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「私、誰かを傷つけてないよね?」加害恐怖で動悸が止まらない

結婚後に強迫性障害を発症した、ねむりひつじさん。ねむりひつじさんは強迫性障害によって、仕事を辞めることに…。家族の理解や病院でのアドバイスなどを支えに、障害を自分の中で受け入れるまでのお話を描いています。ねむりひつじ(@_sleep_sheep_)さんの体験談、第2話をごらんください。

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🔴【1話から読む】バラ色の新婚期「まさか私が…」幸せの陰に潜む強迫性障害のサイン

かつては、ひとごとだと思っていた「強迫性障害」。ところが、結婚を機に、ねむりひつじさんは「この幸せが続かなかったらどうしよう」と、さまざまな不安を抱えるようになります。

そして、その不安な気持ちをコントロールできなくなっていくのでした。

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ねむりひつじさんは、仕事で「ミスをしてしまったのでは」という不安にかられたり、「体調が悪くないか」など、夫に確認をしたりするようになっていきます。こうした、巻き込み型の強迫行為のほか、自分が「誰かを傷つけてしまうのではないか」…という、「加害恐怖」にもおそわれるように…。

出典元:

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駐車した車について、ふと、「となりの車にぶつけていないよね」と不安にかられた、ねむりひつじさん。もちろん、「ぶつけていない」とわかっています。ですが、自分の意思に反して、その不安は頭の中をうめつくしてしまうほど広がっていきます。

さらに、ぶつけていないことを確認したにもかかわらず、帰宅後もその不安は消えません…。ついには動悸までしてきた、ねむりひつじさん、いても立ってもいられず、家を飛び出します。

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ねむりひつじさんは、わき起こる不安をコントロールできず、ついに「動悸」という形で、心身に影響が出始めます…。

夫に話したものの、夫は「気にしすぎ」と言い、誰も「強迫性障害」だとは思いもよりませんでした。しかし、思い返すと、このころ、ねむりひつじさんは職場でストレスを抱えていたといいます。

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【全話まとめて読む】
強迫性障害を受け入れるまで

甘えではない…「強迫性障害」という心の状態

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「この幸せが、いつか壊れてしまうのではないか」―そんな漠然とした不安から、ねむりひつじさんの「強迫性障害」は始まりました。

強迫性障害は、強い不安やこだわりによって、生活に支障をきたす病気です。自分の意思に反して浮かんでくる不安や、「こうしなければ」という思考にしばられ、気持ちも行動も追い詰められていきます。ねむりひつじさんは働くことが難しくなり、仕事を手放すという決断をせざるを得ませんでした。

子育てが始まり、日々の忙しさに紛れて症状が落ち着いていた時期もありましたが、ある出来事をきっかけに、再び強迫観念におそわれます。そして、発症から12年がたったある日、ようやく医師のもとを訪れます。これまで、症状を「繊細な性格」「ちょっとした心配性」と受け止めていた夫も、診察を通じてそれが病気であることを理解し、少しずつ支え方も変わっていきました。

強迫性障害は、性格や意志の弱さとは無関係です。誰にでも起こりうるものであり、適切な治療と周囲の理解が何より大切です。「つらい」と感じる気持ちを無視せず、抱えている思いに目を向けることの大切さ、そして、家族と一緒に病気と向き合っていく姿勢を優しく丁寧に教えてくれる作品です。

出典元:

ねむりひつじ@子育て絵日記(@_sleep_sheep_)さんのインスタグラム

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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