/field/field004/qa_000311.html,2024年11月12日最終閲覧)
- 公益社団法人 日本薬学会「キンモクセイ」(https://www.pharm.or.jp/flowers/post_31.html,2024年11月12日最終閲覧)