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🔴【1話から読む】バラ色の新婚期「まさか私が…」幸せの陰に潜む強迫性障害のサイン
かつては、ひとごとだと思っていた「強迫性障害」。ところが、結婚を機に、ねむりひつじさんは「この幸せが続かなかったらどうしよう」と、さまざまな不安を抱えるようになります。
そして、その不安な気持ちをコントロールできなくなっていくのでした。
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ねむりひつじさんは、仕事で「ミスをしてしまったのでは」という不安にかられたり、「体調が悪くないか」など、夫に確認をしたりするようになっていきます。こうした、巻き込み型の強迫行為のほか、自分が「誰かを傷つけてしまうのではないか」…という、「加害恐怖」にもおそわれるように…。
- 田町三田こころみクリニック「強迫性障害」(https://cocoromi-mental.jp/service/psychiatry/disorder/obsessive/,2025年6月3日最終閲覧)
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駐車した車について、ふと、「となりの車にぶつけていないよね」と不安にかられた、ねむりひつじさん。もちろん、「ぶつけていない」とわかっています。ですが、自分の意思に反して、その不安は頭の中をうめつくしてしまうほど広がっていきます。
さらに、ぶつけていないことを確認したにもかかわらず、帰宅後もその不安は消えません…。ついには動悸までしてきた、ねむりひつじさん、いても立ってもいられず、家を飛び出します。
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ねむりひつじさんは、わき起こる不安をコントロールできず、ついに「動悸」という形で、心身に影響が出始めます…。
夫に話したものの、夫は「気にしすぎ」と言い、誰も「強迫性障害」だとは思いもよりませんでした。しかし、思い返すと、このころ、ねむりひつじさんは職場でストレスを抱えていたといいます。
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甘えではない…「強迫性障害」という心の状態
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「この幸せが、いつか壊れてしまうのではないか」―そんな漠然とした不安から、ねむりひつじさんの「強迫性障害」は始まりました。
強迫性障害は、強い不安やこだわりによって、生活に支障をきたす病気です。自分の意思に反して浮かんでくる不安や、「こうしなければ」という思考にしばられ、気持ちも行動も追い詰められていきます。ねむりひつじさんは働くことが難しくなり、仕事を手放すという決断をせざるを得ませんでした。
子育てが始まり、日々の忙しさに紛れて症状が落ち着いていた時期もありましたが、ある出来事をきっかけに、再び強迫観念におそわれます。そして、発症から12年がたったある日、ようやく医師のもとを訪れます。これまで、症状を「繊細な性格」「ちょっとした心配性」と受け止めていた夫も、診察を通じてそれが病気であることを理解し、少しずつ支え方も変わっていきました。
強迫性障害は、性格や意志の弱さとは無関係です。誰にでも起こりうるものであり、適切な治療と周囲の理解が何より大切です。「つらい」と感じる気持ちを無視せず、抱えている思いに目を向けることの大切さ、そして、家族と一緒に病気と向き合っていく姿勢を優しく丁寧に教えてくれる作品です。
- 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所「「知ることから始めよう こころの情報サイト」」強迫性障害(https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=MiyHEH6ZUZDxDeYX,2025年4月14日最終閲覧)
- 武蔵小杉こころみクリニック 内科・心療内科・精神科「強迫性障害」(https://www.musashikosugi-cocoromi-cl.jp/service/psychiatry/disorder/obsessive/,2025年6月3日最終閲覧)
ねむりひつじ@子育て絵日記(@_sleep_sheep_)さんのインスタグラム
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