©makosh.4
わが子の誕生と、お父さまの急逝がいっぺんにおとずれ、「出産のサポートをしなければ」「ちょっと横になりたい」「泣きたい」と、さまざまな気持ちが入り乱れるmakoshさん。しかし、陣痛は容赦なく奥さまを襲い、休む間もなく「いきみ逃がし」は続きます。
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実家では、悲しむ暇もなく葬儀の準備が進んでいます。makoshさんは「自分も、今は出産のサポートをしよう」と、気持ちを切り替えようとします。
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「でも休みたい」「気を取り直せ」いろいろな感情が交錯します。「親が亡くなるのは自然の摂理!」と自分に言い聞かせますが、心中は複雑なままです。
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もしかしたら、奥さまから「帰っていいよ」と言ってもらえるのでは?と妄想しますが…。
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奥さまも必死で、そういうわけにはいきません。休む間もなく続く、全力のいきみ逃がし。
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昨夜親を亡くした自分を、多少いたわってほしいと思うmakoshさんでしたが、奥さまも余裕はありません。落ち着いて、今に集中しようとします。
🔴【続きを読む】「無理…手が取れる」出産サポートが長丁場すぎてパパギブ寸前
出産は十人十色
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第一子誕生の前日にお父さまを亡くされた、著者・makoshさんが、悲しむ間もなく立ち会い出産に挑む様子を描いた『ハードな立ち会い出産』。
立ち会い出産は、ただの見学ではなく、出産するママへのサポートが必要です。makoshさんは、コンディションが万全でない中、21時間にも及ぶ「いきみ逃がし」に奮闘し、無事長男が誕生しました。しかし、後日奥さまから「あのとき、態度が悪かった」と予想外の言葉をかけられます。
立ち会い出産は、ママの不安や緊張を取り除くのに有効ですが、一方だけの意見だけを押し付けてしまうと、後々しこりが残ってしまうことも。事前に「できること・できないこと」を話し合い、自分たちにぴったりの出産の形を見つけておけるといいですね。また、出産には予期せぬできごとがつきもの。理想どおりに進まない可能性があることも、心にとめておきましょう。
壮絶な立ち会い出産から、あっという間に時は流れ、わが子の成長を実感したmakoshさんは、「今」を楽しもうと誓います。子どもの数だけ、物語がある出産。ママと赤ちゃんが注目を集めがちですが、見えにくいところで頑張っている、パパの本音を知ることができる作品です。
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