疲れとストレスがたまり、気持ちもどんよりとしたまま迎えたスポ少の練習日。そんな中、もっつんさんは、唯一仲良くなれそうだと思っていたママが離婚して引っ越してしまったと聞き、大きなショックを受けます。
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以前は親しく話していたのに、ゴールデンウイークの練習試合では突然無視してきた大谷さん。最近練習にも来ていなくて、真相がわからないままでしたが、離婚と引っ越しをしていたそうです。
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大谷さんを心配するもっつんさんをよそに、同級生ママたちは噂話を続けます。大谷さんの息子は部長の孫なので、無理やり入部させられていたのだそう。
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ゴールデンウイークの練習試合でみかけた、チームを立ち上げたという部長は、大谷さんの義父にあたる人のようです。急にもっつんさんを無視したのは、義父がいる場で「同居の愚痴」を話すわけにはいかなかったからなのですね。
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大谷さんの離婚話を、笑いながら楽しそうにしている同級生ママたち。もっつんさんは、「なんか嫌だな」と心が沈んでしまいます。
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チーム内で話題になっていたのはチームメイトの離婚の噂。
それも、スポ少部長の嫁で、無理やり野球をやらされていたという背景を知り、もっつんさんは驚きを隠せませんでした。
人の不幸話を面白がるような雰囲気に、離婚経験のあるもっつんさんは強い違和感と嫌悪感を覚えました。
🔴【次話を読む】もう我慢しない。逃げる勇気を持った日|スポ少を辞めた本当の理由#26
ストレスを1人で抱えて頑張りすぎないで!
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このお話の主人公・もっつんさんは、「野球がやりたい!」という息子の気持ちを大切にして、勢いのままスポーツ少年団の野球チームに入団させました。ところが、いざ始めてみると想像以上の大変さに直面します。お茶当番や送迎、応援に加えて、保護者同士の付き合いにも気を配る毎日。気づけば、もっつんさんの中には疲れやストレスが少しずつ積もっていきました。
一方、息子は発達障害による困りごとを抱えながらも、野球が大好きで、毎週の練習を心から楽しみにしている様子。その姿を見るたびに、「この子の好きな気持ちを大切にしてあげたい」と思わずにはいられなかったもっつんさんは、自分に言い聞かせながら野球を続けさせました。
子どもが何かに一生懸命になる姿を見ると、つい「応援しなくちゃ」「ちゃんと支えてあげなくちゃ」と思ってしまいますよね。でも、親が頑張りすぎて疲れてしまっては、本当に大切なことが見えなくなってしまうこともあります。ママだってひとりの人間です。無理を重ねれば、体にも心にも不調は出てしまいます。
子育ては、親子で一緒に成長していくもの。完璧なママじゃなくても大丈夫。うまく手を抜いたり、周りに頼ったりしながら、「ちょうどいい距離感」で寄り添うことが、親にとっても子どもにとっても大切なのかもしれませんね。
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